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09/20 忘却の庭園

リリスはコンソールから目を離し、腕を組んだ。
「面倒ね…こんなことをして何になるのかしら」

マケイヌはニヤリと笑った。「毎回同じことを言うんだ、お前は」
「私たちをマスターにするために?違うわ、人間じゃなくすためによ、きっと!」
「そうかもしれないし、違うかもしれない。…スコアを確認してみろ」

その時、コンソールに警報が表示された。リリスは画面に目を凝らす。
「12階層に侵入者?急に…?しかも、人間ではない…? 」
マケイヌは舌打ちをした。
「厄介な。…どうする?急に現れたんだ、おそらく遺物アーティファクト持ちの手練れだぞ」
「こういうのばっかりなら良心も疼かないんだけど…遺物アーティファクト?」
リリスは冷ややかに言った。

「ああ、恩恵ギフトの中でも物質化したのをそう呼ぶ。さっき人でないいと言ったな。禁書の何れかの契約者だ」
マケイヌは酷薄な表情を浮かべた。
「もはや契約者本人は記憶を留めてはいまい。魂の主従が逆転している。人でないとはああいうののことを言うんだ」

リリスは指先で空をなぞり、12階層の構造を操作する。美しい庭園が出現するが、その美しさは、死に至る罠で覆い隠されていた。
「スコア高そうじゃない。頂くわ」

真のMMOのための環境が整ってきている?

進捗だが少し目処がついてくると安心する。安心したので別なゲームを妄想したりする。逃避じゃねーか。
GTAも長いなぁなんて思いながらGTARPの切り抜きを聞いていた。考えてみればこれは凄いことだと思う。UOの頃あれだけ望んだMMOでのRPが実現できかけているのではとすら思う。当時も思ってたがやっぱりシステムは必要なんだ。しかし実効性があってはいけない。市民と警察とギャングと医者なりの関係が完璧だとは言わないし、GTAのおかしな世界観を笑っているという意味では本来的にはRPは達成されていないとも言えるかもしれないが、何より世界観との整合性が取れているというだけでも凄いことなのだ。副窓してホロGTAを覗いていると観客の必要性を強く感じる。PKとPKKの骨肉の争いやチーターやカウンセラーの果てない戦いがシャードの分割を生んだとしたら、そこに第三者視点が入れたらどんなに正常化したろうかと夢想する。
実はこの話は今企画にもつながっている。この話は明日しようそうしよう。では明日。

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