不朽のへんないきもの
夏はジブリ。今夜はとなりのトトロ。
録画もしたしリアルタイムでも見た。
この作品との出会いは自分がまだ2歳の時。
弟の出生が近づき、母の実家に預けられていた時のこと。
ビデオテープに録画されていたとなりのトトロを見たのが最初だ。
弟が無事に生まれて実家に帰る頃には、テープが痛んで再生に支障が出るほど繰り返し見ていたらしい。
昔から一度ハマるとずっと同じ事をしていられるタイプの子供ではあったけど、あのハマり様は凄かったと今でも言われる。
家には音に反応して動くトトロとめっちゃリアルなネコバスのぬいぐるみがあった。
(高校生になって引っ越すまで、ずっと部屋にあったなぁ…なんと女々しい。)
たぶんこれ。
当時の僕をそこまで魅了したのは何だったんだろう。
ふしぎでわくわくする世界観かな?楽しい音楽かな?
でも2歳の自分が明確な理由をもって見ていたとは考えにくいよなぁ…
きっと大人から子供まで魅了してしまう、言語化出来ない程の魅力があるんだろうなぁ。
20年以上見続けても色褪せないんだからそうに違いない。
とにかく自分がこの作品から受けた影響は計り知れないのです!!
中でも1番大きな事は、お兄ちゃんとしての生き方だと思う。
物静かな僕とは対照的に、めいちゃんにも負けず劣らずのやんちゃぶりを発揮していた弟。
その面倒をみるのが苦にならなかったのは、さつきちゃんを見ていたからかも知れない。そう思えてならない。
となりのトトロ、いつか自分の子供にも見て欲しい、ぜひ見せたい。本棚にあるこの絵本も読んであげたい。
純粋でまっさらだった自分を魅了したとなりのトトロ。今は見え方が変わり、当時幼少期の気持ちを思い起こさせてくれる大切な作品になりました。
このへんないきものは、
まだ日本にいるのです。たぶん。
ずっとこれからも。
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