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繁忙期にも意識!賃貸仲介マンが内見・来店時に陥るミスとは ~内見当日編

こんにちは。
カナリー運営の株式会社カナリー 森田でございます。

このnoteでは、不動産会社さまにとって有益な記事を目指して日々投稿しております🙌


内見は仲介業務の醍醐味

先月末には、同じテーマにて「事前準備」編の記事をアップしております。(ぜひ併せてご覧ください!)

本日は「内見当日」をテーマに、内見において注意する・心がけるべき点をご紹介いたします。

お客様へのご説明は充分ですか?

エンドユーザーの方々にとって、内見とはこれから永く住むお部屋を決める非常に大事な機会となります。
仲介会社としては、お客様にご安心いただける準備と知識、ご案内がマストです!

説明が不足していたが故に、後々契約~入居時にトラブルになったり、クレームにつながったりすることは、お客様・不動産会社さま双方にとって悪い思いをしてしまうことになり、非常に勿体ないです…!

ぜひ、下記3点には留意することをオススメいたします👀

① 共用部・建物への把握ができていない

事前に部屋の鍵を手配して、窓を開けて換気し、ブレーカーを上げ…というような、室内の準備は万全にしていたのにも関わらず

お客様から「ゴミ捨て場はどこですか?24時間出せるんですか?」「駐輪場はどこにありますか?屋根はありますか?」「管理人さんは土日お休みですか?」など、共用部・建物に関する質問が来て、すぐに回答できず言葉が詰まったことはありませんでしょうか…?😥

もちろん、複数物件回って、かつ初めてご案内する物件ですとなかなか難しいところではあるかと思いますが、お部屋の中だけでなく、なるべく物件の全体を把握しながらご案内することをオススメいたします。

事前に物件に行く下準備の時間が無くても、エントランス~お部屋に行くまでの道のりで、ざっくりとどこに何があるかを見ておくだけでも、回答がしやすいことでしょう!お客様と会話はしつつ、物件の共用部に目を凝らしておく…👀 ぜひ意識してみてください。

【共用部・建物についてチェックをオススメするポイント】
■ ゴミ捨て場の場所、24時間ゴミ出し可能かどうか(もしくは出せる曜日・時間帯など)
■ 駐輪場・バイク置場の場所、停める区画は決まっているのか もしくは自由なのか
■ 管理人室の看板 → 管理人さんがいらっしゃる時間帯や曜日、建物管理会社を把握
■ 宅配ボックス(できれば数と世帯数のバランスまでチェックできるとGoodです)
■ 広いマンションの場合、エレベーターの個数
■ 他社管理の場合、建物内にオーナー様が住んでいそうかどうか(最上階や1階に、広めの玄関があるような建物は可能性大。最終的には管理会社に確認しましょう!)
■ そもそも、今回案内する部屋が外観から見るとどの位置にあるか(外からの部屋の見え方)
                             などなど…

② 室内設備への理解が足りない

新入社員で経験もあまりないうちは、ちょっとした室内設備を聞かれたときに、それが何なのか答えられないというケースも多いのではないでしょうか。
基本的な設備が把握、説明できないと、お客様によっては不信感につながってしまうこともありますので、是非早めにキャッチアップすることをオススメいたします!

また、逆に古い建物だと、最近の物件にはあまり無いような古めの設備がそのまま残っていることもあります。。
ガスストーブの栓や、USENのスイッチ、古い給湯機のスイッチなどなど… やはり早めにお部屋に行って、疑問に思ったものは先輩社員や管理会社になるべく事前確認しておくことをオススメいたします🤔

「バランス釜」も内見で初めて見るといった方が増えているのではないでしょうか

また、たまに仲介会社さまにお伺いするのが「エアコン設置できる」「温水洗浄便座を設置できる」…などといった、設備の追加可否を明言し、実は不可能だったことでトラブルになるというケースです。
エアコンについては、ホースを通す穴が室内にあるのか(ない場合は、窓エアコンなどの取り付けなら可能なのかどうか)など、なかなかチェックするポイントが多くあることかと思います。
曖昧なことは明言するのではなく「恐らく~ですが、只今確認します」という回答のうえ、その場で確認してしまうのがベストです!✔


③ 申込~入居までの流れの説明をしていない

賃貸仲介の場合、若いお客様が多いことから、なかなか賃貸物件の契約の流れを理解していないケースもあることかと思います。
特に費用面やスケジュール感は「思ったより高い」「思ったより急がないといけない」など、想定していたイメージよりギャップをお感じになることが多いようです。

申込から入居までの流れは大体X週間で、そのなかではこのような順番で手続きが進む…という説明は、(特に客付をなさる仲介会社さまほど)丁寧にすることをオススメいたします。

【申込~入居までの流れでギャップに感じるポイント】
■ 審査~契約のスパンが短く、思ったより契約が早い
→ 流れの説明時点で、大体このぐらいに契約日を設定することになるといったような具体的なスケジュール感を提示しましょう
■ 契約よりも入金が先に必要になる
→ 地域慣習もあるかと思いますが、首都圏の場合はこのケースも非常に多いです。業界の慣例であり、どうしてそのような仕組みなのかをご説明しましょう
■ 入居日前日~当日よりも前には入室できない(荷物の運び入れもできない)
→ 鍵を受取り、荷物を運び入れるのは入居日(契約開始日)以降でないといけないというのを理解していないお客様もいらっしゃるようです。契約開始日=引越しできる日ではなく、入居に向けて室内に入室できる日であることを説明しましょう!

おわりに

上記、お読みになった皆さまのなかにも悔しい思いをしたご経験があったかもしれません…😢!

いわゆる「期待値コントロール」と「丁寧なご説明」、よりよいご案内につながるよう心がけていきましょう。

さて、最後に少し弊社のご紹介をさせてください🙇‍♂️
弊社では不動産情報アプリ「カナリー(CANARY)」の運営をしておりますが、ユーザーからの反響があった際にその反響物件がそのまま申込に繋がるケースが多いといったお声を頂いております。

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それでは、本日もお読みいただいて有難うございました!