かむりり

過去を救う。現在を癒やす。言葉で繋がる。物語り。自分専用の辞書。その蔵出し。つぶやきで…

かむりり

過去を救う。現在を癒やす。言葉で繋がる。物語り。自分専用の辞書。その蔵出し。つぶやきで日記も書いてます。

マガジン

  • 作品群 多様性

    絶望と希望。独りと世界。止まらないジレンマの渦。孤独。あなたの側。

  • 作品群 恋

    恋の終わりと始まり。貰った道標と感謝、そして大きな愛。私とあなたのこと。

  • 作品群 器

    私がうつ状態から回復するプロセスを綴ったもの。noteにおける最初にして最大の目的。私のやりたかったこと。

最近の記事

アイデンティティ

命の檻。手錠。手綱。あるいは首輪。 それを誰が持つか。また管理するか。 主か。従か。またそれを肯定できるか。 自己を同一視するために、命をかけて追い求めるもの。 自己同一性。存在証明。

    • 物心ついた時には君はいた。 君は隣ではなく、前にいた。 ある時は世界と私の間に立った。 私の身体の権利は、はじめから君が持っていた。 最初の記憶は病棟の廊下。 ばあちゃんの背中に負ぶわれた景色。 何色もなかったプレイルーム。 窓にはオレンジだけがあった。 2歳の私はその物悲しさと諦観を自分の胸の中にみていた。 不自由はもう知っていた。

      • こんばんは。昨日今日と友達と会ってきました。 快気祝いということでいつもの食事会をしてきました。理由やきっかけはなんだって、とにかく集まれることが嬉しいです。来月もまた会う約束ができました。夢のような時間でした。 そして明日から作品群第4期はじめます。

        • 作品群 多様性 編集後記

          ご覧いただきありがとうございます。 かむりりです。 作品群“多様性”、無事に編集後記まで到着することができました。お付き合い頂いた皆さん、本当にありがとうございました。 今回も一連の記事は単体で読んで頂いても、ばらばらに読んで頂いても、順に読んで頂いても構わないつくりになっています。本記事末尾にも記載があります。詳しくはそちらをご覧ください。 一作品目の作品群“器”では『私』のことを、二作品目の作品群“恋”では『私とあなた』のことを描きました。三作品目の今作は『世界と

        アイデンティティ

        • こんばんは。昨日今日と友達と会ってきました。 快気祝いということでいつもの食事会をしてきました。理由やきっかけはなんだって、とにかく集まれることが嬉しいです。来月もまた会う約束ができました。夢のような時間でした。 そして明日から作品群第4期はじめます。

        • 作品群 多様性 編集後記

        マガジン

        • 作品群 多様性
          17本
        • 作品群 恋
          13本
        • 作品群 器
          15本

        記事

          多様性 あとがき

          知らないことは知らない。 わからないことはわからない。 何かに当てはめなくてもいい。 いろんなかたちがあっていい。 ただそんな私とあなたを認める。 そんなことであなたと私の尊厳は脅かされない。 ただひとつだけ、決めたことがある。 私のアイデンティティは私が握っている。 もう離さない。 もう誰かに明け渡したりしない。 できればあなたも握っていてほしい。 私達なら見せ合える。 力を緩めてまた繋ぎ合える。 あなたの愛はあなたそのもの。 私の愛は私そのもの

          多様性 あとがき

          多様性

          無理に分かり合おうとしないこと。 違うということを理解すること。 みんながお互いに少しずつ我慢すること。 多少のことは諦めること。 それでも側に居ること。 たとえ分かり合えなくても、 あなたを独りにしないこと。 ひとりじゃないと、 あなたに感じさせること。 どんな夜だって、 あなたに寄り添うこと。 あるがまま。そのまま。 ただ認めること。 今日から始められること。

