キャリアはあとからついてくる!?
昔、お世話になった先輩から「お前はできるやつだから、俺みたいな苦労はしないだろう。誰よりも早く来て、誰よりも遅く帰るんだから。今の俺にはできない。気力、体力、知力が揃っていないし、ガタがきているから」と笑いながら話してくれた。
今思いだすと、始業時間前に前日の反省から、先輩たちにうざがられるぐらいいろいろと質問をしたり、仮説を立てて商談のロールプレイングなどいろいろと教えてもらった。
就業時間が終わると候補者の人たちとの面談や連絡など情報交換の時間で、先輩たちにクロージングのやり方、内定承諾をもらうテクニックをいろいろと教えてもらった。
ただ、先輩たちに追いつきたいと思っていたし、早く戦力になろうとして必死だった。わからないことがあれば、「教えてください!」と素直に聞いていた。
それを繰り返していくうちに、共通点が見えてきた。その共通点がわかるとフレームができるようになり、じぶんなりの仮説を立てて、目の前にある仕事に没頭をしていた。そのうちに売上もあがり、社内の信用預金も貯まるようになり、出世の階段を登っていくことになった。
そういう時代があったからこそ、今があると思える。ワークライフバランスとか、休日数とか、離職率やブラック企業を避けるのはいいことだけど、プロにはなれない。
なぜなら、覚悟がないからだ。てっぺんを目指す、あの先輩みたいになりたいと思えるのであれば、今時の言葉をいうことはないだろう。他人が楽しんでいる時間があれば、チャンスが大きくなる。目の前にある仕事を淡々とやり続けることが必要であり、じぶんの教科書を作ることができれば、あとは証明するのみ。
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