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読書の記録

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読書感想文を書く気になった本について。
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2022年8月の記事一覧

[読書の記録]菊地成孔・大谷能生『東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録…

 人知れず『東京大学のアルバートアイラー』を読了した。 ※私が、ジャズ研に所属する大学生…

KOI
1年前
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[読書の記録] 松谷創一郎『ギャルと不思議ちゃん論 』(2012-11-08読了)

「女子の時代!」といい、なんか最近、女子文化風俗研究関連の面白い新刊によく出あいます。(…

KOI
1年前
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[読書の記録]山内マリコ『アズミハルコは行方不明』(2014-05-01読了)

『アズミ・ハルコは行方不明』山内マリコ(2013) 山内マリコさんの最新作である(※この感想…

KOI
1年前
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[読書の記録] 水野敬也『スパルタ婚活塾』(2014-08-06読了)

水野敬也氏の著作群は現代の恋愛理論を語るうえで欠かせないだけでなく、対人コミュニケーショ…

KOI
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[読書の記録]ニクラス・ルーマン「情熱としての愛」(2013-08-01読了)

 好きな人の条件を30個あげると結婚できるときいた。 「こいつとはずっと一緒にいたってもい…

KOI
1年前
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[読書の記録]山崎まどか・長谷川町蔵「ヤング・アダルトUSA」(2015-10-10読了)

 長谷川町蔵さんと山崎まどかさんによる新著、ヤング・アダルトUSA(DU BOOKS 2015年)を読…

KOI
1年前
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[読書の記録]宇野維正「1998年の宇多田ヒカル」(2016-01-26読了)

 音楽ライター宇野維正氏の著作『1998年の宇多田ヒカル』(2016)を読んだ。  宇多田ヒカル、椎名林檎、aiko、浜崎あゆみが登場した1998年はJポップにとって重要な年でCDの生産量も我が国最高を記録していた。  中でも宇多田のファーストアルバムは現在までに1000万枚のセールスを記録した歴史的な年である。この年を境に、CDの売上は右肩下がりになっていき、現在に至る。というわけで1998年は日本の商業音楽史におけるターニングポイントの年だった!という内容の本である。

[読書の記録]宇野重規『民主主義のつくり方』(2014-03-25読了)

宇野重規『民主主義のつくりかた』(筑摩書房 2013) 著者よりご恵送いただいた(←自慢  …

KOI
1年前
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[読書の記録]二村ヒトシ『恋とセックスで幸せになる秘密』(2013-09-08読了)

モテない男が読むべき書籍No.1、『すべてはモテるためである』の著者で、AV監督の二村ヒトシ氏…

KOI
1年前
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[読書の記録]ミケーレ・ボルドレン&デヴィッド・K・レヴァイン『反知的独占』(2013-…

 同僚に借りて読んだ。 『<反>知的独占』ミケーレ・ボルドレン&デヴィッド・K・レヴァイ…

KOI
1年前

[読書の記録] 湯之上隆『日本型モノづくりの敗北』(2014-01-10読了)

湯之上隆『日本型モノづくりの敗北 零戦・半導体・テレビ』(文春新書)  池田信夫が書評を…

KOI
1年前
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[読書の記録] プラトン『国家』(2013-03-08読了)

 私は、コミュ力つけたいんだったらセックスしろという所謂宮台テーゼと、それに対する「恋愛…

KOI
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[読書の記録]大和田俊之『アメリカ音楽史』(2016-02-29読了)

 大和田俊之先生の2011年作『アメリカ音楽史 ~ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホ…

KOI
1年前
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[読書の記録]酒井順子『オリーブの罠』(2016-02-22読了)

 ライター酒井順子さんの2014年著『オリーブの罠』(講談社現代新書)を読んだ。  山崎まどかさんの手になる『オリーブ少女ライフ』が私小説/エッセイ風味だったのに対し、客観的に言説分析をしていく比較的アカデミック寄りの内容だったように思う。  サーフ⇒リセエンヌ礼賛⇒リセ/付属校カルチャー啓蒙 という、全盛期オリーブのコンテンツの変遷が良く分かったし、タイトルにもなっている「オリーブの罠」というのは、「モテの放棄」だったのだという結論にも納得がいった。  ツッパリカルチ