見出し画像

知らないとヤバい⁉これからのキャリア戦略3つのポイント


キャリアにもマーケティング思考が必要な時代

昔は「あれもしたい」「これもしたい」というだけでは何もできなかった。
周りにいる人たちに信頼と実績を重ねなければ、自分がやりたいことができることはなかった。

時が経つと昇進する時代でもなくなり、終身雇用が崩壊し、45歳定年説までいろいろと働き方に対する感覚が大きく変わりつつある。

これは時代の流れかもしれませんが、SNSをうまく利用している人もいらっしゃれば、キャリアのステップをしっかりと考えている人もいる。

モヤキャリ相談室にお越しいただいた方の中には、20代のうちに副業を始めてみて、実績をつくることができて、30代でベンチャー企業の幹部として転職をされた強者もいらっしゃいました。

伸びる業界としてIT業界での副業を考えて、いろいろな企業で業務委託案件を獲得しながら、業界の動向やchanceについて時期をうかがっていました。

その人は自分のキャリアを客観的に見たいということで、モヤキャリ相談室にお越しいただいたのですが、自分では強みと思っている点と、他人が見た時の強みのズレに少し戸惑いがあったそうです。

分析力はすごくあったけど、コミュニケーション能力と言語化能力については、普通レベルだったことに気づかず、面接ではあまりいい印象を持たれなかったことが原因でした。

失敗して学ぶことが多い

失敗をするということはあまりよくないイメージがあります。

若手の社会人に聞くと、「失敗をすることはマイナス評価につながり、自分のやりたいことができなくなる。」とか、「失敗したら思いっきり詰められて、責任を取らされるから嫌だ」というように、ネガティブなイメージが多くなっている。

これは環境がよくなかったのではないかと推測される。
本人に問題があるケースもあるけれど、9割は上司である管理職の懐が狭いというケースが多くなっている。

失敗をすることで学ぶことも多いし、成功をすると反省も学ぶこともないので、素直さと謙虚さがなくなっていく。

管理職は部下の才能を開花させることをやらなければならないが、プレイングマネージャーとして、必死にセコセコとしているため、部下の一挙手一投足を見ておらず、「何もできないやつ」というレッテルを貼ると、定期の人事異動で戦力外通告リストに載せてしまう。

リストに名前が掲載されてしまうと、人事異動で転属、転勤をさせられることになり、新卒の若手を中心に戦力の補充をすることになっていく。

できることと理想とのギャップを埋めるには!?

よくロールモデルを見て分析しないということをキャリアの相談でいう人がいるけれど、実際のことを言うと半分正解で、半分間違いである。

理想は理想であり追いかけることで視野を広げることもできるようになりますが、環境が成功するために必要だということに気づいていない。

人は自分の特徴を自分で認められていないから、自分の強み、弱みがわからないということが多く、自分探しの旅に出てしまう。

キャリアを川に例えると海まで流れていく人が9割いるのに対して、自分の居場所を見つけた!ということでその場所を目指して戻ったり、進んだりする人は1割である。

ロジックと感覚という言葉で表現されることが多いけれど、何かを決断する時は、ロジックを積み上げて決断をする方法と感情からロジックづけをして決断する方法がある。

ロールモデルは理想とする人を探すのではなく、自分に近いタイプを選ぶことが必要である。

才能を開花させるためには環境によって異なることは、上司やチームメンバーによって変わってくる。
常に人間関係があなたの才能を開花させるか、殺してしまうのかを決めていくことになる。

自分の得意分野で勝負をすることを忘れないでほしい。
ないもので勝負をしようとしても、才能も努力も運もゼロが入るリスクがあるから。

言葉以外でも感じる、読み解く能力が必要であり、わからない時はその道のプロにアドバイスを求めてみるのも1つの方法である。

就職・転職活動で一つだけ気を付けてほしいこと

就職活動や転職活動の相談にのっていると、よく言われることがあります。
「この会社に入って大丈夫でしょうか?」ということ。
内定をもらっている会社が複数社あって選べないという状態の人が多くなっています。

インターネットを見るとブラック企業であるイメージが強くあって、入社をするかどうか迷っているケースもよくあります。

そういう場合については、よく考えてほしい1つのことがあります。
それは、自分に合っている仕事ができる環境であり、その能力や才能を伸ばすことができる環境があるかどうか?ということです。

やりたくない仕事で就職、転職をすることは時間の無駄になりますし、自分の価値を確かめるために入社した日に転職サイトに再登録をしなおしている人もいらっしゃいます。

就職、転職をする際には自分に合っている仕事ができ、能力を伸ばすことができる会社を選ぶことができたら、入社後の頑張り次第でスキルも実績をついてくることになります。

なにものねだりをするのではなく、自分の得意分野で勝負することができる環境を選択するようにしてください。

適性がわからない人がやってほしい1つの方法

たった1つの方法で強みも弱みも見えてくる画期的な方法です。

ポストイットとペンを用意してください。
100円ショップで用意することができるものです。
パソコンやスマホでもいいのですが、グループ分けをする際にはポストイットでやったほうがスムーズに進みます。

ポストイットに書くことは「好きなことを動詞で100個書き出す」ことをやってみてください。
最低でも50個以上は必要になるので、ここがクリアできるようになったら、次のステップへ進んでください。

出てきた好きなこと動詞で100個の上げることができたら、共通する項目ごとにグループ分けをしてみてください。

T(thinking)、C(communication)、L(reader ship)のカテゴリーに分けるともっとよくわかります。

どこが一番多いかによって向いている職種や能力が見えてくることになります。

モヤキャリ相談室ではこの部分をしっかり分析をして、油田式に深掘りをしていくことになります。

キャリアの変数を見つけよう!

