海の写真を眺めるだけのグリーンエクササイズ
こん詰めて仕事をしている時、ふと頭をもたげて窓の外を眺めてみる。
眩しい光に照らされたグリーンの葉が目に飛び込む。
すうっーと高ぶった気持ちがほぐれてくる。
ガチガチに固まった体も緊張が解けてきたような。
そんな経験をしたことがありませんか?
これ、気のせいではなく科学的にも、グリーンエクササイズという、自然の効用として数々の大学や研究機関(エセックス大など)の調査データで証明されてます。
しかも、例えスクリーン越しでも5分ほど自然を見るとよいとか。
これは使わない手はありませんよね。
海もまた自然の1つということで、淡路島旅行時の海の写真をアップして,グリーンエクササイズを狙う作戦開始!
なぜ海なのか?
それは,琉球大学のウェルネス研究分野のレポートに詳しいです。
琉球大学大学院ウェルネス研究分野の医学博士荒川雅志教授によりますと,海水等の利用は海洋療法と呼ばれ,研究発展の途上であるけれども,科学的データもそろって来たようです。
荒川教授の研究の成果として,
◎高齢者の日常生活体力(ADL)機能向上
◎睡眠の質的改善効果
◎メタボリック関連指標の改善効果
◎精神安定作用
◎ストレス軽減の効果
◎不定愁訴の改善
これらに一定の成果があった,との記載があります。
注目すべきところは,ただ海を眺めているだけでもリラックスするかの検証も行ったそうで
◎リラックスを示すα脳波の出現具合を指標にすると,色鮮やかな美しい海を眺めていたグループの方が有意にα波成分が多く検出された
◎美しい海の景観を眺めるだけでも血圧の低下や脳活動が鎮静化する作用をもたらすことは他の研究チームでも報告されている
ということは,
◎海を眺めているだけで,リラックスし,血圧が低下し,脳活動が静まる
前述したように,スクリーンでも十分効果がありそうです。
淡路島の美しいブルーオーシャンの写真をスクリーンで見ると,グリーンエクササイズ(自然の中での活動がエクササイズとなる)効果が高まりそう。
ということで,淡路島の海の写真を特大サイズで,ずらずらッと並べますよ。
準備はいいですか?
はい,これ。
はい,次。
はい,次。
はい,次。
はい,次。
終了!
と,心理テストの「クレペリン検査」(ひたすら数字を足し算してゆき,作業処理能力を測るテスト)のかけ声をのせてみました。
ロイヤー夫人(わたし)が通った高校では,毎年,クレペリン検査があって,作業量を否が応でも自覚させられました。
だもので,臨床心理士として,クレペリン検査の検査オーダーを初めてもらった時でも,妙にやりなれた感がありました。
心理検査で脳に負荷がかかった後は,海の写真を眺めるとよさそうですね。
仕事のデスクに海の写真を貼ったり,スクリーンに海の写真でもよさそう。
延々と波の動画を眺めているだけでも,癒されますよね。
※淡路島スクリーンリトリートとして,ゆるっとブログに書いています。
論文や所見書き、心理面接にまみれているカシ丸の言葉の力で、読んだ人をほっとエンパワメントできたら嬉しく思います。