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嗚呼、職人の絶望日記

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京都で漆と木工の仕事をしている脱サラ職人。 父は職人歴50年のガンコ者。 絶望的な経済状況の中でおもしろおかしく生きていこうとする、希望にあふれた職人の生きざまをご覧あれ。 アウ… もっと読む
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2018年7月の記事一覧

アウトドア漆器の木地試作 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記。 2016年6月。 キャンプでの使用を考えたお椀の木地の試作…

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職人さんのマネ 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2016年5月 ツーリングがてら、材木屋さんを見つけてきた。 車がある今となっては、どうやっ…

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材木探しという名の、、、 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2016年3月〜4月。 木工を始めた当初の大きな課題の一つが、「木材の確保」だった。 ホームセ…

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お椀、吹き飛ぶ 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2016年2月。 漆塗り職人の師匠である父に内緒で購入した木工旋盤。 夜、漆の仕事が終わってか…

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父の隠し玉・後編 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

どうも、スマホの検索履歴が上位から「投資・株・2019 新ビジネス」になっていて、「あ、これ…

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ときめきが生まれる瞬間 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

銭湯の入り口で靴を脱ぎ、すりガラスの引き戸をガラガラッと開けた時、番台に若い女性がいると…

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男同士のうすきみ悪い約束 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

昔、京都で新卒入社した時の同期が大阪に戻っていて、久しぶりに遊びに来てくれるという。有無を言わさず、「キャンプな」とメールを送った。 しかし、当時一緒に働いていた会社の先輩方と、軽くお酒を伴うであろう食事に行く予定もあった。 そこでナイスアイデアが浮かんだ。 お酒を飲むと車に乗れないなら、お酒を飲んでから歩いて行けるどこかの山でキャンプをすればいいではないか。 我ながら柔軟な発想には脱帽した。 当日の夕方、京都のビジネス街である烏丸御池にテントや寝袋一式を詰め込んだ

男同士のうすきみ悪い約束 パート2 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

元同期と某山頂で、京都タワー消灯の瞬間を見逃したのは約1年前のできごとである。 そして先…

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彼らのプロ野球チップス 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

北海道に、野球友達の(と思っている)青年がいる。 彼はとある宿の息子で、3人兄弟の長男であ…

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職人の活路 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

先日、京都市産技研さんで講師としてお話してきました。 漆工応用コースの生徒さんの研修とし…

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アポなし父さん・前編 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

父の弟子となって1ヶ月が過ぎた、3年前の12月のことである。 「宇治まで麻の布を買いに行くか…

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アポなし父さん・後編 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

レンタカーまで借りたのに、宇治市にある材料屋さんの出張期間と父のアポなし訪問が重なってし…

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職人になる前に知っておくべきと思うこと・前編

2年半前、当時27歳で漆塗り職人の父の後継ぎとなった。 職人さんに発注する側のメーカー勤務2…

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職人になる前に知っておくべきと思うこと・後編

これは、メーカー勤務を経てから伝統工芸士である父に弟子入りした僕の個人的な感想です。 すべての職人、元締めがそういう関係ではありません。 あくまで、「そういう危険性をはらんでいる」という話です。 思ったことをストレートに書きます。 気を悪くされる方もおられると思うので、閲覧は制限させていただきます。

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