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小説まとめ

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僕の書いた小説の類いをまとめました。
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#ショートストーリー

真野さんと吉田くん 8話 〜ハロウィンの2人〜

「なぁ、吉田」 「なんですか、真野さん」 「ハロウィンって、結局のところ、何?」 「え、な…

camyu
1年前
86

真野さんと吉田くん 第7話〜素直になれなくて〜

吹く風も涼しくなり、少しずつ秋らしくなってきた、とある休日。僕はタナベ書店で小説を2冊購…

camyu
1年前
70

from insanity. ♯2000字ホラー

※グロくて不快です。苦手な方は読まないことをおすすめします。 【本編】 私には、記憶があ…

camyu
1年前
78

映し鏡【ショートショート】#夏ピリカ応募作品

「…なんだ?」 乗っていたエレベーターが突然停止した。 「クソッ、ふざけんな!」 非常ボタ…

camyu
2年前
135

東京献血奇譚【短編小説】

時刻は午後8時を過ぎたところ。 その日僕は、営業回りを終えて、直帰で自宅に戻るところだっ…

camyu
2年前
94

真野さんと吉田くん 1話 晴れのち雨、夕陽のち虹。【短編小説】

「雨ですね、真野さん」 僕が言った。 「雨だね、吉田」 真野さんが言った。 朝の天気予報で…

camyu
2年前
103

AIって難しい 【ショートショート】

「自動運転システムってすごいよな」 僕は言った。 「すごいよねっ」 アイが言った。 2045年現在、自動車はEV車が主流になり、運転は自動運転が当たり前だ。進化したAIの活用によりカーナビや自動ブレーキの精度が向上し、おかげで交通事故の件数は激減した。行き先を登録してルートを選択すれば、後はほとんどお任せだ。あらゆる交通事故への効果が実証されたことで、政権与党から法案として提出され、義務化される公算は高い。 「でもさ、やっぱりマニュアル車の良さってのもあるんだよね」 「ふ

求める女、求めない男。【短編投げっ放し小説II】

★今回もお話の最後の言葉は、読んで下さった皆様にお任せ致します…。 【本編】 とある日の…

camyu
2年前
81

Is this LOVE? 【短編投げっ放し小説】

★このお話の最後の言葉は、読んで下さった皆様にお任せ致します。 【本編】 目を覚ますと、…

camyu
2年前
64

最高の人生の終わり方【短編小説】

「アナタの血が欲しい」 璃子はそう言った。 どういう意味だ? サブカルメンヘラ女を自称す…

camyu
2年前
68

マリリンと僕17 ~新たなる脅威~

オーディション当日。 僕はインターホンのチャイムの音で目を覚ました。時計は既に午前10時を…

camyu
2年前
45

猫になりたいわけじゃない【短編小説】

現在中学3年生の戸川晴人は、ベッドの中で悶々と思考を巡らせていた。 晴人には今、片想いの…

camyu
2年前
66

マリリンと僕11 ~行く年来る年~

目が覚めた時、既に絵莉の姿は無かった。 身に纏っていた柑橘系の香水の匂いや、抱いた後の体…

camyu
2年前
48

マリリンと僕10 〜 過去との遭遇 ~

クリスマスの夜、いつもの公園でマリリンと会った後、自宅アパートに戻ると、1人の女性が僕の部屋の前に立っていた。 顔を見て、すぐに誰なのかが認識出来た。 「絵莉…」 彼女の名前は深谷絵莉。元カノだ。 元カノと言っても、当時の僕は多い時で5人の女性を掛け持ちしていた。専門学校の同級生、バイト先の後輩、友達の友達、バイト先のお客さん(たぶん既婚者だったと思う)…。どれも僕からではなく、アプローチを受けて、なんとなくそういう感じになってしまった。気がつけば、その人数が5人になっ