          それは光だった。 私には眩い光にみえた。 ある人には闇にみえた。 ある人には何にもみえなかった。 私は自信を失くしてしまった。 少しずつ光は輝きを失っていた。 やがてどこかへ消えてしまった。 いつしかそのことも忘れてしまった。 忘れたことも忘れてしまっていた。 しかしそれは胸の中で消えることはなかった。 ただ認める勇気がなかった。 でもそれは拒んでいただけだった。 それはそこにずっとあった。 私はみえない光を忽然とみつめていた。

          かけがえのない

          唯一ひとり。唯一ひとつ。 ほかにない。あなただけ。 あなただから。一度だけ。

          かけがえのない

          泣きたくなる

          自分自身と離れているから。 あなたにずっと近いから。

          泣きたくなる

          温もり

          あなたと話をしたい。 あなたに想いを伝えたい。 あなたと手を繋ぎたい。 あなたとハグをしたい。 あなたの悩みを聴きたい。 あなたの力になりたい。 あなたに可愛いって言いたい。 あなたは素敵って言いたい。 あなたのような人になりたい。 あなたになりたい。 そんなの重いから全部忘れてって言いたい。 ううん、違う。そんなんじゃない。 ただ側に居て欲しい。たったそれだけ。

          匂い

          だけどそう決まってる。 鼻の奥がツンとする。 脳に達して、涙が溢れそうになる。 優しさに満ちた甘いニオイ。 でもそれは私じゃない。 私に向ける、ものじゃない。 あなたは私を知っている。 わかったと言ってくれた。 だからにおいは嘘をついてる。 あなたは私が好き。 私もあなたが好き。 だけど私達は抱き合えない。 違う、私があなたを抱けない。 私はあなたとハグをして手を繋いで歩きたい。 たったそれだけ。 女の子の友達同士ならできたのかな。 可愛いって

          私は私をこう思う。 あなたはあなたをこう思う。 私はあなたにこう思われている。 あなたは私にこう思われている。 それは私の黒い歴史。 悪しき風習。 自分を虐め、蔑んできた顛末。 世間のただの奴隷だった。 頭では理解できない。 本当は理解はなんて及ばない。 ただの悦びだった。 私とあなたを隔てるものなんてない。 肌が触れ合う。 あなたの容赦ない優しさに打ちのめされる。

          おはようございます。職場復帰初日です。緊張はありませんが、不安しかありません。なにもかもが前の私と同じとはいきません。でも不安と戦って一日終えるわけにはいかないので、今日は行って帰ってくれば良しとします。がんばれ私。ありがとう私。

          おはようございます。職場復帰初日です。緊張はありませんが、不安しかありません。なにもかもが前の私と同じとはいきません。でも不安と戦って一日終えるわけにはいかないので、今日は行って帰ってくれば良しとします。がんばれ私。ありがとう私。

          開示

          あなたは独りじゃない。 世界は意外と近い。 あなただけがこの世で独り溢れていたりはしない。 最初のひとりがただ聴いてくれる人かもしれない。 その傍らにあなたはいる。 開いて示すだけでいい。 少しの勇気をくれる。 理由のない安堵をくれる。 この人なら言える。その人は必ず現れる。 思い掛けず掛け替えの無い。 その時あなたは初めてを言う。

          おはようございます。本日で自宅療養が最終日となりました。皆さん本当にたくさんありがとうございました。皆さんがいてくださらなかったら、この10日間正直耐えられなかったと思います。感謝を申し上げます。明日から職場復帰です。まずは今日を生きます。

          おはようございます。本日で自宅療養が最終日となりました。皆さん本当にたくさんありがとうございました。皆さんがいてくださらなかったら、この10日間正直耐えられなかったと思います。感謝を申し上げます。明日から職場復帰です。まずは今日を生きます。

          雨上がりの空には虹が架かりました。 俯いたままでは見ることのできなかった大きな虹がそこにはありました。

          雨上がりの空には虹が架かりました。 俯いたままでは見ることのできなかった大きな虹がそこにはありました。