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子どもの成長記録。コツコツ続けるコツを伝授したい反面、ひとつを続けるよりいろいろ手をつけてほしい気もしたり。

アイドルの人がグループを卒業するというニュースを聞くと、ドキッとする。

とっても若くて、まだなんでもできるような年齢なのにアイドルのキャリアが10年とか、もう会社ならベテランだよね?!って場合が多いと気づいてからだ。

私がこたつでテレビをみてる間にこのアイドルはキャリアを重ねてたのか、と感心してしまう。

子ども時代に何を続けて何を続けないかは、のちの人生に影響を与える気がする。
今日はそれについて考えたことをまとめたい。

長く続けたい!という希望

私が1番長く続けた習い事はヤマハのエレクトーンで3歳から18歳までの15年。その後ジャズピアノを5年してその後プレイからは遠ざかっている。

息子は3歳から音楽教室を始め、すでに夫が幼い頃習ったピアノの継続年数を越えている。息子は私に勝ちたいと言う。「続けること」がモチベーションになるなんて子どもにしては珍しい気がする。

私は田舎ゆえ娯楽も塾もない環境、かつのんびりした時代だったからできたけど、正直息子が音楽教室を続けるのは至難の業だと考えている。息子の周りには楽しい遊びも幾らでもあるし、都会の子どもたちは学業も大変で忙しそう。

もし、本当に音楽を18歳以降までやりたいというならサポートするつもりだ。音大などを目指すなら話は別だが、学業の傍らでやるなら、継続のコツのようなものはなんとなく心得ている気がする。

とにかく続けるときの心得とは

経験から、とにかく続けるためには:
✔︎休んでもいい。ただ、再開する。
✔︎発表会、試験など節目だけは練習する。
✔︎下手くそでも披露する。プライド0。
これらが有効ではないだろうか。

あまり威張れないが、大して練習もせず何しに来てるか分からないレッスンも多かった。言ってみれば、ただやめなかっただけという状態。

真面目な生徒じゃないなりに15年続けてみて、多少の音感が得られて楽譜が読めて音楽が楽しいと思えるからまあまあなリターンだ。

休み休み、下手でも続ける。

この心得をひっそりと実験的に実行してみた。

休み休み、下手でも続けるという解

実験したのは息子の英会話。
フィリピン人の先生とテレビ電話の英会話を2年続けている。数えたら、15分のレッスンを33回、8時間ほど。チリをうっすら積もらせている。

英語をマスターするのが目的とするなら学習量が少なすぎて話にならないけど、外国人の先生を怖がらない、英語で楽しく遊ぶ、簡単な挨拶をする、アルファベットや簡単な単語を話す、を目的にしたら、目的に対しまあまあの成果がある。

ここから英語力を上げていきたければ、逆に、練習を高頻度にしていく必要がある。会話を充実するには、読み書きとリスニングも鍛えて行かねばなるまい。

腕前を上げるには頻度と練習強度をあげる。
腕前よりも継続できることを優先するなら頻度と練習強度を下げる。

とてもシンプル。

全然やってないときがあっても、ポコっと再開したら、継続したことになる。あるいは、上手くはなってはいない状態を続けていく。

注意点として、グループレッスンなら、周囲との差が開きすぎないようチューニングしていかないとさすがに続けられなくなる。

続けることの良し悪し

ただでも学校の宿題があるのに音楽教室をして、英語もまだ続けるとしたら息子の生活は多忙になりそうだ。しかし見回すとそんな子は多い。現に、音楽教室のお友達の多くは複数の習い事を掛け持ちしている。

私はエレクトーンは長年やってきたが、恥ずかしいことに他のことは何もできない。例えば、お菓子作りもスポーツもできないし、クラブ活動や部活で仲間たちと青春を謳歌した、ということもなかった。逆に、友達が少なく他にもやることがなかったからエレクトーンが続いていた説もある。

いくつも習い事をしてどれも続かなかった、という人にも過去に会ったがそれもまた良いんじゃないか?と思う。人生における取っ掛かりが多いのは後々人生の助けになる気がする。何かを潔くやめて新しいことにチャレンジする精神も財産になる。

子ども時代にどんなに長く続けても、大人になってからの人生の方がそれよりずっと長い。長く続けることもよいけれど、やりたいときにやりたいことを始めてみるのもまた素敵だと思う。

腕前を上げたいか?できる範囲で楽しんでいきたいか?他のことを優先したいか?息子とよく相談し、貴重な子ども時代を存分に楽しんでもらいたいと思う。この先が長い子どもにとっても、今使える時間は貴重だ。

振り返ると

続けることの効果を息子もわかってきたようだ。

毎日一曲一回だけでも弾くと、できなかった曲ができるようになり、次のレッスンで褒めてもらえる。

以前は、やる気がある時は一日に何回も弾きたがり、飽きると全くやらなかった。今は、一回でいいから毎日やると上手になれると気づいたようだ。これは、筋トレも同じだったような!?ぜひ何にでも応用してほしい。

そういえば、ずっと息子にオセロで勝てていたのに最近本気でやっても勝てないときがある。いつの間にか強くなった。そしてついに息子に言われてしまった。

「ママ、なんで毎日練習しないの?」

そういえば息子はAIと毎日対戦している。
ごはんに呼んでも生返事なのはそのせいだったのか。彼なりにがんばっているのが頼もしく感じる。毎日練習したら強くなると分かっていることに感動すら覚える。

今後もゲームで息子に相手をしてもらうには、私もこっそりAIと対戦し鍛えなければならない。

そんなこんなで、まだ若いアイドルの濃厚なキャリアに驚愕しつつも、特定のキャリアがなくてもいろんな事をしてたくさん興味の種を蒔くのもよしと思う今日この頃だ。

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