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『広告代理店の人って何してる?その2 』

たかゆき♡ですよ。こんにちは。
前回は広告代理店での働き方について概要的なところに触れたつもりですが、
具体的なお話があまりなかったかなと思ってます。
ということで、今回は体験したことやその感想を書いておきます!

当時のお話です
まず私が広告代理店にいた時の時代背景についてです。
新卒で入社して1年目。今で言うところのブラック企業的なところは正直あったかと思います。
私は何があっても3年はいると決めて、実際にそれくらいで卒業したのですが、
その間に辞めていく新卒組は多かったですね…

良く言えば短期間に多くのことを経験できるので、個人の成長は早い環境だったとは思います。当時鍛えられて今役に立っていることももちろんあります。

そして、実は1年目の終わりあたりに私には部署異動の話が来たり、関連会社に行って働き方が変わった人もいました。社内の風向きが変わったのかなと感じたのです。
明文化はされていなかったのですが、おそらく大手企業での過労自殺の事件があったからだと思います。

私が広告代理店に入社した2015年からの3年は、その事件の前後。過渡期だったわけです。

今回のブログは
そういう時代であったこと、
個別の小規模の会社であること、
ビジネスパーソンとして未熟であったであろう私目線の感想であること、
など偏った話になると思います。
「どうせ作り話だろ!」くらいに考えてもらってもいいかもしれませんね。

“広告代理店=ブラック企業”なのか?

まずよく言われがち(?)な”広告代理店=ブラック企業”イメージについてコメントしておきましょう。
ブラック企業の定義が長時間労働であれば、比較的長時間になりがちな点は否定しないです。
私の場合は、会社から帰るときに社用携帯に転送をかけて、
深夜、休日など問い合わせ対応などしていました。
タイムカード的には休日扱いで、実際の労働時間は長い、
そんな例はこれに限らず色々あります。
…その会社が現在どうなっているかは知らないです。改善されていて欲しいですね。

営業時代の思い出
物理的に「これみてくださいよ!一目瞭然でしょ!」とはいかないのが広告営業です。
広告枠を買いませんか、と提案するタイミングでは無形ですからね。
まだできていないモノを買ってもらうために工夫がいるわけです。
「あなたなら信じるよ」と言ってもらえるように関係性を作ったり、
形のないものを魅力的に感じてもらえるようなストーリーを考えたり、
難易度が高い部分はあると思います。
営業力を鍛えたい!と考えている人には、新卒で入ってゴリゴリ修行すると、めちゃんこスキルアップする可能性あるので、そこは良い点かもですね。

私の場合、新商材なのに電話だけで即受注できたこともあって、
「せめて資料見てから、とかじゃないのか」といった驚きもありつつ、
「信用してくれてるのかな」とも思えつつで嬉しかったものですよ。

一方これはツラいなと思うこともありました。
お客さんは経営状態が良くない時には落とせるコストがないかを考えるもので、
まず目につくのが広告費だったします。
そのタイミングで売りつけるのがお客さんのためになるのか?と上司に発言したことがあります。
上司はどうせあの店は潰れるんだから、取れるカネがあるなら搾り取ってこいよ、
とのことでした。
結果、私が搾り取らなくても潰れてしまいました。
他社のハイエナに取られるくらいなら自分が満たされればよかったじゃないか、
とも取れるので、結果論は上司が正しかった面もありますが…
店長の顔が見えていると自分の儲けより、まずは立て直して欲しいと感じてしまったわけです。

乱暴な表現ですが“自分の高給のために不幸になる他人がいてもいい”と割り切れる人には稼ぎやす業界かもしれません…
でもまぁ私が甘かっただけかもしれないですね…

お勧めスキル
営業から離れて、記事広告を書いたり、メルマガを配信したりも経験しました。
感覚が異なるのですが、お客さんの顔が直接見えないので、
「私の文章で喜んでくれる人はいるのか?」と不安になることもあります。
社内からもこれは良くない、とマウンティング(?)的な発言があったりもします。

ただしばらくすると、別の営業さんから
「あの記事喜んでくれてたよ!」
「役に立つ情報だって言ってたよ!」
など、お客さんの感想を教えてくれることもあります。
直接お客さんの顔を見ないマウンティングおじさんは
わりと的外れだったりもするみたいです笑

画像だったり、文字情報だったり、形は様々ですが、
簡潔に魅力をまとめる編集能力は身に付けておくことをお勧めします。
編集ツールの使い方を暗記しろ!とかではなく、
例えばどんな職種でも自分がこなせるものを言語化して、後輩の方に教えることはあるかと思います。
その時に、自分がこなせるものを第三者でも理解できる形に落とし込む能力は、
やはりあったほう良いかなと。
このあたりも鍛えられる環境かもしれないですね!

場合によります
そろそろまとめに入りましょうね笑
結局、広告屋はブラックなのかい?と問われると

“長時間労働が定義ならブラック。
だが、
短期間で鍛えたいなら悪くない環境である”

というのが私の現時点での回答ですかね。
つまり捉え方は人によるんですよ笑

長くなりましたが今回はこれにて。
他にも別業界のネタだったりが投稿されているのでそれらも是非読んでください!


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