#190 新緑とパンとアイスコーヒーと本 / お金について学ぶ
初夏の新緑はみずみずしさにあふれ
緑がまぶしい。
気持ちよく青空が広がった朝、
そんな緑の中で過ごそうと
お気に入りのパン屋さんのパンとコーヒーと本を持って
山の中腹にある公園へ出かけた。
パン屋さんでパンを選ぶところからが楽しい。
棚にはおいしそうなパンがズラッと並び、
どれにするか悩む。
悩むほど魅力的なパンと品数の多さがあるパン屋さん
というところがミソだ。
ここからもう楽しさが始まっている。
目的地は一面の緑。
なんて気持ちいいんだろう!
予想通りの風景にむふふと心で笑って
さてどこで過ごそうかと見渡す。
点在している木陰のベンチに談笑している年配の男女が
いく人か。
屋根のある過ごしやすそうな東屋は
ラッキーなことに誰もおらず、そこに落ち着くことにした。
ベンチに布を敷いて
パンとコーヒーを並べる。
暑い日だったので、氷が入ったアイスコーヒーを買った。
それとおかず系のフランスパンと甘いパン。
東屋の中はひんやりして風がサラサラと吹き抜け、涼しい。
青々とした木々の眺めもいい。
滞在には最高の場所だ。
眺めながらアイスコーヒーを飲む。
冷たいアイスコーヒーがストローからのどを通っておいしい。
ベーコンとたっぷりのチーズを乗せてこんがり焼いてあるフランスパンを
バリバリとかじる。
ベーコンとチーズの塩気とコクが小麦と合って
パンのおいしさを引き立てている。
パンを片手に本を読んでいたら、
ウォーキングで山を上ってきたらしい年配の女性が
汗を拭き拭き入ってきた。
私から少し離れた場所でリュックサックから何か出して
荷物の整理しているようで、少しふう、と休んでまた出て行った。
みんな憩いの場所だ。
本を読みながら時折目を上げると
目に入る新緑に癒される。
向こうの木の下では保育園の子供たちが
先生と遊んでいた。
楽しそうな歓声が聞こえてくる。
「せんせー!ゴキブリ!ゴキブリ!」
「黒い虫はみんなゴキブリなんだね!」と
先生笑っている。
「○○ちゃん、こっちきて!みんなで写真撮ろう」と
元気な先生の声と笑い声。
こんな先生いいなあと思った。
子どもたちとたくさんおしゃべりしていて
向き合い、楽しんでいるのがわかる。
だから子どもたちも楽しそう。
楽しい空気は楽しい空気を呼ぶ。
「さあ帰るよ〜。」と先生が歌い始めると
その歌に合わせて子どもたちが並び始めた。
アヒルの親子の行列みたいに一列に並んで歩いていくのが
微笑ましい。
東屋の外にも木陰のベンチを見つけて
気分を変えて引っ越し。
ベンチの横の小さな木が、十分な木陰を作ってくれている。
残りの甘いパンを食べながらここでも本を開く。
今まであまり真剣に考えたことのなかったお金の勉強を始めた。
この本は20年ほど前に出版された大ベストセラー、ロングセラー。
存在は知っていたが読もうと思わなかった。
お金について学べる本はたくさんあるが、
最近気になり購入した。
時代もどんどん変わっているので改訂版が出ていることに
買ってから気づいた。
お金については学校では教えてくれなかった。
そんな考え方があるのかと視野が広がった本。
コテコテのお金の常識に囚われてきた私。
この本によると家や車は資産ではない、
使い始めれば価値はどんどん下がっていき、
ローンや維持費、修理費もかかりその分目減りするので負債と捉えている。
家や車は資産ではないのか!?
資産を増やすというようなことから税金のことまで
私には理解のハードルが高めだが、
お金持ちはその考えだからお金持ちなのだと
心のどこかで納得した。
時代は今激しく変わりつつある。
税金などの法律も年々変わっているようで、
知識は必要だなと感じている。
子供の頃はコンビニもなく、携帯もなく、
レコードや黒電話、チャンネルをダイヤルで手回しする箱型テレビで育った
昭和生まれの私は、令和になってさらにコンピューターやAIの進化、普及に
時代がどんどん動いているのを感じる。
そんな中でもお金持ちのお金への考え方は基本昔から変わらないようだ。
私のような凡人とは違う考え方。
「お金の為に働くのではなく、お金に働いてもらう」
それがどういうことであるかまだ私も説明できないけれど、
お金は私たちに切り離せないものだ。
この本を読んで、自分が自分らしく生きるために
少しずつお金のことを知りたいなと思い始めたところ。
お金から受ける恩恵に感謝しましょうとはよく言われていることだが、
改めてそう思う。
好きなパンとコーヒーを買って、
読みたい本も買えて
好きな所に来てゆっくり味わいながら読書を楽しめる時間がある。
なんて幸せなことだろう。
🌱お読みいただき、ありがとうございました(^ω^)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?