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60%以上の転職希望者は緊急事態宣言以降も活動中!あなたは先延ばしでも大丈夫?

緊急事態宣言により政府の要請もあり、週末やゴールデンウィークは家にとどまろう(Stay Home)運動が活発化しています。

この時期は本を読むなどスキルを蓄えたり、自分を見つめ直す時間に当てようと思っている方はそれで良いと思います。日々忙しい毎日に忙殺されている方にとっては人生の中で貴重な時間になると思います。

一方で「自粛だから」と盲目的に何もしないで過ごしている方にとっては、厳しい現実をお伝えしないといけません。先を見据えて活動をしている人が多いという事実があります。

▶事実60%以上の人は転職活動を継続している

株式会社学情が緊急事態宣言後に実施した調査(2020年4月実施)があります。
株式会社学情が運営する転職活動支援サイトに登録している1,126名が回答したWeb調査では「緊急事態宣言を受け、転職における意識が変化した点」と言う質問に対し、「テレワーク等の環境の有無も確認するようになった」転職希望者が最多の40.0%と言う結果がでました。

多くの転職希望者が、雇用環境や働く環境の変化へ柔軟に対応できる企業を選びたいと言うニーズが高まっていることを示唆しています。

またこの調査では「このタイミングでの転職活動を 休止しようと思いましたか?」と言う質問を離職者と在職者別に調査しています。

その結果、離職者の65.8%、在職者でも55.8%が「いいえ」と答えました

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株式会社学情の調査結果(2020年4月)

全体の60%以上の方が転職活動の継続を決め、今も活動をしているというのが事実のようです。

この調査は基本的に第二新卒を対象に行われているものです。しかし、私の会社でも面談数は減っていません。半数以上の方が転職活動を継続していると言うのは現実だと思います。

▶今も意欲的に募集している企業

一方で企業側も「状況が落ち着くまで静観している企業」と「積極的に採用活動を継続している企業」に二極化しています。

この状況下でも中途採用の募集をしている企業にはどんな共通点があるでしょうか?整理してみると下記のように、3つに分類することが出来ると思います。

1. 慢性的に人手不足の企業
2. この環境であっても業績好調な企業
3. 組織や仕組みに柔軟性がある企業

このうち2と3の企業に、普段から人気の優良企が多いのは言うまでもありません。2と3の企業群の多くは緊急事態宣言の前または同じタイミングで社員の在宅勤務を推奨し、面接もweb面接へ切り替えました。

日頃から在宅勤務などの柔軟な勤務形態を取り入れており、適応範囲の拡大などで柔軟に対応できるだけの強さがあったといえます。

一方で一部の企業でばハンコを押すために出社する社員が居る状況です。仕組みの未整備や面接官のITリテラシー不足を理由に、面接を実施できていない企業もあります。 

人手は不足していて採用したいけど、仕組みがないから採用活動ができない。と言う企業が増えています。企業活動の一部である「採用」についても、有事への対応スピードの違いが如実に現れている良い例だと思います。

今回の緊急事態宣言で、企業の強さ(変化への対応力)と社員や顧客に対する姿勢が浮き彫りになりました

現在の求人状況は、第二新卒などの若手層向けの求人は多くがクローズしている一方で、35歳以上の経験者や即戦力を対象とした採用は活況な状況が続いています。

リーマンショックの際にも企業は即戦力採用を止めなかったこと、緊急事態宣言以前から日本の企業は慢性的な人手不足状態にあったことからこの状態(35歳以上の即戦力採用が続く状態)は継続するものと思われます。

▶あなたの選択は? 静観 or 情報収集

先日面談をさせていただいた方(現職では社長室でグローバル戦略の企画をやられている2人のお子様がいる40代の方)は「企業の姿勢を見極める良い機会」と現在の状況について分析した上で下記のように言われていました。

フレックス制度や在宅勤務制度があると言っていた企業でも、実際に運用できる状況があったかどうかが今回の件で明らかになったので、助かった部分もあります

社会情勢の変化を前向きに捉えて行動している良い例だと思います。

もうひとりの方(50代で国内系メーカーご出身で現在システムインテグレーターでご活躍されている2社経験の方)は「世の中が大きく動きそうな状況と思ったので、情報収集しておくことも重要と思っています」と言われていました。

社会が大きく変わろうとしているときこそ、「情報量とスピードの差」が「成果の差」につながることをよくご存知だからこその発言と思います。転職をすべきかどうかを含めて検討するに当たり、情報だけでも抑えておこうと言う姿勢は非常に良いと思います。

台風が近づいてきたら天気予報で台風の勢力や進路、風の強さや予想雨量を気にして、飲水を用意したりお風呂に水を張ったり、雨戸を閉めたりして備えるのと同じように、今のうちにできる限り情報を揃えておくことをおすすめします

まとめ

今回は、自粛中でも動いている転職市場の動向と、個人の動向についてお伝えしました。メディアの情報だけだと経済活動が止まり全てが動いていないように見える状況下でも、動いている企業があります。また個人に視点を移すと60%以上の方が変わりなく活動をしていると言う事実を紹介しました。

変化の時こそ自らの行動を見直し、情報を収集しておくことが変化に対応するためにの唯一の術になります。情報収集のための面談希望はいつでも歓迎です。是非お声がけください。


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