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#エッセイ

大人がてんやで泣きかけた話

大人がてんやで泣きかけた話

マイナンバーカードの申請をしたら国から2万円分のポイントをもらった。

「現金で2万くれや!」とはちょっとだけ思ったけれど、ありがたい話である。せっかくの臨時収入なので、外食をすることにした。

駅前に繰り出し、自分がチャージした決済サービスに対応している飲食店を探すことにしたのだが、これが中々見つからない。キャッシュレス決済ってsuicaぐらいしか使ってこなかったので初めて知ったのだが、PayP

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みんなの「できる」が自分は「できない」

みんなの「できる」が自分は「できない」

おそろしいほどに何もできない。できないことに対してできることの数が本当に少ない。なんか、今までの人生、エラ呼吸なのにずっと陸で活動させられている感覚だ。

みんな横一線で初めてのはずなのに、自分だけできないことが多すぎる。幼稚園での図工の時間から今に至るまで、何度このシチュエーションに遭遇したのか分からない。一緒に自動車教習所に入学した友人は、自分より四ヶ月早く免許を取得していた。

コンビニに行

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普段よりちょっと高い食パンを食べた5日間の日記

普段よりちょっと高い食パンを食べた5日間の日記

いつものスーパーの馴染みのパンコーナーへと足を運んだ。

お目当ては、8枚切りの一斤88円の食パンだ。上京してきた頃は、場所によっては70円程で買えた食パンだが、最近の物価の上昇で、安いスーパーのプライベートブランドでも100円前後はするようになった。そんな中で、このスーパーでは、一斤90円以下をキープしてくれている。極貧生活を送ってる身からすると本当にありがたい。

経費削減の犠牲になったであろ

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怒り

6秒ルールをご存知だろうか?

感情のピークは長くても6秒だといわれており、この6秒を我慢することで怒りは収まるというもの。腹が立った時、心の中で1から6まで数を数えると怒りがゆっくり沈まるという神システムらしい。

いや、ウソ過ぎる。そんなわけがないって。「6秒我慢したら怒る気なくなったわー!」ってなるわけないだろ。

僕は、今まで自分に投げかけられた心ない言葉も、理不尽でおもろないイジりも、「

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「なんとなく」でFラン大学に進学するとどうなるのか?

noteでよく記事が読まれる秘訣として、「その人にしか書けない記事を書く」というアドバイスを見た。自分の知識の中で、普通の人があまり知らなくて記事に出来そうなことは何かないかと考えた結果、「Fラン大」と「未解決事件に異常に詳しい」しかなかったので、まだ記事にしやすそうな「Fラン大」について書こうと思います。

Fランへの進学

僕のことを知らずに、この記事を読んでいる人もいるかもしれないので、自己

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屈辱

中学生の頃、クラスの一軍の奴に当時ブレイク中だった「小島よしおをやれ!」と雑なフリをされた。

ここで「そんなの関係ねぇ!」と叫んでも、ウケるわけがないし、ウケたとしてもそれは嘲笑だろう。そんな敗戦処理の試合でも登板拒否出来ないのが当時イジられキャラだった自分のクラスでのポジションだ。

僕は、小島よしおの代名詞の「そんなの関係ねぇ!」ではなく、「ラスタラスタピーヤ!」を選択した。みんなが「そんな

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自意識過過過剰

夜道を歩いてる時、目の前に女性が歩いていると、「これストーカーだと思われていないか?」と不安になる。実際は、「後ろにキモい奴がいるな」ぐらいは思われてるかもしれないが、害のないただキモいだけの奴をストーカーとまでは思っていないはず。けれど、今までカスのレッテルを貼られ続けてきた経験が、僕の思考をそうさせる。

そしたら、進行方向を変えるのだけれど、今度は、「アイツ、ストーカーしてるのがバレたから別

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好きなキャラクターの人気がなかった話

好きなキャラクターの人気がなかった話

「けいおん!」をご存知だろうか?女子校の軽音部を舞台にした4コマ漫画で、今から15年前に京都アニメーション制作でアニメ化もされた作品だ。

同世代の漫画・アニメ好きな人からすると「知ってるに決まってるだろ!」とキレられそうなぐらいのヒットしたし、そういったカルチャーにあまり精通していなくても作品名は聞いたことあるぐらいの人は多いのではないか。けいおんがきっかけで軽音部に入ったり、楽器を始めたという

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無職を5年続けると人はどうなるのか?

