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推すって愛だね、涙で頬がひりひりしていた。

今日はプレイバックしたい。

noteをプレイバックしていたい。

この6か月ほどをほんとうにnoteに捧げてしまったから。

ちょっとあの映画のように振り返ってもいい?

この映画の主人公の友達モンジが言うんだよ、

あんまり昔の話をするとバチがあたるぞって。

知ってる、わたし昔の話ばかり書いてきたから。

そして、モンジはつづけて言う。

終わったこと話すのも罰当たりならこれから起きることを

話すのも罰当たりだって。

それでいいよって、思う。

バチ当たるもんなら、当たってみろぐらいの気持ちで

わたしはnoteをプレイバックしたい。

noteに来た頃のことで思い出すのは。

ひとりだったね、わたしひとりで来たよねnoteの街にって

ことで。みんなもたいていの人がひとりだったと思うけど。

あの世界中を駆け抜けて今も駆け抜けているあの病を知った

頃に思ったのは。

逢いたかったのに、逢えなかったひとがいて。

もうこの先ずっと逢えないかもしれないんだって。

そういうことが頭の隅をよぎった。

逢っておけばよかったのかと、問われれば向こうのひとが

同じ思いかどうかもわからないのでそうとも

いえなかったけど。

でもあの人にはやっぱりもう一度逢いたかった。

あの人が誰かみたいにうっかり死んでしまわないうちに

逢いたかったって感傷的になっていた。

だから、一度だけ逢ったあの記憶を、心のどこかに

ピン留めしておけばいいのかもしれないって。

記憶の収集家みたいな感じになって日々を過ごして

誰とも交わらない場所のサイトでものを書いていた。

そうこうしているうちに、ライフスタイルと言えば

買い物のスタイルを変えた。宅配にした。

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それは今も続いているのだけれど。

産直の野菜などに生産者のお名前があって。

その裏や下がメッセージを書く欄になっていた。

ある日、わたしはそこのちいさな紙にお礼を書く。

紙はたいていジャガイモの袋の中とかに入っているので

どれもが土のシミがついていたりするけれど。

その紙に、おいしかったですって思いを綴っていると

それだけで、みしらぬ誰かの手を抜かない毎日がある

おかげで日々の暮らしが成り立っていることに

気づき、感謝の言葉を書いた。

ありがとう。ごめんね。ゆるしてくれなくていいよ。

さよなら。あのね。だから。ありがとう。

わたしがnoteに来る前は、素直にこういうこと

なにも言えなかった。

世の中を拗ねていたし。拗ねているような年齢でもないのだ

けれど、たぶん飽きていた。世の中に飽きっぱなしだった。

そして、ほんとうにささやかなんだけど。

荷物が届いて、その素材ニンジンや玉ねぎ、キャベツなどを

おいしかったですとその紙に記す。

別に広告のコピーじゃないんだから、気の利いた言葉じゃなくて、

シンプルなことばをペンで綴っていた。

その時気づいたのだ。

あの病が、大好きなイタリアを襲っていた頃

わたしはことばに気圧されて撃沈しそうだった。

すきだったものもきらいになりそうだった。

ことばって、どんなふうに使えばいいのかわからなくて。

もうことばなんていらないって思っていて、読んだり書いたり

することSNSを覗き見ることもくるしい日々が続いていた。

宅配の名前いいますパルシステムです。

そしてその紙に、すなおな感想を書いてる時。

ことばってこんなふうに使えばよかったんだって、

基本に返るような気持ちになり。

かつあたらしく言葉に出会いなおしているような

ふしぎなきもちになった。

こんな日々だからこそ、伝えてゆくって大事だなって思うって

ことを知った時。

大好きなコピーライターの方が

<感謝と恐怖は共存できない>って

インタビューに答えていらっしゃって。

そうか。

誰かに感謝している時は、一瞬恐怖からは

逃れることができるんだと。

すてきな言葉だと思った。

その時の言葉をかみしめるように、一文字ずつしたためた。

そしてわたしはnoteの街に住むようになった。

そしてあんなに、ひとりだと思っていたわたしを

noteでみつけてくれて、喋りかけてくれる人が幾人も

いた。

そして、なんどもその方達のnoteにお邪魔しては

あのパルシステムの生産者さんへのメッセージ欄のように

ことばを置いてゆくと彼らも言葉を返してくれるように

なった。

今年わたしは泣きすぎた。みっともないぐらい泣いた。

失恋してもなかなかったのに、note読んでは泣いた。

昔、大好きだった人を失って49日を迎えるまで毎日の

ように泣いていたら。涙で頬が荒れた。

涙をながすたびに左の頬も右の頬もひりひりした。

想いが強すぎるとたぶん涙の中の塩分濃度は

濃くなるんだろう。

わたしはそう信じてる。

あの日と同じように涙したnoteをここに貼ります。

今年の推しnoteを教えてください。それは、

たまごまるさんとあるさんです。

そして、最後にわたしをこのnoteでみつけてくれて、

こっちにおいでよっていってくれたみんなと出会えて

よかったです。

明日のクリスマスがみなさんにとって、すてきな想い出の日に

なりますように。もしならなくても、一度でも笑える瞬間が

あればいいねって心の底から思ってます。

じぶんのできうるかぎりの強みでもって、誰かのことをとにかく

全力で応援したいんだと、声にしている

たまごまるさんとあるさん。

その想いのエネルギーとやさしさそしてあたたかさに、乾杯したいです🥂

あの夏の ちぎれる前の 雲の形は
ただちょっと 夢の形に
 似ていたような 


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