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ビジネスプロデューサーが必要な時代

ビジネスプロデューサーといえば

日本人が誰でも知っているビジネスプロデューサーは、
AKBの仕掛人である、秋元康さん。
モー娘。の仕掛人である、つんくさん。
音楽プロデューサーの小室哲哉さん。

なぜ、彼らがビジネスで成功をしたのか。
それは、商品の作り方、マーケティング、宣伝、プロモーションを全部経験していること。

言い換えれば0→1→10→100がわかっている。
0→1は商品の作り方
1→10はマーケティング
10→100は宣伝・プロモーション

すべてを理解していて、監督できるからである。

現在の企業で求められている高付加価値人材はビジネスプロデューサーの要素を兼ね備えている。

プロデューサー視点で仕事ができることであれば、人を巻き込んだり、人に巻き込まれたりするのがうまい。また、信頼関係を築くのも非常にうまい。
人を惹き付けるものをもっている事が多い。

バランス感覚のいい人材であれば、オフェンスにまわるときであれば、徹底して攻める戦略を立てるのがうまい。

ディフェンスになるときは、攻めの戦略を立てていたとしても、撤退するタイミングが非常にうまい。
そのため、傷口が小さくてすむ事もある。

こういうバランス感覚がうまい人は、いろいろなビジネスの場で修羅場をくぐっている。
こういう人材が市場に出てくる事は本当に稀な事である。

また、セルフブランディングという言葉が、ちょっと前に流行った言葉である。
正解のない時代に入ってきた事を理由に、ノマド、フリーランスになる事が正解という時代が訪れている。

私は社内ノマドをすすめている。
ビジネスプロデューサーになれるチャンスがあるから。

会社への信用貯金が圧倒的にあれば、でっかい事業を任せてもらえる。

誰もが知っているようなサービスを手がけたりする事が出来る。
億単位の金を動かして仕事ができる。

プロジェクトも大きなものとなり、それなりの経験が積めるのが魅力。
これほどダイナミックな事なない。

責任は大きいものがあるが、達成感も大きいものである。

フリーランスになると、億単位の金を動かす事はない。
数百万単位で精一杯だろう。

また、クライアントをしっかりと自分のファンにしておかないと、会社を辞めた瞬間に、手のひら返しを食らう。
食いぶちがなくなってしまうリスクは十二分にあるのだから。

有名になった人が最初の半年間は収入がゼロでした。という事を自慢げに話をしているが、事前の準備の甘さがそこにあると思う。

社内ノマドになるという事は、ビジネスプロデューサーになるということ。

では、どうやったらビジネスプロデューサーになれるのだろうか。

ビジネスプロデューサーは枯渇している!?

最近、いろいろな業界の人事、エージェントとの勉強会に参加をしていて、ふっと気付いた事がある。

プロジェクトを横断的にみる事が出来る人材が重宝されていることに気付いていないんだ

企業規模が大きくなればなるほど、仕事は細分化されてしまうものである。
例えば、商品戦略を担当する人がいて、マーケティングをする人がいて、
宣伝PRをする人がいる。チームで動く事はよくある事だが、プロデューサー目線をもっていない。

各部署の専門家ではあるが、木をみて森を見ずの状態である。
可能性をつぶしあっていたり、わからないことだらけである。

変な話、お互いにお互いの足を引っ張り合う事も想定される。
社内で同じベクトルを向いて、新規事業をしたいのだが、専門家同士の意見は平行線になりがち。

失敗をしたら相手部署の揚げ足をとり、責任のなすりつけ。
これではビジネスチャンスはつかめない。

各部署の間にビジネスプロデューサーが入り込んでいって、的確なデレクションをする事によって、化学反応が起きる。
その化学反応は計り知れないものである。

ビジネスプロデューサーを育成するには、時間がかかるかも知れない。
商品戦略の経験、マーケティングの経験、PRの経験がないといけないから。

早急に育成をするのであれば、商品戦略のエース、マーケティングのエース、宣伝PRのエースにそれぞれ同等レベルのプロジェクトを任せる。

その過程での評価、実績を加味して、ビジネスプロデューサーを育成する。

これからの時代、専門家よりプチスキルをもっている、またはオールラウンダーの人材が重宝される。

大抵の場合、兼任でいろいろな部署の仕事をこなしていく事になる可能性があるのだから。
マルチプレーヤーとして実績を残す人も増える事になるだろう。

ビジネスプロデューサーを探すには!?

最近、とある人材紹介会社がフリーのコンサルタントを募集している。
これが1つの差別化となって、その人材会社は登録者が増えている。

また、リクルートが新しい戦略として、プロジェクト単位で参加する事ができる、サンカクというサービスも展開している。

こういうニーズがある背景には、ビジネスプロデューサーとして活躍できる人材が枯渇していること。

もう1つは、いろいろな巷にいる専門家達を取り入れる事で、新しいマーケティング、商品戦略をやろうとしている。

会社の中のメンバー以外を入れるという事で、ハレーションが起きたり、機密事項が漏れたりするリスクはあるが、それなりにちゃんとリスクヘッジをしておけば、問題がないものがほとんどである。

また、ニーズが高い人材は英語ができる、専門知識を持っている、それなりの実績があるという条件が揃っていると、声がかかりやすい。

ビジネスプロデューサーができる人材は本当に貴重で高付加価値人材になる。

そのため、需要がたくさんあるから、フリーのコンサルタントやプロジェクト単位で参加をする事が、流行になりつつあるのかも知れない。

プロジェクト毎にする事によって、契約社員として採用する事ができる。
その人たちと仕事をしてみて、結果が出れば、契約更改。
結果が出なかったら、それで終わりという意外にシビアな世界である。

一度烙印を押されてしまうと、なかなか仕事ができにくくなる。
フリーランスであれば、 死活問題。

企業に所属していたら、 場合によっては、副業規定違反になる可能性も含まれているから、パラレルキャリアをはじめる前に、よくCheckをしておいてほしい。

税金や住民税の支払いなどで、副業がバレる可能性も多いに含まれている。


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