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日本の教育はコスパがいい!〜残業代ゼロの実態と世界最低水準の公的支出〜Part1

「日本の教育はコスパがいい!」

と海外から度々注目されています。

我々、教員にとっても誇らしいこと、、、

あれ??

本当に誇れることなんでしょうか??

実はその「コスパがいい」という言葉の裏には、
日本の教育が抱える真の問題があるんです。

是非、皆さんも一緒に「コスパがいい」が
本当に褒め言葉なのかを考えていきましょう。 

1 世界最低水準の公的支出

2 残業代はゼロ!?サービスで成り立つ教育の実態

3 「もうやめましょう」部活動は、、、

4 現場の声を聴いてください!!


1 世界最低水準の公的支出

日本の年間予算は約100兆円です。
それだけの予算があれば、さぞかし教育も充実するでさょうと思いがち、、、
しかし、実際教育に関わる「文教及び科学振興費」は全体の立った5.1%にあたる約5兆円。(しかも科学振興も含んでいるので教育にあてられる費用は5兆円以下)

それでも日本は「先進国」です。世界の国と比べたら高水準なのではないか?
そんな期待を込めてデータを見てみると、、、


えっ!?下から2番目???
私もこのデータを見た時、自分の目を疑いました。
「よりよい未来を」と子育てに力を入れてる日本ならもっと教育にもお金をかけているはずだ、、、と。

1位のノルウェーからは約3%。OECDの平均からも約1%劣っているのです。

このデータを世界の国々が目にした時に、あれほど世界で活躍する人材を輩出している日本が全く教育にお金をかけていない!?と驚いたことでしょう。

だから、世界からの評価が「コスパがいい」という言葉になるわけですね。

ただ冒頭でも申し上げたように、これは名誉なのか?
先進国として発展した日本。その日本の教育を支えてきたものが国の支援ではないとすると一体何が支えてきたのだろうか?

それは「教員」です。

ただし、これは決して美化させるものではないのです。

この2つのデータから分かるように、
これまで日本を支えてきたものは、
命をも脅かす「自己犠牲」です。

日本の教育は、多くの教員の犠牲の上に成り立っています。

「でも、働けば働いた分だけ稼げるんでしょ?」

いいえ、違います。
これは多く人が勘違いしてる教員の事実の1つですが、

教員の残業代は「ゼロ」です。

残業代については次の項目でお話しします。

(Part2に続く)

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