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火事のような夕焼け

本当に燃えているかのようでした。

秋の夕暮れは、何となく物悲しく感傷的で、それでいてドラマチックな気がします。

年末に近づくと、なぜか焦りを感じませんか?
私だけでしょうか。

もうすぐ今年も終わり?

えっ、この前年が明けたばかりだったのに?

私、何かやり遂げたことある?

何か成長できた?

等々、心に問うと、すぐに答えは返ってきません。

日々生きていれば、それだけで価値のあることで、別に特別な偉業を成し遂げたり、「素敵なあの人」と比べたりする必要は全くないはずなのに。

「何か立派なことやったの?」
「世間様に対して何か誇れるものを残せた?」

と、私の中のもう一人の私に煽られて、焦りと憂鬱を感じながら、ふと見た景色がこの鮮明な夕焼けでした。

圧倒されたと同時に不思議と癒されました。

昇っては沈み、また昇る…を繰り返し、いつも当たり前のようにそこにある太陽なのに、時期や時間によって見せる顔は変わります。

「普通」「当たり前」を繰り返し、変わり映えないなぁ、なんて思っているわたしにも、輝く瞬間があった…はず、ですし、この先もあるはず。

そして、自分ではそう思えなくても、もしかしたら私の知らないところで誰かに素敵な影響を及ぼせている…かも?

何にせよ、1日1日を大切に楽しく、そして幸せに生きようと思いました。

幸せは今ここにあります。

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