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エピローグ

皆さん、ご無沙汰しております。
前回の投稿から1年半ぶりですが、今回はその後の娘の歩みと現在の状況についてご報告。
そして、このシリーズに幕を閉じたいと思います。

まず前回の投稿は、コチラ↓
(かなり久しぶりなので、読み返したい方はどうぞ☆)

あれから1年半。。。

2023年4月

無事に通信制の高校を卒業し、就職先も決まり、娘も晴れて社会人。
何だかまだ信じられないですが、時々しんどいと休みがちになったりしながらも、一生懸命働いています。

職場自体が突発的な休みや半休取得にも寛容な様子で、娘自身も学生時代とは異なり、
「何だかよく分からないけど、行かなきゃいけない」
という状態から、
・出勤すれば仕事があって、そこにはちゃんと自分の役割がある
・休日日数も含めて、自分で管理が必要
という状況の方が、”行く意味”を見出せてるように思います。

個人的にはこういった状況からも、学校は社会に出る為の練習だ!
だから、嫌でも無理していかなきゃいけない!!
なんて、本当に馬鹿げていると思う。
とっくの昔に社会はどんどん変わって行っているのに、学校だけが旧体質のまま、その大義名分を掲げて運営されているように思えて仕方ない。

いずれにせよ、娘は私が思っていた以上にしっかりしているし、成長しているんだと、日々実感しています。

2024年1月

それまで
「いつかは・・・」
と話していた、彼との同棲。

色んなタイミングが重なり、とんとん拍子に話が進んで、あっという間に家を出ていく日になりました。

同棲については、これまでも何度か話には挙がっていて、その度に私は
「全然いいよ。
ただ、決めて出ていくからには1年間は帰って来るなよ!
(簡単に同棲解消するなよ)」
と、伝えていました。

条件は、ただそれだけ。

結婚するかどうかも分からない彼との同棲。
「万が一、子どもが出来たらどうするの??」
「一人暮らしと言って出ていくのは許すけど、同棲はちょっと…」
等、周りのママ友にもびっくりされる事が多いのですが、私自身はなぜ驚かれるのかが分からないのです。

自分の娘が、誰と、どこで、どう過ごすかは、娘自身が決める事。
娘(子ども)が決めた事に、反対しない。
それは、私が子育てをする上で最も大事な価値観として、自分自身の心の中で決めていた事なのかもしれません。

卒業

そして、この同棲に向けて家を出る日。
娘が私に渡してくれた、手紙。

これは娘から私へ、”私の子育て”に対するアンサー。
私にとっては、『母親としての卒業証書』をもらったようにも思えました。

この世に産まれおちてから19年
ほんまにありがとう。
何回も生きるのがイヤになったり、家がイヤになったり、
学校がイヤになったり、万年イヤイヤ期で困らせまくったね。
自分を傷つけてみたり、家族に悪態ついたり、
パパと話さなくなったり、ベッドから出なくなったり、
レタスしか食べなくなったり(笑)
色々なことあったけど、何回も母親として
出来れば経験したくなかったようなこともさせてしまったね。
生きたくないと本気で思った日もあったけど、今なら言える。
胸張って。 生んでくれてありがとう。
どんなに最低なことをしても、母として、娘として、人間として
接してくれて、諦めず体当たりしてくれてありがとう。
まっすぐではなくとも、まがりながらもしっかり生きて来れたのは、
紛れもなくママの愛のおかげです♡
家出てからも、ポンコツであわただしい娘やけど
元気で幸せに生きます!
表に出ず裏でいきようとした私に手を差し伸べてくれて
ありがとう。
ほんまにいっぱいありがとう。

○○(息子)&パパ&○○(ペット)と仲良くね☆
定期的に荒らしに来るね(笑)

パパと出会って結ばれて、○○(娘)と○○(息子)を家族に迎え入れて
くれてありがとう。

娘の手紙全文(本人に許可をもらって載せています)

この手紙を読む前に、私から娘にあてて送った言葉は、
『ママを”お母さん”にしてくれて、ありがとう。
2人で幸せに暮らしてね♡』

月並みですが、育児は”育自”
あらゆる手段で私を母親として、人として、成長させてくれたように思います。
今となってはこれまでの出来事すべてが、私に考えさせ、成長するきっかけを与えてくれていたんだ、と。

娘との時間はツラい時期もたくさんありましたが、そのどれもがかけがえのない時間で、私にとってはその全てが宝物です。

この不登校マガジンの中に書いた一文。

コソコソと日陰の方へ行く娘を、明るく陽の当たる場所へと連れて行き
「恥ずかしげや後ろめたさなんて、なくて良い!
あなたも堂々と、胸を張って進んで良いんだよ!!」

と、伝え続けたい。

「え?私もそっち側を歩いて良いの?!」
と思ってもらえたら、しめたもの。

陽の当たる場所を、娘が私の後を追うように…ではなく、自分自身で選んで歩き出した時、私の母親としての役目はひと段落。

今はそんな風に考えている。

不登校について⑫~自傷行為(3)~より引用

娘の最初の自傷行為に気づいてから、4年半。
ようやくここまでたどり着くことが出来たのかと、このマガジンを振り返って今、改めて感じています。

最後に

これまで娘に起こった不登校にまつわる出来事について、文字起こしをしてきました。
気持ちを整理しながら少しずつ書いているのでまとまりのない文章もあったかもしれませんが、ここまでご愛読頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

【不登校マガジン】はこれで終了しますが、私はこれからも娘や息子、主人と一緒に自分のキャリア(=人生)を模索しながら進んでいきます。
私自身の学びや気づきは、引き続きnote内で綴っていく予定です。

もしお子さまの不登校や自傷行為に悩まれている方、またそのような方に関わって支援されている方がいらっしゃっいましたら、お気軽にメッセージを下さい。
私と娘の経験を踏まえて相談に乗ったり、当事者の気持ちをお伝えできれば幸いです。

頂いたサポートは、フリーランスとしての活動資金や自己研鑽、それから時々娘と美味しい物を食べに行ったりしたいです❣ 私が得た情報と経験は、こちらのnoteで記事にして還元していきます。