キャリアの変数を見つけることができると、自分自身の強み、弱みをどうやって活かしていくかによって、もっとも人生で素晴らしいことはあなた自身でいることができるのではないでしょうか。

定数…コントロールできない部分
(上司、チームメンバー、業界、業種、職種など、自分の力では変えられないもの)

変数…コントロールできる部分
(評価を変えるために努力すること、信用と信頼を得るために目の前の仕事に集中することなど)

変数を変えるためには3つのポイントがあります。
1:自分の特徴をちゃんと理解をすること
2:才能や能力を伸ばせる環境があること
3:自分の特徴や才能を磨いていく努力ができること

キャリアに正解はありません。
もっとも人生で素晴らしいことはあなた自身でいることためには、究極の自己探求を繰り返していくことになります。

モヤキャリ相談室で気づいたこと

モヤキャリ相談室をしていると、いろいろな年代の方、バックボーンのある人たちと出会うことができました。

その人たちとの相談の場を通して気づいたことが、答えを教えてほしい人、背中を押してほしい人、答えが出なくてもいいから頭を整理したい人など、本当にいろいろな方とお話をさせていただきました。

超有名企業に入ったものの、仕事をやらされている、嫌々していると感じるようになり、ベンチャー企業に入社したけど6か月で退職をされて、自分の強み、仕事への向き合い方などに自信がなくなってしまった人。

超有名企業で管理職を任されていたけど、自分の中で海外留学の夢を捨てきれずに、会社を辞めて留学をして戻ってきた。
その後、コロナショック影響で転職活動が長期化してしまった人。

書類選考で100社以上にお祈りメールが届いてしまって、転職活動についての不安や不満を誰にも話せなかった人。

トップ営業だった人が、このままこの仕事をしているのがいいのか迷っている時に、たまたま見ていた映画にヒントを得て、飲食店を開きたいから修行しに行ってしまった人。

取引先の社長から、入社する条件として、単身赴任をして支店の立ち上げを手伝って、いつ戻れるかもわからず、家族がバラバラになる手前だった人。

本当に、100人いたら100通りの人生があり、石橋をたたいて渡ることをせず、たたいて渡る前に渡り切ってしまった人もいれば、石橋をたたいても渡らない人もいます。

答えは常に自分の中にあるもの!?

他人からいろいろといわれるけど、心の中では「うっせ~っ!うっせ~っ!うっせ~わっ!自分のことは自分が一番理解しているにきまっているじゃない」と思っている。

自分自身で決断することができて、嫌々仕事をして、心と体を壊してしまうなら、やりたいことをやっている方が幸福度が高いということも気づいた。

自分の中で腹落ちをしてから動くひと、動き回っていろいろな人に助けを求めて、グイグイ前へ進んでいくひと、ひとりで考え込んで前へ進めない人など、人生いろいろ、働き方もいろいろな時代。

他人の基準を利用して決断をすることは、不幸を選択してしまうことになる。

他人のモノサシで判断をしてしまうと、他人のせいにしやすいけど、何も解決することはありません。

他人がいいといったからやってみたけど、失敗すると「あの時あの人がそういったから」ということになる。

自分のモノサシで判断をしたときには、覚悟が決まっているから、つらいけど、自分で決めたことだし、ここをクリアできると新しい景色が見えるんだと思うと、才能が覚醒することもあります。

私、失敗しないので…は覚悟のあらわれ

自分自身としっかり対話をして、覚悟が決まると人の動きというのは驚くほど変わっていく。

どん欲にいろいろなことに対して真摯に向き合うことができるほか、突破口が見えるとそこから勝負することができる。

覚悟が決まらずにふらふらしているうちに、時間が過ぎてしまって、あの時やっておけばよかったという後悔をしても遅い。

特にこれからの時代は群れることを嫌い、たたき上げのスキルが自分の身を守る時代になりつつあるので、特にスキルを磨き上げるために、学びなおす人もいる。

学びなおしても実務で使えなければ、タダの頭でっかちになってしまう。
40歳までは人生上り坂かもしれないけれど、40歳を過ぎたら下り坂になり、次第に居場所を失い、リストラの対象になってしまうかもしれない。

この恐怖と戦いながら嫌々仕事をして、心と体を壊してしまったら全く意味がない。

学びなおしをするといっても、何を学びなおしたらいいのかわからないという人も多くいます。

正解がないから、迷うわけであり、自分がどうなりたいのか、どうしたいのかということが明確になっていなければ、全くといっていいほど無駄になる可能性が高い。

タイムパフォーマンスやコストを考えると、なかなか踏み出せないことが多いのは事実。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

転職体験記

よろしければサポートをお願いいたします!頂いたサポートについては、製作費として使わせていただきます。