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スプリントプランニングなんてうまくいくはずがない理由と改善考察

こんにちは。

システム企画やPMなどやってますカフェカフェです。

当社でも最近アジャイル開発的なスクラムだとかスプリントだとか取り組んではおりますが皆さんはやってますか?

最初の頃は胸躍らせてメンバーに進め方や用語の意味説明したり、Notionのスケジュールビュー(ガントチャート)を導入したり。。。(まあ、今でも使ってますけどね)

ただ、どうにもうまく行かないなーっと思い出してまして現時点でうまくいくわけないという理由を書いておきたいと思います。
 


トラブル系にはそもそも向かない

 
これ(スプリントだとかスクラムだとか)をやり始めた時がまず悪かったです。

これをやり始めた時が新規開発の機能追加フェーズではなく、サーバー環境周りで問題が発生した時でした。

原因が掴めてないものをスプリントプランニングしてもほぼうまく行きません。いくわけないです。だって、誰も原因分からないので1日で解決するかもしれないし、1週間やっても何もつかめないかもしれない。

こういう問題に対してはあまり向いてないと思います。

一方、プロダクト開発において機能追加や改善フェーズでは比較的ワークしそうには思ってます。
(ただ、プロダクト開発の0→1フェーズではきっとワークしないんだろうなあと思ってます~♪じゃあどこで使えるだよって機能改善くらいで実はものすごく限定的な状況でしか使えないじゃん…って思ってたりします。括弧の中は見なかったことにしてくださいwww)

人によって違いすぎる

 
これ言ってしまうともうどうしようもないのですが・・・

スキルが人によって違いすぎます。

一説によるとエリートやハイパフォーマーとローパフォーマーでは工数が5000倍くらいは違うというお話があります。
(業界のオーサーがそういった発表の場でちゃんと分析した結果みたいなので信憑性はありますし、実感としてもそうだと思います。ただ、そのURLがすぐ見つからないので分かり次第追記します)

まあ、プログラムスクールで少し頑張ったくらいの新人と、社内のベテランで考えれば普通に分かりますよね。

ベテランが1日でできることを新人は内容によっては下手すると1週間やっても、1ヵ月やっても出来ません。何か成果物上げてきてもイマイチなものになります。ましてやはまった時にそこから脱出する必要があるタスク内容だったら本当にスタック状態になります。

中堅(例えば3年~5年選手くらい)だったとしても得意不得意はありますし、ベテランでもやったことない分野だったりしたらとたんに保守的なリアクションになります。
 
 

計画通りにはまずならない

 
仮に車でどこかに行く時を想定します。

この場合は高速道路で平均何kmで走れそうかは新米ドライバーでも、ベテランでもそんなに変わりません。高級スポーツカーだからと言って時速200kmでは走れませんのでそういった要因も含めてカーナビの工数予測は「前提条件」が整っています。

また、交通渋滞の発生も把握されてますし、時間帯による混雑傾向も分かっています。ですのでナビでA地点からB地点を入れて1時間30分と出たものが5時間とかになってしまうことはないですが、、、

開発となると

  • 人(車)によって出せるスピードがかなり違う

  • 内容(道路状況)が事前に分からないし変化もする

工数を見積もることがとても難しいものとなります。
 

それでも全体の流れを把握くらいはできる

 
スプリントプランみたいにしてしまうとうまく行かないだけではなく、計画の修正修正だったり、延長延長みたいになりまじで意味ないと感じています。

とは言え、何をしようとしているのか?をメンバー間で共有するくらいのものは必要で、現在はそのくらいのものとして取り組んでます。
 

大規模プロジェクトには関わりたくない

 
10人以上の開発プロジェクトなんてどうやってるんですかね?

私の場合は数名(初期はできる開発2名だったので今思うと幸せだったかも)しか経験がないので良く分かりませんが、かなり大変そうだなー、ストレスしかなさそうだなーって思ってます。

ステークホルダーの関係で板挟みという開発とは違う次元の問題も絡むとこれは地獄でしょうね・・・

もっとも、そういった凄いプロジェクトに呼ばれることもなさそうですが大変だろうなーという想像だけです。
 
  

自分のワークを管理するには使える

 
ちなみに個人的にはスプリントとかアジャイル開発、devopsとか、ほかにもシステム思考、デザイン思考、アート思考などいろいろ勉強させてもらいまして、

その中でNotionという神ツールにも出会い。

今は自分のワークを進めたり、推敲したり、計画したり、アイディアを集めて整理したりと大活躍はしています。

一応個人のワークに関しては一人スプリントみたいなこともしていてこれは機能してる感はあります。
 
 

まとめ:小規模な開発が一番♪


やはり何にしても前提条件を整えることが大事そう。

メンバーの得意不得意や、スピード感、スキル、経験などを整理し地ならしをしっかりやっておき、使うツールだったりですね。あと、計画的な採用と教育システムなんかも含めて設計が必要そう。それと仕事する環境だったり、もちろん人事評価制度や給与なども。

ただ、いろいろ大変すぎますし、自分がトップで社長でないと会社全体をデザインできないので何かとね。

やはり、しっかりインサイトして、今時の言い方だとPMF(プロダクトマーケットフィト)していって、スモールな開発をフルスタック系の開発者1名+配下でプログラミングをする中堅1名+必要に応じて外部リソース少しくらいが精神的にも良いですし、アジャイルとか言わずとも最初からアジャイルで、スプリントなプロダクト開発ができるじゃないかな?って思ってます。

ただ、この場合、

  • 企画が全て(インサイト、PMFっぽいあたり)

  • 事業戦略が全て(ターゲット、マネタイズ、運営コストなど含めた実行可能で戦略的にポジションングがうまくできていて収益計画が達成可能)

  • 資金計画が全て(調達ではなく最小資金を用意してセルフマネタイズしてセルフファイナンスを回して成長していけるという意味)

この辺ができているうえでどのように数名から始めてシステム基盤、事業基盤を作っていけるか?が問われると思っています。

今、スタートアップとか流行ってますが・・・下手にあこがれてもいいことは何一つなさそうだなと思い始めてます。

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