なぜ選挙に行くのか?をイギリス人に聞いてみた
選挙って日には必ずですねー、
とあるイギリス人に「選挙に行かなきゃだめ」と言われる!
この方は、長年日本に暮らしている、
もちろん日本では選挙権がないけど
そういうイギリス人ね。
で、選挙に行けと言う理由をね、こういう風に言うわけよ。
ろくでなしを追っ払え!
Get the Bastars Out!
あの、、、、選挙に行く理由がコレ?
っていうのはなんか?!
だって日本だと、選挙に行くのはちょっとかしこまって、
選挙行ってきました!!
役割果たしました!
みたいな感じじゃない?
正しい行いをしたっていうかさぁ。
なもんで、そーゆーろくでなしを追っ払え!みたいな感じとは
ちょっとニュアンス違うなぁと思って、
取材風に聞いてみましたよ。
(写真は、コロナ直後のイギリスで、選挙のようす)
質問1 日本とイギリスで選挙に対する態度って違う?
アンサー1ね。
日本人は現状のままっていうのが好きだと思う。で、争いを避けるよね。
イギリスでは議員や政府の連中が、自分たちの意に沿わないことをするなら彼らを選挙で落としてやろうというのは当然のこと。
質問2 日本では政府を「お上」としてまず信頼する。イギリスでは?
でアンサー2がコレ!
政府や議員は俺らが投票したからそこにいるわけで。
俺らが彼らをそこに送ったんだ。
ちゃんとしてなかったら落とすべきだろう。
質問3 友達が、お母さんが選挙に行ったと言うので、誰に投票したか聞いたら、近所の人の親戚。理由は勧められたからだそう。イギリスではこういう投票先の決め方はあり得る?
でアンサー3がコレね。
ありえない。投票先は個人が考える。誰かが勧めるからその人に投票したらそれって、その友達を喜ばすため。選挙は自分の意見を表すためにあるんだから友達を喜ばすためじゃない。
質問4 日本では自民党が民主党に政権を渡した時に3.11の震災が起こって、原発事故直後に菅首相が福島に行ったことが非難されたりで、自民党以外は信頼できないという人が多いけど?
でアンサー4がコレな。
政党は、各政党の方針が、自分の考えと合っているかで選ぶ。イギリスだと保守党は経済に強い、労働党は福祉に強い、というふうに強いところが違う。一つの政党だけを信頼するというより、どの政党の方針を支持するか、何を期待しているかで選ぶ。
質問5 日本ではデモに行く人は「プロ市民」と言われてなんか優越感もってる一部の人たちのことを指すネット民がいるよ。
でアンサー5がコレ
イギリスは違う。デモは一部ではなくて政策に怒りを感じたらする。
質問6 Get the Bastars Out!ろくでなしを追っ払え!のフレーズはイギリスで一般的に言われているのでしょうか?
でアンサー6がコレ
昔工場で働いていた時の同僚が、言ってたフレーズなんだ。イギリスで一般的に誰もが言うとかというとそうではない。同僚からはお父さんが言ってたセリフだと聞いた。
質問7 あなたの同僚はいわゆる「怒れる若者」(アングリーヤングマン。社会に対し漠然とした不満を持っている収入があまり高くないイギリス民を指す表現。) ”Angry Young Man”だったのかな?
アンサー7
ん?そういうわけでもないと思うよ。
「怒れる若者」は怒ってるから、みんな選挙に行くと思わない。
「怒れる若者」は怒ってるなら、選挙よりもデモに行くんじゃない?選挙は意見を表明する場だと思うよ。
結論
みんな選挙に行こうね。
以上でした!
ろくでなしを追っ払え!
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