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仕事と家庭の両立に「ママは楽をしていい」「ママが時短をがんばる」は解決策?
結婚したら仕事と家庭の両立!
妊娠したら仕事と妊娠の両立!
出産したら仕事と家事育児の両立!
なんだか女性として生きていると、プレッシャーを感じる。
あるいは、仕事も家庭も手に入れようなんて欲張りよと冷たい言葉や態度を浴びせられる。
一方で、男性は結婚したら、家族が増えたら「仕事ますますがんばらないとな」なんて言われたりして、家庭での立場が危機的になる場合があるかもしれない。
逆に、子育てなんか妻に任せて育休取らずガンガン働きたいのに、会社から休めと言われてモヤモヤするという男性もいるだろうか。
ここにある話に関して言えることは「仕事や家庭への向き合い方は人それぞれ」ということだけ。
こうしたらよいだろう、いや、こうすべきだ、と外野が言っても意味がない。
本人が思うことが全て。
人々の心に刺さるアドバイスもあるし、同じアドバイスが全く意味がないケースもありうる。
自分が欲する状態はみんな違うと言ってしまっていいのではないか?
だからこそ、誰でも自分が欲しいものを選び取れる環境、選択を否定されない環境が大切だと思う。
そんなとき、パパだから、ママだから、という主体と役割を固定するような既成概念が邪魔になるんではないか思っている。
具体的に言いたいのはこれ。
仕事と〇〇の両立、に対して、「お母さんは楽していい」「お母さんは時短を頑張ろう」といった、「お母さんになんか課す系」のアドバイスはやめませんか!
楽するのはいいことだ。
むしろ、思い詰めないことも大事だし、楽をしないと大変すぎて病んでしまう。
ただ、主語は「お母さん」じゃなくて、せめて「パパママ」にしませんか!
なぜかというと、まだ子育てをしていない人にお母さんの肩にそもそも全てが乗っていると思わせないでほしい。
積極的に家事育児で貢献する男性が、世間のデフォルトで何もしていないかのような目で見られないようにしてほしい。
自分の負担が減るよう知恵を絞り、勉強して新技術を取り入れて、時短の料理を習得して、より家事を効率化し、仕事の生産性を高める努力をする主体が、お母さん、ってなるのはなんで?
お父さんにも手伝ってもらいましょう、って、自治体のパンフレットに書くのもやめましょうよ。お母さんは、「手伝わせる」なんてタスクまで負わないといけないの?
仕事と家庭(含む育児家事)の両立の主体を「お母さん」だけにしない。楽する、時短する、賢くやる努力をお母さんだけに課さない。
これだけで、今後の日本は変わるのでは?!
もちろん、悩みを訴えるのが母親だからそちらに向けたアドバイスが多くなる、というのはわかるのだが…
母親向けアドバイスを見て、私だけがまだがんばらないといけないの?と思う女性も居ると思った。
あれ?
これって手抜きが成立するくらい家事を丁寧に出来て、時短をがんばれて、他人を鼓舞する余裕のある女性がうらやましくてひがんでいるだけ?
ありがたいアドバイスを素直に受け取れない、私の貧しい心のせい?
なんて卑屈に感じながらも。
それでも、「自分が選びたい仕事や家庭との向き合い方をだれもが自由に選べますように」と願っている。
だれのものでもない、自分の人生を生きるために!
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