見出し画像

ヘモグロビン2.4で入院2日目

搬送後病棟で輸血を2本受け、翌日にはびっくりするほど体が軽くなっていた。
それまでは歩けもせず、家の中でもオフィスチェアを車椅子代わりに使っていたのだけど、自分の足でスタスタと息切れもなく移動できるようになっていて少しびっくりした。

一番びっくりしたのが唇の色。
他の顔のパーツの一部といわれてもわからないくらい真っ白に色を失っていたのだけど、ピンク色になっていて、本来の唇はこんな色をしていたのか……と鏡を見に行った。

検査結果はまだぎりぎり

画像1

いくら具合が良くなったといってもそれまでがひどすぎただけで、ヘモグロビン値はまだ6を切っている。
これではまだまだ輸血ラインということで、さらに2本輸血することに。
他人の血を身体に入れるというのはどこか不思議な気分になる。
この輸血が取れたら外出許可と先生が仰ったので、ぽたぽた血が落ちるのをごろごろ転がりながら待っていた。
輸血が終わると慌てて売店へ。

充電器確保

救急搬送されたときはもう動けず、頭も回っていなかったのでスマホの充電器をカバンに入れ忘れていた。
ちまちまと電池を保たせてきたので、充電器を手に入れてやっと思う存分使うことができる。
とはいえ、インターネットとはしばらく距離を置いていたのでKindleで読書をしていただけ。
湊かなえをひたすら読んでいた。

入院生活は平和

入院生活は平和。この一言に尽きる。
精神科入院だとどこかぴりぴりしていた空気がここにはなく、スマホも使い放題、勝手にエレベーター降り放題。
いつまでもここにいるわけにはいかないと思いつつも、ずっとこんな環境にいられたらと思わずにはいられなかった。

退院した今も入院したい気持ちでいっぱいなのですが、とても先生には言い出せず日々虚無に過ごしています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。 よろしければスキ、フォローもよろしくお願いします!