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リワークプログラム体験ルポ②(認知行動療法とストレスマネジメント)

COCOです🎈

最近、いいお天気が続いていますね!天気に体調を左右されがちなので(笑)、晴天が続くと、気分も前向きになり、清々しいです。

清々しい天気とは裏腹に、緊急事態宣言が発令され、息苦しいGWとなりそうですね。

自宅でできる楽しみを見つけたいところですが・・・宣言下で過ごすGWも2年目になると、そろそろ何をしたらいいの分かりません(笑)

前回の記事へのスキ!も、ありがとうございました。リワークプログラムという、ニッチな内容を扱っているせいか、いつもより反応が少ない気がしました(涙)

ですが、めげずに(笑)、プログラム体験ルポを、書いていきたいと思います。

今回の「闘病ログ」は、リワークプログラム体験ルポの第2弾です!プログラムの核となる「認知行動療法(CBT)」と「ストレスマネジメント」について、詳しくお伝えしていきます。

では本日も、よろしくお願いいたします☆


1、認知行動療法(CBT)とは?

リワークプログラムの「核」となる内容が、「認知行動療法」と呼ばれる、心理療法の学習です。

「認知行動療法とは・・・?」を、詳しく説明しはじめると、本が1冊書けそうなほどの分量になってしまいそうなので(笑)、ごく簡単な定義と、実際に経験したワークの内容をお伝えします。

※詳しく知りたい!という方は、ぜひ書籍を手にとってみてください。たくさんの本が出版されています。

それでは気を取り直して!認知行動療法の定義のご説明です。

認知行動療法とは、通常の日常生活の中で「ストレス」や「不安」に、どう対処していくか、というスキルを身につけるための方法です。人間の「認知(=ものごとの、受け取り方や、考え方のこと)」に働きかけ、気持ちを楽にしたり、行動をコントロールしたりする方法です。

認知行動療法の、一番の狙いは、「問題を対処していくために、行動を起こしたり、取るべき行動を変えたりできる状態になること」です。

そのために、「なぜ、行動が極端に制限されてしまうほど、マイナスな気分になるのか?」という原理を理解して、マイナスな気分に振り回されずに、行動を取っていく力を養いました。


2、認知行動療法の具体的なワーク

では、認知行動療法の学習のための、ワークの一部を紹介します。

いろいろなワークがあったのですが、個人的に、一番大切だと思ったのは「思考(認知)」と「気分」を区別するワークです。このワークにより、「自分の気分は、自分の考え方次第で、どうにでも変えることができる」と、実感できたからです。

では、どんなワークなのでしょうか?

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例えば、この写真を見て、何を考え、どんな気分になりますか?

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① Aさんの場合

 【思考】ご近所さんで飼われている犬、を連想する

 【感情】愛おしい・ほっこりする

② Bさんの場合

 【思考】昨年亡くなった愛犬、を連想する

 【感情】悲しい・寂しい

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このように、同じ写真(事実)を目にしても、抱く感情は、様々ですよね。

その理由は、事実から、ダイレクトに感情が発生しているのではなく、事実から、頭に浮かぶイメージや考えが生まれ、そのイメージや考えから、感情が発生しているからなのです。

「感情」は、変えることができません。ですが、「思考(認知)」は、変えることができます。「感情」と「思考」を区別できるようになると、「行動を極端に制限する、マイナスな気分」の発生源となる「思考」を変えて、行動できるようになってきます。


3、ストレスマネジメントとは?

では次に「ストレスマネジメント」について、お伝えします。

ここでは、主に「ストレスへ対処するための要因は何か?」など、自分自身のストレスを、マネジメントしていくための知識を、体系的に学んでいきます。

また、リラクゼーション法や、自律訓練法など、具体的な方法を体験してみたり、ストレス対処法を、実際に紙に書き出して、周囲の人と共有したりもしました。


4、ストレス対処法を考えてみよう

「ストレスマネジメント」のプログラムの一環として、自分自身のストレス対処法を、用意された項目に沿って、書き出してみるというワークをやりました。

参考までに、どんな項目があったのか、ご紹介します!ぜひ、この項目に沿って、自分が普段、どんなストレス対処法を取っているか、考えてみてください。

①生活リズムを整える
②リラクゼーション(呼吸法やストレッチなど)
③コミュニケーション(傾聴やティータイムなど)
④笑いによる自律神経の調整
⑤気分転換
⑥自分に合った落ち着ける環境
⑦仕事から離れた趣味
⑧自然との交流
⑨ストレス解消に依存を求めない
⑩日常生活の中で「感じること」「考えること」「気づくこと」の習慣化

全ての項目が、埋まらなくてもOKです。プログラムでは、書き出したものを共有し合って、自分でも取り入れられそうな対処法は、自分の紙に書き足し、ストレス対処法のレパートリーを増やしました。


5、次回予告

はい!今回はここまでとなります。認知行動療法の部分は、コンパクトに説明を終えるのが、とても難しかったです・・・もっともっと、説明したいことがたくさんある・・・(涙)拙いご説明でしたが、ご理解いただけたでしょうか?

次回も、リワークプログラム体験ルポ、引き続きお届けします!次回は、「傾聴/アサーション」や「作業練習/クレペリン検査」について、ご紹介できればと思います。

では、また次の記事でお会いできることを、楽しみにしています! COCO🎈


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