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衰えるということ

子どもの頃、なんで親は速い曲のリズムが取れないんだろう?と思っていた。当時流行っていた、GReeeeNのキセキを全く正しく歌えていなかったのだ。

こんな簡単なことなのに…と子どもながらに思っていたが、今、アラサーにして同じ症状が出つつある(笑)。最近の曲に早口の傾向があるとはいえ、音楽好きの私にとっては由々しき事態だ。

人は必ず老いる。経験値は増えても、筋力や能力は基本的に落ちていく。頭では若い頃のように動けると描けても、その通り動けることは、ほぼないのだ。

その事実を、最近になって受け入れつつある。自分が凡人であり、どちらかというと器用貧乏で突出したものが無く、特に個性もない人間であるということ。そして、その普通の能力ですら衰えつつあること。

良く考えれば、私の記憶にある親は今の私より年上なのだ。昔はできていたであろう色んなことができなくても、当然なのかもしれない。

一説によると、年を取れば取るほど親に似てくるという。つまり、遺伝には逆らえないということだ。

もちろん、一説に過ぎないので実際は分からない。ただ、その可能性が高いということを意識することは、私にとって意味のあることだと思った。

私は、父親から自己愛性パーソナリティ障害の欠片を受け継いでいる可能性があるので、いつも「父親のようにはならない」という強い決意のもと生きていくのが良い気がする。

父親とは違う女性であることや、育てられた環境によって周りに迷惑をかけない程には抑えられているとは思うが、頭の中の思考にはやはりその片鱗を感じることがあるので、常に自分を律する気持ちで、少しでもなりたい自分に近づけるように精進していきたい。

年をとると、我慢や客観視というのがしづらくなっていく気がする。私は、自分の為に、子どもの為に、夫の為に、常に自分を更新していきたい。







今日はこの辺で。
おやすみなさい。また、あした。

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