かるがも

教員9年目(現在育休中)|担任歴:13454466|主任歴:生活科・総合的な学習の時間…

かるがも

教員9年目(現在育休中)|担任歴:13454466|主任歴:生活科・総合的な学習の時間(専門)、安全教育、特別活動、人権教育、学校研究(2年間)|授業づくり、学級経営、主体的・対話的で深い学び、働き型改革、仕事術、学校の現場etc

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日本の教育はコスパがいい!〜残業代ゼロの実態と世界最低水準の公的支出〜Part4

ここまで4回の投稿で小・中学校の現場を話してきましたが、最後の5回目は紹介仕切れなかった我々の心の声をお伝えしていこうと思います。 ○勤務開始は8時30分です!  勤務開始は8時30分なのですが、勤務開始と同時に朝の会が始まります。ということは、教室の準備などは必然的に勤務時間前に行わなくてはなりません。 また、子ども達は8時30分より前に登校してきます。 8時から校門を開ける学校もあれば、それよりも早くから空いている学校もあります。 子どもが来るということは、監督責

    • 日本の教育はコスパがいい!〜残業代ゼロの実態と世界最低水準の公的支出〜Part3

      「もうやめましょう」 中学校教員はもう限界です。 私も中学生の頃は大変お世話になりました。 もちろん「やってよかった」とも思っています。 しかし、教員になって知った事実、、、 「部活動は無給」 当たり前の様に18時、19時頃まで練習していましたし、中学校に行って部活動をやることなんて当然だと思っていました。 しかし、大抵は授業が終わった後、17時頃からの練習開始。もうすでに公立学校教員であれば定時を超えています。 また、土日祝日構わず1日中練習していたことを思い出し

      • 日本の教育はコスパがいい!〜残業代ゼロの実態と世界最低水準の公的支出〜Part2後編

        「残業代が出ないのなら、残業しなければいい」 正論ですね。 しかし、教員の仕事を知っていただければ、 「残業しなくてはいけない」 理由がご理解いただけると思います。 上のデータは小・中学校の教員の1日を表しています。 もう一度言っておきますが、 教員の勤務時間は8時半から17時までです。 1日の主な業務は「授業」です。 最大で6時間の授業を午前と午後に分けて行います。 6時間目が終わり子ども達が下校すると、 もうすでに15時です。 そこから教室の整理整頓や点検、清

        • 日本の教育はコスパがいい!〜残業代ゼロの実態と世界最低水準の公的支出〜Part2前編

          「コスパがいい」が本当に褒め言葉なのか? Part2では「残業代」について見ていきなが、 考えていきましょう。 世間一般の多くの人が知らない教員の事実、 「残業代がゼロ」 規定の勤務時間は8時半〜17時まで(一部例外もあり)となっております。 自分の幼少期を思い出して、 おや!? と思うことはありませんか?? そうです。それが真実なのです。 2 残業代はゼロ!?サービスで成り立つ教育の実態 まずはこのデータを見てください。 これを見ると日本の教育は「過労死

        日本の教育はコスパがいい!〜残業代ゼロの実態と世界最低水準の公的支出〜Part4

        • 日本の教育はコスパがいい!〜残業代ゼロの実態と世界最低水準の公的支出〜Part3

        • 日本の教育はコスパがいい!〜残業代ゼロの実態と世界最低水準の公的支出〜Part2後編

        • 日本の教育はコスパがいい!〜残業代ゼロの実態と世界最低水準の公的支出〜Part2前編

          日本の教育はコスパがいい!〜残業代ゼロの実態と世界最低水準の公的支出〜Part1

          「日本の教育はコスパがいい!」 と海外から度々注目されています。 我々、教員にとっても誇らしいこと、、、 あれ?? 本当に誇れることなんでしょうか?? 実はその「コスパがいい」という言葉の裏には、 日本の教育が抱える真の問題があるんです。 是非、皆さんも一緒に「コスパがいい」が 本当に褒め言葉なのかを考えていきましょう。  1 世界最低水準の公的支出 2 残業代はゼロ!?サービスで成り立つ教育の実態 3 「もうやめましょう」部活動は、、、 4 現場の声を聴

          日本の教育はコスパがいい!〜残業代ゼロの実態と世界最低水準の公的支出〜Part1

          知っておいて損はなし!〜大学では教わらない学校の仕事〜小学校編

          この記事は、教職を目指している学生の皆様や4月から新採用で現場に出られる皆様に是非読んでいただきたいです!  ここでは、私がこれまでに経験した「大学では教わらない学校の仕事」について紹介していきます。 <パソコン3大スキルは必須!>  学校の業務で一番使用するもの、それは「パソコン」です。  中でも、3大スキルの「ワード」「エクセル」「パワーポイント」の3つは必須です。  「ワード」は、学年通信や指導案、研修のレポートや職員会議の資料など最も使用頻度が高いです。場

          知っておいて損はなし!〜大学では教わらない学校の仕事〜小学校編

          現場が望む働き方改革~教職を魅力ある職業へ~

           「教員は、教育のプロフェッショナルである。」  教職が魅力ある職業になることを願う。  現在、学校現場においても「働き方改革」が進められ、各自治体で力を入れて取り組んでいるところです。  しかし、実際はどうでしょう?  学習指導要領の改訂による「学習内容」や「授業時数」の増加や想定外の「コロナ対応」、勤務時間外の登校指導や電話対応など、退勤時間を超過した「残業時間」は逆に増加しているのではないでしょうか?  近年、教員は「ライフ・ワーク・バランス」や「定時退勤」な

          現場が望む働き方改革~教職を魅力ある職業へ~

          学びを超えろ!~魅力ある総合的な学習の時間~

           私は総合的な学習の時間が大好きです!  皆さんはどうですか?  私も初めは「総合ってなにを教えるの?」「教科書もないのにどうやって教えるの?」「体験学習ばかりで大変だな」という印象がありました。  しかし、「子ども達が主役になる学習とは」を追求した結果、辿り着いた究極の答えが総合的な学習の時間でした。  皆さんはどんなイメージをもっていますか? 「教科学習の補充の時間」「学級指導の時間」「行事の練習の時間」 そんな印象をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

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          『@ホームルーム』~あっ!と驚くクラスづくり~

          目次 1 子ども達を救いたい! 2 アットホームな「@ホームルーム」 3 居心地のよいクラスづくり 4 あっ!と驚くクラスの挑戦日記  学級経営では、子ども達の「所属感」を大切です。  この「所属感」は、「自己有用感」や「自己肯定感」などの¨自尊感情¨を育んでくれるキーセンテンスと言えるでしょう。  私はこの「所属感」を最重要と考える「@ホームルーム」という学級づくりを目指しています。  名前の由来は、家庭的で居心地がよいという意味の「at home」と学級の

          『@ホームルーム』~あっ!と驚くクラスづくり~