知っておいて損はなし!〜大学では教わらない学校の仕事〜小学校編
この記事は、教職を目指している学生の皆様や4月から新採用で現場に出られる皆様に是非読んでいただきたいです!
ここでは、私がこれまでに経験した「大学では教わらない学校の仕事」について紹介していきます。
<パソコン3大スキルは必須!>
学校の業務で一番使用するもの、それは「パソコン」です。
中でも、3大スキルの「ワード」「エクセル」「パワーポイント」の3つは必須です。
「ワード」は、学年通信や指導案、研修のレポートや職員会議の資料など最も使用頻度が高いです。場合によっては、字の大きさやフォント、行間などが指定される場合もあります。タイピングだけではなく、ページ設定についても調べておいて「損はなし!」です。
「エクセル」は、学力テストや体力テストの数値、アンケートの結果入力などの際に使用します。特に、「SUM(合計)」「AVERAGE(平均)」はよく使うのでチェックしておきましょう。また、点数の合計や学級の平均点などを同時に出せるような簡単なシートも作れるようにしておくと便利です。
「パワーポイント」は、他の2つに比べると頻度は少ないですが。研修報告をプレゼンテーションする時や授業の資料づくりでも活用できます。
要点を絞った短い文章とシンプルなアニメーションを使ったプレゼン資料が作れるとよいですね。
<学校によっては会計も!>
給食費や教材費の集金は、主に「振り込み」と「手集金」に別れます。
(「振り込み」タイプの学校では、この作業はありません。)
「手集金」の場合は、子どもから預かったお金を自分で集計し、業者に支払わなくてはいけません。
一人当たりは少ない金額でも、学級人数分集まると万単位を超えるお金になります。千円札や小銭がほとんどなので、数えるのに一苦労することもあります。
少しでも効率的に行うためには、100円ショップなどで売っている「コインケース」があると便利です!
<結構難しい資料の製本!>
指導案や職員会議資料などは、自分たちで印刷・製本を行います。
会議内容によっては、20~30ページの資料になることもあります。(しかも、それを何十部も製本する場合もあります。)
製本する時には、ページごとに印刷された資料がテーブルに並べられ、端から順番に取っていきます。
この時に困るのが、冗談抜きで「乾燥肌」の人です。
手が乾燥していると資料を上手く取ることができなくて苦戦します。(私も実際に凄い苦戦しました。)
「乾燥肌」の人には、これも100円ショップで買える「指サック」が必須アイテムです。
<こんなこともやるの⁈>
〇音楽会などの指揮者・伴奏者
音楽会では、指揮者や伴奏者も担任が務めることがあります。伴奏者はもちろん、経験のある方限定ですが、指揮者は経験がなくても任させる場合があります!(4拍子は指揮できるようにしておくとよいですね。)
〇運動会などのBGM(音響担当)
運動会や卒業式などで流れているBGMも教員が作成しています。
CDを入れ替えて流すだけの場合もありますが、使用する曲を1枚のCDにまとめたり、曲と曲を編集して繋げたり、オンオフのタイミングを指定されたりする場合もあります。
特に、音楽専科や情報教育の担当、放送委員会の担当の教員が担うことが多いですが、学年で振り分けられることもあります。(時には、できないことは「できません!」ということも大切です。)
〇作文の添削
私はこれが最も苦手です!
誤字や脱字の訂正に加え、「、」や「。」などの指導、文章の構成など添削の内容も様々です。(特に、卒業アルバムの文集は大変!)
少しでも本を読んで、文章に対する感覚をつかんでおくとよいかもしれません。
〇草花の栽培
生活科や総合的な学習の時間など学習の中で栽培活動を行ったり、学校によっては「農園」や「花壇」が設置されていて、委員会活動などで取り組んでいる場合があります。
もちろん、「園芸のプロ」になる必要はありませんし、分からないことはその場で調べれば大丈夫です。
もし、勤務先の学校に「農園」や「花壇」がある場合は、「長靴」とちょっと高めの「軍手」を準備しておくと「損なし!」です。
その他にも、今回は紹介し切れなった業務もまだまだあります。
私も1年目の時は、「これ大学で教わってない!」と思う場面が数多くありました。
そんな時に役立ったのは自分の「趣味」や「特技」です。
全部が全部オールマイティーにこなせる人は多くありません。
しかし、教員一人一人が自分の「個性」を発揮して、共に支え合いながら仕事をしています。
是非皆さんにも、自分の「個性」を出し惜しみせず、発揮してもらいたい。そう願っています。
現場にいる教員も新しい風に期待しています。
これは、学習指導でも同じことが言えます。
自分が「好きなこと」や「得意なこと」は、精一杯子ども達に語ってください。
子ども達もそんな生き生きとした先生を求めているはずです。
この記事を読んで、「もっとこんなことが知りたい!」「ここを詳しく教えて欲しい!」という方がいらっしゃいましたら、教えられる範囲で精一杯回答しますので、Twitterの方に連絡頂ければと思います。
是非、一緒に子ども達の未来のために働きましょう!!
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