被害妄想や被毒妄想が酷いので医学的に整理する

何故被害妄想や被毒妄想が生まれるのか

まず人間が今の世界を視覚的に認識するには、網膜で得た像を大脳半球の最尾側に位置する後頭葉に送信する必要が有る。後頭葉とは視空間の形成や色識別、運動把握等と言った機能を担っている。

引用:wikipedia
※赤の部位が後頭葉

聴覚等も包括し、これらの刺激は視床核を経由して扁桃体に到達する。扁桃体は自身の意識決定とは関係無く無意識に海馬に接続し、出生し今に至るまでの記憶から認識した刺激を照合し、参照した記憶を参考に、扁桃体が適切な「感情」を出力させる。

しかし出生をしてから各人各様、様々な経験や学習をする。

例えば、極貧家庭で育った子供や、一般家庭で育った子供など。

1000円を本当に貴重と感じる人も居れば、感じない人も居るということ。

それぞれの価値観や物事の捉え方により、記憶パターンの構成が異なり、扁桃体が出力する「感情」も異なる。

つまり被害妄想や被毒妄想は、現在の状況と各人の記憶パターンを扁桃体が照合し、反射的に出力される思考である。

被害妄想や被毒妄想の治療薬

一般的にこれらの向精神薬が使用される

SSRI 選択的セロトニン再取り込み阻害薬
SNRI セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
NaSSA ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗鬱薬
MARTA・SDA・DSS(非定型抗精神病薬)
定型抗精神病薬

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