タナカケンゴ

ドット打ったりモデル作ったりコード書いたりなんかいろいろやっています。最近はVtube…

タナカケンゴ

ドット打ったりモデル作ったりコード書いたりなんかいろいろやっています。最近はVtuberがらみでもにょもにょしたりアニメ作ったりです。何がしたいのか。すべてはゲームに通ず。多分。

最近の記事

10/01 地球人最強はクリリンじゃない

みたいな記事を見かけて読んだら武泰斗様じゃないかみたいな話だった。 いやー流石にそれ言うたらなんでもありでしょー。 でもまあ気づくと呪術廻戦が終わってたり、なんだかんだ少年漫画について考えることも多い。昨日のKAKAROTの配信なんかもいい感じに忘れてることが多くて考えてみたりする。 元気玉って決め技に使うための合理的理由があるのかも?とか・・・ 大きな母集団の潜在的な願いとして元気を徴収して・・・? これって巫女みたいなもんじゃないか。 元気玉にしか使えないわけでなく、命

    • 09/30 難易度とプレイ単価

      子供からして、数千円もするゲームソフトは、簡単に買い替えられない貴重な存在でした。そのため、ゲームの寿命、つまり長く遊べるかどうかは、少年たちにとって重要な判断基準でした。ネットも攻略サイトもない時代、攻略情報はゲーム雑誌や攻略本、友達からの断片的な情報だけ。まさに手探りでゲームに挑む冒険だったのです。 そんな状況だからこそ、高難易度ゲームも「長く遊べる」というポジティブな解釈で受け入れられました。難所を突破できた時の達成感、手探りで得た攻略情報は、他の何にも代えがたい喜び

      • 09/30 配信が拓く作品寿命

        昔からゲームとマンガ・アニメは切っても切れない関係にありますよね。ファミコンの時代には、人気アニメやマンガがゲーム化されることがよくありました。ただ、その当時のゲーム化といえば「キャラゲー」と呼ばれ、正直なところクオリティはお世辞にも高いとは言えませんでした。操作性が悪かったり、原作の魅力をうまく再現できていなかったりして、「クソゲー」の代名詞のように扱われることも多かったです。 でも、時代は変わりました。技術の進歩や開発者の努力によって、原作の世界観やストーリーを高いクオ

        • 09/29 予測可能性のジレンマ

          次のターンでここにあいつが必ず近寄ってくる。そんでこいつは絶対混乱させてくる。次のターンでこいつは倒せても、後ろのヤツが弓撃ってくる。そのまえに回復か? そのくらい単純でないと、特に複数の敵が巧妙に動いてくるとほんとにキツイ。昨日ちらっと書いたこと。敵のAIをどうすれば良いのか、という問題です。単純すぎると物足りないし、複雑すぎるとプレイヤーが戦略を立てられない。 単純な「寄ってくる」「逃げる」「ランダムに動く」だけ。最初は「もっと複雑な動きも作ろう」って思ったんです。でも

        10/01 地球人最強はクリリンじゃない

          09/27 難度でも立ち上がる

          ストーリーはしばらくお休みします。 昔のゲームって、本当に難しかったですよね。理不尽に。ファミコン時代なんかは特に。何度も同じステージでやられたり、理不尽な敵配置に悩まされたり。でも、それが当たり前で、それでもクリアしたときの達成感は格別でした。友達と集まって、「あのボス倒せた?」なんて話をするのも一興でした。初期アーケードはもっとひどかった。子供にはインストカードしか情報がなかった。無かったのに。 当時はゲームが難しいと感じても、それを共有する場が限られていたんですよね

          09/27 難度でも立ち上がる

          09/26 断片の指輪

          眩い光の中、彼女はギルドの前に立っていた。手には見覚えのない宝石や小さな財宝。そして指には古びた銀の指輪が嵌められている。 「また駄目だった…」 頭の中は空白だが、心の奥底で何かが囁いている。 アイリスは指輪を見つめ、呟く。 「指輪以外は売れ。魔術ギルドの依頼を請けろ。姉の魂は未だ見つからず…」 彼女は戸惑いながらも、その言葉に従うことを決めた。 指輪を外し、持ち帰った宝を手に、宝石商のサムの店を訪れる。 「おや、今日は随分と豪華なお品だね」とサムは目を輝かせた。 「こ

          09/26 断片の指輪

          09/25 帰還の空白

          眩しい光が消えた。ここは...ギルドの前か。XXXを使ったはずだ。 何を?今俺は何を使ったと言った? 頭がぐらつく。体が覚えている...何かを成し遂げた感覚。 俺の名はコンラッド。覚えている。 これからダンジョンに挑む精霊使いの冒険者だ。 …いや、もう挑んだのか? 思い出せない。 これが、話に聞いた「記憶改変」、か。 手に見慣れない杖。腰のポーチに宝石。これらは...俺の手に入れたものか? 今日は何日だ・・・?4日!?2週間近いぞ! どうやって生き延びたのかすら分からな

          09/25 帰還の空白

          09/24 価値ある記憶

          サムは指輪を手に取り、目を細めた。 「こいつは儂の手に余る。学院の魔道具屋に持って行ってみたらどうだ?」 翌日、エリックは学院の出先機関である魔道具屋を訪れた。 店主のレナードは指輪を詳しく調べ、渋い表情を浮かべた。 「この指輪には二つの記憶が封じられている。一つは『廃炎』という強力な剣術の知識だ。石すら焼き尽くす技だ」 エリックは目を輝かせたが、レナードは続けた。 「だが、使うには相当な魔力と技量が必要だ。君の魔力では難しいだろう」 詳しく鑑定をしなければ使用条件は細か