お久しぶりです。

中学生レベルの文章力でここまで頑張ってきたnote。おかげさまでフォロワーも4000人が見えてきて、投稿頻度を増やしたいのですが、社会との接点がほぼない生活を送っているため、「もう書くネタねぇ〜!」と、ここのところ投稿ペースが激減しております。

「じゃあ、働いてないことを書いたらええやん!」という発想に行き着き、今回は無職の生活と自分が無職になった経緯を書いていこうと思います

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「7文字でタダものじゃないなと思わせてください」ってお題に対しての「6文字で十分」って回答を見て「7文字じゃないじゃん」って感想を抱く人とは仲良くなれない

「7文字でタダものじゃないなと思わせてください」ってお題に対しての「6文字で十分」って回答を見て「7文字じゃないじゃん」って感想を抱く人とは仲良くなれない

大喜利でとにかく面白い芸人を決める大会IPPONグランプリ。10年以上続く番組の歴史で数々の名解答が生まれたが、一番好きな解答は?と聞かれたら、僕は迷わず「7文字でタダものじゃないなと思わせてください」というお題に対する千原ジュニアさんの「6文字で十分」を挙げる。

「6文字で十分」には面白さだけではなく

「7文字で答えてみろ」に対して7文字使わないカッコよさ

お題に沿った上でお題に歯向かえる

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友達が0人になった日

友達が0人になった日

学生の皆さん、友達はいますか?

社会人になると遊ぶ時間も減って交遊関係も薄くなるので友達がいない人もいるかもしれないけれど、時間もあって常に誰かと行動してる学生なのに友達がいないってことはそうそうないと思います。

そのそうそうないケースにぶち当たったのが高校生の自分。半月ぶりのnoteですが、その間で何も起こらない生活だったので今日はその話を書きます。

高校一年生の自分は、バンバン発言しクラ

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打ち上がらない

高校時代の文化祭にはろくな思い出がない。

一年生の時は展示会の店番を本来30分でいいところを二時間やらされ、二年生の時は展示物の制作が自分の班だけ期間内に間に合わず班長(無理やりやらされた)だった自分が責められた。

中でも三年生の文化祭は特に辛い思い出である。

飲食の模擬店をやることになったのだが、クラスのリーダー的な存在の奴が「俺達で成功させよう!」と言ってクラスを鼓舞させていた。非常に陳

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冴えない中学生だけで祭りに行った話

冴えない中学生だけで祭りに行った話

中学一年生の夏、暑い日差しがジリジリと照りつける中、僕はAくんという子の家でゲームをしていた。

お金持ちのAくんの家でクーラーをガンガンに効かせジュースを飲みながらスマブラ三昧。十数年前の話だが、当時の僕は今よりよっぽど良い夏の過ごし方をしていた。

僕が操るルイージのファイアパンチが炸裂したところでAくんはある提案をしてきた。

「なぁ、今日祭り行かん?」

それを聞かされた僕は、「いやいやい

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誰のせいにもできない

イマイチな人生を送っている。

恋人ができたことがない。恋愛が全てではないけれど、やはりこの事実は虚しい。学校帰りに女の子とサイゼに行って異常な安さのピザを分け合ってみたかった。

恋人だけじゃない。僕には喜びや感動を分かち合えるような友達もいない。どん兵衛を開けたらハート型のきつねが入ってても「ヤバい!」とLINEを送れる相手がいない。

おまけにお金もない。同世代では家庭を築いてマイホームの購

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