悩めるワーママ、私がもし専業主婦になる必要があるとすればどんなとき
もうガッツリ共働き家庭のレールに乗っかってしまったので、きっと今後も共働き家庭の道を行くと思う。
けれど、もし、夫が私のどちらかが定職を捨てる事態が訪れることがあるはらば、それは家族の誰かの健康上の理由か、子どもの教育に絡む理由な気がする。
前者は当然なので置いておいて、子どもの教育については頭が痛いことばかり。
上の子が小学校に進学し、一年生がもうすぐ終わろうとしているけれどショッキングなことがたくさんあった。
入学早々ひらがなや算数ドリルの宿題が毎日出ていてきっちりやっていたはずだけど、通ってる民間学童にある塾で初めて夏休みに力試しテストを受けたら学校で習わないような問題ばかり!だったのだ。
しかも力試しテストに参加している子どもたちは、都内のトップレベル集団とかではないはず
(そういうトップレベル層向けの模試は、別途あるので)だけど、平均点がなかなかに高かったのである。
つまり、小学校に入学した段階で、小学一年生の範囲を学習済みで応用問題も解ける子が一定数いるのである。
また別の日、某有名塾の入塾テストを受けたらこれまたどえらい難しい問題ばかり。また別の塾では、まだ習っていないはずの「漢字」が普通に出て出来なかったら「国語、苦手です?」と聞かれる始末。
やはり、都内の小学生の学習進度は、中学受験を意識する人々の中では全国標準よりかなり早い。公文やその他塾で先取りしているのである。
私立小は入試問題で小学生の解く問題を問われたりはしないが、絵を見てお話を聞いて◯をつける形式でテストを実施するが頭の中でやっていることは「四則演算」だったりする。そして、入試こそ字は書けなくてよいが、入学したその日から皆、あいうえおで連絡帳を書いて帰ってくるのだ。
もちろん、中学受験をしなければ普通に学校の学習進度に合わせればよいという考えもあるかもしれない。でも、結局、高校、大学と進むときに伸び代を最大限に活用するには早くから高レベルに達する素地を形成する方がよいと考える親御さんも多いだろうし、周囲の競争の激しさを見聞きすれば、子どもも受験を意識するし、何も知らずに我が子を放置するのも後々後悔しそうで怖くなりそうだ。
中学受験対策は4年生から、と聞いていたけど、それはつまり3年生の秋には手続しないといけない。
でも何もしていない状態から4年生で、幼少期から腕を慣らしてきた子達をごぼう抜きして受験に勝てる子はよっぽど良い遺伝子を持っているか、塾には行かなくても家で相当の訓練を積んだ子ではないだろうか?
普通の子ならやはり1年生から徐々に慣らして4年生に向けて何かしらの準備をすることにならざるを得ない気がする。
だから、さほどエリート階層でない子たちが受ける力試しテストでさえ学校のテストよりは難しいし、学校で習ったことだけしか解答できないと平均点を割り込むハメになる。
恐ろしい世界だ。
コツコツと、子どもの興味やペースに合った学習を、しかも受験に対応できる進度で進めるのは多少神経をすり減らすことになる。
家で子どもの宿題や塾の宿題やテストを全く見ないわけにはいかないということになる。
時期的に本格化したらかなりの学習強度を強いることになるので、その時点で仕事との両立にまたも暗雲が立ち込めそうだ。
さらに頭が痛いのは英語。
3年生から授業が始まる。
入学前にひらがなが書ける子が多いように英語も何かしてくる子は多い。
英検5級は中学1年生相当の内容だけど近年は小学校卒業までで3級くらいは終え中学卒業までに2級取得が望ましいと聞く。2級は従来の高卒レベル。となると、自然と3年生までに5級くらいは欲しい、となる。
いやいや、もう、1年生のちっこい体と体力でどんだけやらせんの、と言いたい。
しかし、できるご家庭もあるのである。
さまざまなサービスもあるし、自宅で教えるというおうちもあるだろう。
小学校受験は専業主婦のご家庭が多いように感じられたが小学校時代もその延長で、子どもの成長に合わせして「手がかからなくなる」どころか、してあげられることも増えるのである。
私立小でエスカレーターの学校でも、受験をする人もいるし、そうでなければきっと英検2級に向け鬼の特訓をしているかもしれない。
うちはもう、できることをできるペースでやっているだけだけど、これ、仕事してる場合なんかな?と思う時が来そうで怖い。既に何度かそんな時があった気もする。
なのに佐藤ママではないけど、結局、勉強を教えるという点ではプロには敵わず、そのためのお金も必要でそれには仕事を続けないとならず、と堂々めぐり。
小1の壁とは小1特有のものだろうけど、子どもの成長とは常に悩みの連続だと思った。