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【限定インタビュー】人材会社の営業はやばい?1日100件電話して得た学び

こちらは「等身大のロールモデル」となる若手トップの社員がキャリアを語る大学生向けインタビューサイトキャリアアンカーのインタビュー記事の抜粋です。

今回は、関西国立大学を出て大手人材会社に新卒入社した後、スタートアップを経て起業に挑戦中のKさんに、人材会社のリアルを伺った。

順風満帆に見えるが、新卒入社した直後は仕事を辞めたかったと語るKさん。

なぜ仕事を辞めたくなり、どうやって立て直したのか。ロールモデルとなる先輩のリアルを、そのままお届けする。

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■ どんな仕事をしているのか?

これまで2社に勤めて、現在は会社を創業しています。まず、新卒入社した会社の話からしますね。

新卒入社した会社は大手人材会社です。入社後の2年半、中途採用の求人メディア営業で新規開拓を担当していました。

うちの求人メディアに求人広告を出しませんか?という提案を企業に行う仕事です。

主な仕事内容は2つでした。商談と営業電話です。

1日2件くらい商談があり、商談以外の時間はひたすら営業電話をかけました。毎日100件は電話していましたね。

昼間に商談用の資料を作っていると、上司から「なんで電話しないの?」と言われる、そんな環境でした。

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2社目は、創業0年目のベンチャー企業でした。

組織づくりと採用支援が事業内容で、ウォンテッドリーのコンサルティングや評価制度の策定などをしていました。

その会社で担当したのは営業のリーダーです。前職より業務の幅が広がり、メンバーの育成もやるようになりました。

・ミスマッチが起きて仕事が嫌になった

ワークライフバランスで言えば、1社目は大手企業だったので、就業時間を守らなければいけませんでした。

でも、朝8時に出社して22時まで働いていました。家に帰ったら寝るだけ。

自主的にその働き方にしましたが、ぶっちゃけ何度も辞めたいと思いました(笑)。

もともと人事希望で入社したのもあり、業務内容が想像と違いすぎて、嫌で辞めたかったです。

仕事が辛くなった原因は、仕事の解像度が低かったことですね。

自分の中に営業がどんな仕事をするのか、正確なイメージが無かったのでミスマッチになってしまいました。

ただ、ここで辞めると悔しいと思い、頑張って仕事を続けていました(笑)。

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■ 学生時代の過ごしかた

学生時代に注力したことは、就活支援団体の活動です。期間は1年半くらいですね。

大学支部として学生面談やES対策、イベント企画などをしていました。イベントの内容は、学生と企業を集めて交流する企画です。

学生目線だとキャリア観の醸成、企業目線では採用目的になるイベントを1年に3~40回、企画してやっていました。

就活支援団体で活動しようと思ったきっかけは、正直に言うと誘われたからです。でも、コミュニティに惹かれたことも大きいです。

私の大学は、大手企業を目指す人が多かったのですが、その団体はベンチャーや独自のキャリアを歩む人が多かったんですよね。

そのような人達と関わることが自分にとって価値になると感じて、「せっかく誘われたしやってみるか」という気持ちで始めました。

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・優秀な人と出会えたことが、財産になっている

学生時代に社会人で優秀な人や経営者、学生でも優秀な人に多く会えたことが役立っています。単純に視座が上がりますね。

また、就活支援団体で一緒だった人は、企業で事業責任者などのポジションにいる人が多く、ある程度の裁量を持っています。

だから、その人に頼んでビジネスの付き合いが始まることもあります。

・社会を知らないと明確な将来像を描けない

学生時代にやることのおススメは、学生の立場を利用して、ビジネスマンや経営者に会いまくるのがいいと思います。

経営者の人達は、上の世代の経営者に教えてもらったり恩を受けたりしているので、下に返していく想いが強い人が多いです。

話を聞きたい学生のために時間を取ってくれるはずなので、学生のうちに会いに行くといいでしょう。

そうして社会で活躍する人の話を聞くと、世の中の理解が深まります。

よく就職活動で、将来どうなりたいかをイメージしましょうって話がありますが、社会を知らないとイメージできません。

