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口煩い人とは

こんにちは。

口うるさい人の深層心理について。

口煩い、という表現だけあって、口だけで、体を動かさない人。カラダを動かしたくない人。
前提、根幹にあるのは、「自分は変わるつもりはない、動くつもりはない。相手、対象に問題があるので、あなたが対処してほしい」という趣旨を、他者に指図し、しつこく拘り、言い続ける人。
その人の拘りと主観で、小言、難癖、文句という形で、相手を煩わせ、負担を強いるケースがほとんどです。

境界があいまいな性格の人は、多くの人が心の中でとどめておくようなことを、外に出す傾向があるそうです。性格的には拘りがある人、が人に伝えようと必死になるそうです。
また、一定程度の自信がある人は、ぶつぶつということはありません。

多くの人が、少し考えて行動すれば、簡単にすぐ解決するようなことでも、
口煩くなる理由には、自分の邪魔や障害物に関して、自分が動くのではなく、相手や対象物になんとか動かせようと、脳内は理由づけに忙しいから、かと思います。

駄々をこねたり、無礼な言動で、タイミングを見計らい、時間稼ぎが始まります。自分は変わるつもりは一切ない、というアピールでもあり、自分は変わるつもりはないので、障害物、相手に変われ、と、あれやこれやと口出しが続きます。

十中八九、周囲からは煙たがられ、人相や体型にもあらわれています。

本質的に横柄で、自分で体を動かしてやることを拒むので、何をやるにも、いかに他人を動かそうか、と「口ばかり」が定着しています。使える人を探し、目を付けるアンテナを張ることにエネルギーがさかれています。

この傾向の方の身の回り、周囲を見渡すと、わかることも多いのですが、所有物の管理も把握も動かすこともなくなるため、整理整頓ができず、溜め込み症だったりします。
自分は変わることなく、相手に変われ、動かないものが悪いとでも言わんばかりに、人には躊躇なく指図できますが、物は動かないのでそのまま放置や、たまる一方です。

以前、長年片付けができない言い訳を、「どうにもならない」という人がいました。
お独り身の中年女性で、神経症的なマキシマリスト、長らく、物の整理をどうにもしていないので、どうにもならなくて、当然だと第三者側からは感じましたが、当の本人は、話し好きで、口数が多い割には、体は動かず、そもそも自分でやる気もない様子で、誰かがやってくれるとばかりの余裕と言いようで、長年過ごされているのがよく伝わる方でした。今思えば、ASD、ADHD傾向も感じ取れた気もします。

口を動かす時間を、かだらを動かす時間に充てる発想がなく、自分には何の落ち度もなく、非もない、の一点張り思考で、何かあると体調の波を言い訳に抵抗が始まります。

公私ともに、周囲と乖離が激しく、人は離れていきますが、本人は変わる気はさらさらありません。本質を理解することなく、孤立し、寂しさや苛立ちから、また干渉できる対象を求めては口出しを求めます。

物事の捉え方や見えている世界が、狭く、認知も偏っているようですが、根底には億劫さや、反抗、抵抗、相手を丁寧に尊重できないために、妥協や協調ができないことが大きい課題ではないかと感じます。

背景には、心のトラウマなどが関与しているとも言われますが、煩く言い続けたところで、思い通りに人が動かない場合には、立場や権力を利用し、パワハラなど力づくで、暴力的に圧力をかけて、ねじ伏せたり、事を丸めようとするような人もいます。

体力的にも能力的にも、不可能なことでもない些細な事に、自分は動かず、他人を介して何かと口出しを続け、相手の時間と労力を奪う無神経さ、エネルギーバンパイヤ状態を継続するのはいかがなものか、と感じます。

思考の柔軟性に欠け、他人に依存し、口ばかりの言動になる原因には、教育格差、家庭、環境格差とも言われ、長い間、まともなロールモデルがいなかったり、変わる必要がなく、気づける環境になかったこと等も、人格形成において、残念な結果に至る要素のひとつであろうと言われています。

時として、「反応すること」が、口煩い人の栄養分になっていたりします。気を付けたいと思います。

最後まで、お読みくださりありがとうございます。

今日も素敵な一日を。





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