雌黄色に愁眉を開く
あなたの側は揺がない。
本来の呼吸を思い出させてくれる。
私は自分が自分でいられる。
どんな沈黙も。どんな至近距離も。
あなたとなら安心していられる。
『だってあなたはそういう人でしょ』
その一言で全ての信頼を感じさせてくれる。
いつだってそう励ましてくれる。
『私応援するの得意なんだ』とあなたは言う。
あなたを励ませる人でいたかったと私は思う。
でも上手くいくことはあまりない。それでも。
『だってあなたはそういう人でしょ』とあなたは笑う。
心細さも頼りなさもあなたにはいつも見透かされる。
私は私でいていいんだと甘えてしまう。
私はいつかあなたを助ける人になりたいと思う。
あなたといた日々が私にその勇気を与えてくれる。
いつかまたあなたの隣に並び立ちたい。
だってあなたは私の誇りだから。