社会を知らない人が、自分の中で考えた社会で活躍するイメージなんて、99%間違いじゃないですか(笑)。

だから社会人のロールモデルに会って、この人カッコいいとか、素敵だなと感じて、理想像を描けるようにした方がいいです。

自然とビジネスの解像度も上がるはずだし、視座の高い人がどんなレベルで未来を見ているのか分かるので、絶対に役に立ちます。

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・能力が高いから仕事ができるは間違い

特にやりたいことがなければ、ビジネス経験を積むことがおススメです。理由は、社会人1年目で突き抜けることができるからです。

入社すると、27,8歳の人が上司になります。ただこれは能力が高いからではなく、経験が豊富だからです。

その仕事に必要な能力は、18歳でも経験さえ積めばできるものがほとんど。

ビジネスをどう動かしていくのかという経験値の差が、仕事ができるかの差になります。

だから社会人1年目は、インターンで経験を積んだ人と、名刺交換から始まる人で仕事のレベルが圧倒的に違うはずです。

こうして早い段階で突き抜けると、社内でチャンスを貰いやすくなります。

例えば、新卒を150人採る企業に入ったとしましょう。

上層部は150人全員の名前と顔を覚えないですが、新卒でトップの成績を出した人は覚えられます。

そして新しい企画やプロジェクトを任せたいとなった時に、トップ以外は名前すら知らないので、自然とトップが任命されます。

だから、入社1、2年目で突き抜けることが大事です。

大学時代にビジネス経験を積んでおくと入社後が圧倒的有利になるので、インターンや起業することをおススメします。

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■ 仕事の哲学

1社目は選んだ理由は特になく、なんとなくです。まさに、社会の解像度が低い学生でしたね。

最初はベンチャーやスタートアップに行こうと思ったんですが、周りが優秀すぎてやめました。みんな凄い、怖いなって(笑)。

それに比べると、1社目は周りの温度感が一緒だったので選びました。

・成果が出なくても目立つ存在になる方法

正直、2年目は結構売れてMVPも頂いたのですが、最初の頃は成果が出ていなかったんですよね。

そんな状況で、このままだと150人いる組織で埋もれてしまう、と危機感を持っていました。

上司や優秀な先輩に「ただ売れない子」って認知されるとやばいなって。

だから売れないなりに、何か飛び抜けたものが必要だと思いました。それで、電話の量を圧倒的に増やしました。

通常は9時~18時に電話をしますが、朝8時から電話していました。

18時以降も、建設現場帰りの人がいるかもしれないので電話をかけて、1日のスケジュールはほぼずっと電話です。

結果的に、「あいつ、ずっと電話しているよね」って認識をみんな持ってくれるようになりました。

今は成果出ていないけど、あれだけやってるからいつか成果出るよねって認識を持ってくれましたね。

もう一つはベタですが、先輩にフィードバックを貰いまくりました。

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■ 今後のキャリアビジョン

自分でサービスを作りたい思っています。

世の中はサービスをつくる側と、それを売ったり広めたりする側に二分できると思うんですが、作る側になりたいです。

自分が0→1の起点になり続ける人生でありたいと考えています。

今は、会社のナンバー2とかCOOのポジションで事業を持っているんですが、最終の意思決定は社長にしかできない。

サービスの最終決定を経験できていないので、今作っているサービスができたらもう一回自分でやろうと思っています。

今のサービスで成果を出すことができれば、実績が自分に紐づきますよね。その実績を基に自分で作りたいなと思っています。

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■ 学生時代に読むべき本

自身の経験に基づいて学生のうちに社会の解像度を上げるための本を2冊薦めてもらった。

1. アフターデジタル
社会の最前線がどうなっているか、理解できる本です。世界の行く先を知ると就職活動もしやすくなります。

2. これからの会社員の教科書
リクルート、LINE、ZOZOと名だたる企業で働いた著者が「社会人のルール」をまとめた本。学生のうちに周りと差をつけたい人は必見です。

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