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子育て。気が早いけど、結婚できる大人に育てるにはどうしたら?

母がブラジャーの買い方を教えてくれた日のことを覚えている。

女っ気のない私は女の子を持つ母親って大変だなぁと思ったものだ。

母はあまり化粧をしなかった。
田舎で育ったのもあり、百貨店の化粧品売り場に連れて行ってもらったことはない。
一人でカウンセリングを受けて化粧品を買ったのは大人になってなおだいぶ経ってからだ。

料理も、掃除も、お嫁に行って恥ずかしくない女としての基本のキを私はほとんど教わってなかったと思う。

色気なし。
器量なし。
愛嬌なし。

あるのはコツコツ何かをする気概だけ。
それだけで大学を卒業し就職しささやかに貯金もあった。

けど結婚までの道のりは果てしなく、泣かず飛ばすの20代だった。

私は怖い。

自分の子どもたちが大人になったとき、結婚できる能力がゼロだったら。(本人がしたくないなら問題はないが、したいと思ったとき役立つ素養がなかったら気の毒だ)

私みたいに苦労させたくない。

私なりに考えている対策を書いてみた。

まず、我が家の子たちは男性ではあるが、男女限らず大事そうなのは、他人と力を合わせてうまくやっていく力な気がする。

自分はこうしたい。こうしてくれ。で終わるのではなく、自分はこうしたい。きみはどう思う?そう問える人になってほしい。だから私も子どもたちにそう問おうと思う。
家族内で喧嘩が勃発したらチャンスだ。
どう、お互い成長してさらに仲良しになるか、それを学ばない手はない。
まあ、短気な夫と子どもが衝突すると、なかなかこれが難しいんだけど。

次に、生きていく力だ。ズバリ、働いて稼ぐことと、家事。配偶者の都合でどちらかに絞ることもありえるが、どちらもやろうとしたらできる状態にしておきたい。というより、独身でも必ず必要なことなので子育てに欠かせない要素だ。

稼ぐことに関しては、学歴を得るというステップがあるため必然的に労力を割くのに、家事はやろうとしないと子ども時代に全くしないことになりかねない。それはまずい。現代日本の男性が今更、男性育休だの名もなき家事とか言われても対応できないのは、育った環境が、パパ様上げ膳据え膳状態だったからだろう。ママがしてくれる、そう根深く意識に刷り込まれている。

男の子でも関係なく、家事を担ってもらうしかない。

最後には、「家族っていいな」という気持ちを心のどこかに持ってもらうことかなと思う。自分も家族を持ってみたいなと思っていたら、結婚相手を探す方向に向いてくれる気がする。まあ、これは、結婚したくないなら全然構わないのだけど。本人が「そろそろ、結婚、すべきじゃね?!」とアクセルを踏みたいとき築きたい家族のイメージとか、なりたい父親像がゼロだと前に進みにくくて可哀想かなあと思って。

これについては、私が夫と努力して、良い家庭を築こうとしないと難しいと思う。キツキツの共働き夫婦で余力がないためなかなか難しいが、がんばる価値は大きそうだ。夫婦喧嘩ばかり見せてたら(昨今、子どもの前での夫婦喧嘩は虐待になるそうで…)「家族なんて、うぜ。ひとりでいい」って言われちゃうかもしれない。

おまけとしては、遊園地や美術館や映画や食事などにたくさん連れ出したい。デートするときの参考になるかもしれないし…。

子どもたちが将来、結婚したいと思ったときできる土台になるように、以上を仕込んでいきたい。果てしない戦いになりそうだ。というより無理ゲーかも?!

それもそうだ、前に、子育てそのものが無理ゲーだよ!と嘆いたことを思い出した。こりゃやっぱ少子化止められないかもしれない。少なくとも我が家の中では…。

「子育ては無理ゲー」の記事はこちら↓
このときは小1の壁が辛すぎて文章が荒れてる…

壮絶な小1の壁の記事はこちら↓
仕事人生初のピンチは第一子育休復帰後。息子と夫が次々に入院した。けど、男児2人抱える我が家の小1の壁はさらに凄かった。

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