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IPOとIR(2)実践編(上場準備中)(後)、コンプスを巡って
~特別企画・IR担当者座談会~
■比較でもやもや
―バリュエーションに紐づいてくる類似企業(コンプス)の選定について、類似業態など様々な基準があると思う。発行体からすると、どういうイニシアティブで動いているのかという点も含めて、似た業態がありそうなところからでは、森川さんはどうか
オーケーエムの森川氏:当社は1番分かりやすいと思っていて、まず製造業というところで、機械セクター。そのなかからさらに
IPOとIR(2)実践編(上場準備中)(中)、求められるロジック
~特別企画・IR担当者座談会~
■予想の強弱
―予実管理の難易度について。いろいろな発行体に、定点観測の取材をしていると、業態や収益構造の違いから、それぞれだいぶ異なる。SaaS型の製品で利益の積み上げが見やすい会社もあれば、なかなか読みにくいという向きもある。千差万別だろうがどうか
ユミルリンクの渡邉氏:当社はSaaS型で、しかもセグメントが1つなので、難易度が比較的低かった。元々、数値を管理
IPOとIR(1)課題抽出編(後)、ESGのジレンマ
~特別企画・IR担当者座談会~
■予算とツールの選択肢
―直近の課題も含めてほかの人たちはどうか
セレンディップHDの川上氏:私の入社当時から、株価が低迷して出来高も少なく、投資家が離れてしまっている状態が続いている。一般的に、地方に本社を構えている企業は、地方の証券取引所に上場すると地域に根付いた投資家への認知度が上がるが、当社は東証のみの上場だったので、地域の投資家にもなかなか知名度が上がっ
IPOとIR(1)課題抽出編(前)、足りないリソース
~特別企画・IR担当者座談会~
IPOの準備から公開、その後の事業活動のなかで、情報開示などを通じて発行体と投資家との間で情報の架け橋となるIR(Investor Relations)担当者。彼ら/彼女らが新規上場に際して直面する課題とは何か。また、現在はどのような問題に取り組んでいるのか。この3年ほどの間に上場した企業8社のIR担当者に話を聞いた。
参加企業(50音順、カッコ内は上場日):
上場会見:アイビス(9394)、DLの海外比率は9割
23日、アイビスが東証グロースに上場し、神谷栄治社長が東京証券取引所で上場会見を行った。会社の説明に関する部分を要約した。
社員240人のうち208人がエンジニアとして在籍する会社で、神谷社長は小学生の頃からプログラミングに熱中し、大学でスキルを磨き18歳の時に起業した。資本は、大学時代に趣味で作ったFTPソフト「小次郎」の売り上げから得られたもの。
■急伸モバイル事業
スマホなど