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職業体験型ワーケーションプログラム   レポートVol.2

福岡県在住のバイオフィリックデザイナーの尾形さんがワーケーションに参加くださいました◎

東京の東京藝術大学を卒業し、イギリスのデザインを学びに留学をされ、現在は、バイオフィリックデザイナーとしてフリーランスで日本各地の島々に渡り、新たな作品、新たな素敵な出会いを求めて様々なスポットへ足を運んでいます。
各地域の自然や歴史、伝統などを取り入れるのが好きな尾形さん。
阿久根の川遊びから始まり、阿久根の歴史や七不思議、田代小学校にある立派なセンダンの木、脇本にある寺島など、様々な阿久根を体験しました。また、大漁旗染の染工房で職人の技を学んだり、地元の保育園で子どもから大人までもが心を踊らせるアートのワークショップをしたりなど、とても濃い1週間の日々でした。

◎今回の阿久根滞在をダイジェストで報告させていただきます。

★1日目 オリエンテーションとリバートレッキング
ワーケーションの始まりは、毎回、阿久根の顔とも言える阿久根駅からはじまります。阿久根駅で初めてお会いした際の印象としては、とっても元気でリバートレッキングにいつでも行ける服装で来てくださり、パワー溢れる方だなと感じました。

それでは、阿久根市大川地区へ移動して、リバートレッキング!!

現地に着くと、早速、『ピカ』『ゴロゴロ』ポツ、、ポツ、、と自然が大きな声で歓迎の雨を降らしてリバートレキングのスタートです。
阿久根の自然から歓迎の挨拶が終わり、アウトドアガイドの津崎信乃さんから、網とシュノーケリングを渡され
(ガイドの信乃さん)
「今日カニとエビ何匹捕まえる?」
(尾形さん)
「え、今日カニとエビ何匹捕まえるかですか??5匹ぐらいですかね?多いかな?」

川で生き物を捕まえることは初めての尾形さん。なんと、川に入って、ものの10分ほどで目標達成!!
自然の光、自然の命、自然の声を五感で感じ取りながら今の自分とまた新たな自分と向き合う時間。

※尾形さんの感想
「アクティビティやスポーツとしての川遊びじゃない、いのちがめぐるトレッキングでした」

★2日目・3日目 アキノ染色工芸さんにて職業体験
はじめに、アキノ染色工芸さんについてお話させていただきます。

阿久根市は、海に面したまちで「漁師まち」とも言われ、船には色鮮やかなパワー溢れる大漁旗が靡いています。その多くを手掛けているが「アキノ染色工芸」さん。今年で40年目を迎えます。

本日の職業体験内容は、手拭い作品のお手伝い。
布に手拭いの柄を模った板に、専用の糊を振り、水で馴染ませます。
繊細で、1つ1つ丁寧に作業を行う秋野さんの職人技。

秋野さんの大漁旗や手拭いに対しての思いや技術について質問され、同じアーティストとしてのアイデア出しもされたそうです。
(秋野さん)
「アーティストとして、これまで様々な経験があるからこそアイデアの引き出しが多く、今回一緒に作業を行いアドバイスなどもいただけたので、とっても私自身貴重な時間を過ごせました。」 

と、とても素敵な感想をいただくことが出来ました。

手拭い作成の体験中

アキノ染色工芸さんのInstagram
https://instagram.com/akino_dyeing_craft?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==

★4日目 アキノ染色工芸さんで筒描き製作
(フリータイムの日)
本日は、フリータイム。
尾形さんから「アキノ染色工芸さんで学んだ技術を活かして、筒描き作成に挑戦します。」とのこと。

※筒描きは、渋紙(しぶがみ)の筒にもち米や米ぬかなどを混ぜて作った糊(のり)を入れ、筒の先から糊を押し出して布に線や模様の輪郭を描き、生地を染料で色付けした後、糊を洗い流すと、糊の部分が白く浮かび上がるという技法です。

作品のテーマは
「生命とひかりのつぶつぶ」
海中のサンゴのイメージで表現されたそうです。

筒描き製作中
出来上がった作品は最後に

人それぞれの五感で感じとる、生き物との会話で生まれる作品
色鮮やかで、初めて筒描きの作品を見たのでとっても新鮮な印象と浮き出た線をなぞりたくなるようなさまざまに動く線の作品でした。

★5日目・6日目 阿久根めぐみこども園にて職業体験

園内にある、木や植物を使い真っ白の布に思いっきり思うままに色を乗せていく。
普段は、「だめでしょ」「何してるのー」
と親御さんに怒られるところですが、今日はオッケーの日。
この企画は、『やってみたい!』『やりたーい!』と思った子供達には、やってみたいと思ったそのタイミングでやらせてあげる。子どもが楽しく、思いっきり色を付けると、大人もじっと見てはいられない、尾形さんも、先生方もありのままに思いっきり楽しむ。
そうすると、また子ども達も色を付けていく。

自分の体より大きい植物を使い色付けていくお友達
中には、色づいた葉っぱや小石を見つけて集めるお友達も
尾形さんも思いのままに走りながら色をのせる!
出来上がった作品
筆として使った植物達も新たに色をのせ
子供達と植物の魔法の箒を作りました。

★7日目 阿久根の視察

最終日は、阿久根市で気になっている場所に行ってみよう!!
ということで、「もう一度、ともまち珈琲さんへ!!」
カフェのデッキに座って、海を眺めながらコーヒーを飲み一息つくと、、視線の先に、丸くてもっこりとした島が。そこは「寺島」と言われ、今も昔も無人島ではありますが、昔、その島ではバレーボールをして遊んでいたなどのお話もどこかで聞いたことがあります。

「なんかあの島、気になる!!行ってみたい!!」
という突然のリクエスト。尾形さんが、最後にお会いしたいと切望していた、アウトドアガイドの津崎信乃さんに相談したところ、何とかスケジュールの合間を縫って合流してくださいました。突然の無茶振りにも関わらず、寺島でネイチャーガイドまでしていただき、本当にありがとうございました!

島で取れた貝などを茹でて一個一個
大切に命を味わいました。


★最後にAKINO DYEING CRAFT アキノ染色工芸さんで作成した「筒描き」

こちらの作品をみて、どんな尾形さんを想像しますか。
アーティストならではの感性と思いの詰まった1週間をInstagramにて
お話くださっています。
ぜひ、ご覧ください。

https://instagram.com/botanical__design?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==



職業体験型ワーケーション
「阿久根の人・まち・企業の魅力を伝える7DAYS」
ご興味を持たれた方はお気軽にご連絡ください。
別のnote記事にて、企画の詳細についてを投稿いたしますので、
そちらでご確認いただけたらと思います。

Instagram

https://instagram.com/akune_job?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==


地域おこし協力隊
株式会社まちの灯台阿久根
阿久根市新町1番地
0996-72-3646(TEL)
0996-73-0237(FAX)
fnkaakune@gmail.com
福嵜・桐野




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