          09/24 価値ある記憶

          09/23 今日の掘り出し物

          「最後の一杯」の扉が勢いよく開き、若い冒険者が飛び込んできた。 「サム!こっちか?」 宝石商のサムは、いつもの隅のテーブルから顔を上げた。 「おや、ティム坊や?」 ティムは胸元から小さな布袋を取り出し、サムの前に置いた。 「鑑定頼む…ダメか?飲んでるか?」 サムが袋を開けると、中から青みがかった小さなダガーが姿を現した。 常連客のジャックが、興味深そうに首を伸ばす。「へえ、珍しい色だな」 サムは眼鏡越しにダガーを細かく観察し始めた。 「ふむ...これは面白いねえ。エルフシ

          09/23 今日の掘り出し物

          09/22 禁書の囁き2

          アストレアは瞬いて消え、代わりに巨大な岩壁が洞の中央に出現した。 削り取られた岩壁は森乙女の洞を内側から押しつぶし、庭園の景観を破壊する。 洞から脱出したアストレアは削れた壁の穴から顔を覗かせると、禁書を通してリリスの視界を感じ取る。 「…な、何!?転移系の術なん…」リリスはぎょっとした。 獲物に観られたのは始めてで、驚きと怒りで顔を歪ませた。 (意外とやる。気に入ったわ) リリスの内側でアストレアの声が響く。 「いかん、権限を変更しろ!乗っ取」 マケイヌの声は最後まで届か

          09/22 禁書の囁き2

          09/21 禁書の囁き

          アストレアの肉体は、12階層に到達した。 そこは、とても地下とは思えない広さの美しい庭園だった。色とりどりの花々が咲き乱れ、清らかな水が流れる小川がせせらぎ、鳥たちのさえずりが響き渡る。 アストレアの自意識は、禁書の中にあった。 「…探知」 彼女は、虚ろに呟く肉体を通して禁書の中で周囲への分析を続けていた。 アストレアは、肉体に指示を出し、進路を決定するべく探知魔法を使った。 探知魔法によって、彼女は庭園の罠を回避し、深層へと進もうとしていた。しかし、アストレアの思惑通りに

          09/21 禁書の囁き

          09/20 忘却の庭園

          リリスはコンソールから目を離し、腕を組んだ。 「面倒ね…こんなことをして何になるのかしら」 マケイヌはニヤリと笑った。「毎回同じことを言うんだ、お前は」 「私たちをマスターにするために?違うわ、人間じゃなくすためによ、きっと!」 「そうかもしれないし、違うかもしれない。…スコアを確認してみろ」 その時、コンソールに警報が表示された。リリスは画面に目を凝らす。 「12階層に侵入者?急に…?しかも、人間ではない…? 」 マケイヌは舌打ちをした。 「厄介な。…どうする?急に現れ

          09/20 忘却の庭園

          09/19 縛鎖の導線

          深い青色のローブを身に纏った魔導師、アストレアは、魔術師ギルドからの依頼書を手に、酒場の喧騒を背に一人、静かな路地裏へと足を踏み入れた。 「地上、か…妙に懐かしい…」 アストレアは若くして名を馳せる実力者だが、その真価を知る者は少ない。彼女は古代魔法の研究に没頭し、禁書とされる魔導書にさえ手を伸ばす、危険な探求者だった。 「変化する迷宮、消息を絶つ冒険者たち…多分私は…」 アストレアは呟き、ローブの袖口から一冊の古びた書物を取り出した。表紙には複雑な魔法陣が刻まれ、不気味

          09/19 縛鎖の導線

          09/18 再生の檻

          ミラは暗い通路を歩きながら、さっきの出来事を後悔していた。 「また余計なことをしてしまった…」彼女は小さく溜息をついた。 (あのバカみたいなダンジョンマスターがグリフォンなんか召喚するから…でも、私も今は探索者の立場。ともかく倒したんだからチャラ、ということにしておこ)彼女は自分の手を見つめた。 (体が勝手に動いたみたい。これも前の私のせい?) ミラは歩みを止め、壁に額を押し当てて寄りかかった。 (少しも無駄にできないのに。私を取り戻さなきゃいけないのに。 …でも、どこま

          09/17 価値と犠牲

          「ふぅ…」息を整えながら、倒れたグリフォンの残骸を見つめていた。その小柄な体からは想像もつかない強大な魔力を感じさせる。 ルークとケインは、驚きと警戒心を抱きながらも、この謎の女性術師に感謝の言葉を述べた。 「ところで、君は一体…」 二人を見つめ、少し考え込むような表情をした後、決意を固めたように口を開いた。「私はミラ。あなたたち同様、このダンジョンを探索している者よ。でも、少し違うのは…あなた達よりこのダンジョンの知識があるってこと」 ミラは深呼吸をして、説明を始めた。

          09/17 価値と犠牲

          09/16 欲望と絶望の螺旋

          ケインは息を潜めて、薄暗い通路の角を覗き込んだ。 「おい、ルーク」彼は小声で仲間を呼んだ。「何か変だと思わん?」 ルークは首を傾げた。「何が?」 「このダンジョン、昨日と様子が違う気がする」 二人は慎重に前進しながら、周囲を警戒していた。 突然、遠くで何かが動く音が聞こえた。 「くそっ」ケインは呟いた。「また新しいモンスターか?」 ルークは頷きながら、背中の大剣に手をかけた。「最近は本当に予想がつかないよな。ギルドの図鑑なんてもう当てにならない」 空間全体に声が響き渡った

          09/16 欲望と絶望の螺旋