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43.ここはモッズ発祥の国、イギリスだぜ?

MODS (モッズ)というイギリス、ロンドン発祥と言われる文化をご存知だろうか。

60年代〜80年代に長期に渡って、モッズからネオモッズと時代に合わせて変化しながら根付いた文化だ。
モッズというのは・・・から説明するとかなり長い記事になってしまうので、こちらのわかりやすくまとめられた、素敵な記事を参考にしてください。

ものすごく簡単に言うと、一つのライフスタイルです。

「清く、スマートに、音楽とファッションを楽しむ」といった感じでしょうか。
アンジーさんが特に、このモッズ文化に惹かれているかというと、、

ファッション文化なのに世界でも珍しい、メンズがベースになって生まれたファッション文化だから。

レディースファッションは、言わずと知れた星の数ほど、○○系、〇〇風と存在して、そこから派生するメンズデザイン。というのが、よくあるファッションのスタイルです。
けど、モッズファッションは男性しか楽しめないスタイルなのです。女性のモッズスタイルとなると、ただのレトロな60's-80'sフレンチスタイルになるだけで、もはやフレンチって言ってるくらいなので国籍が違うんですよね
女性もモッズ意識で、ミリタリーコートを羽織ったりもしますが、どうしてもキマらない。

男性が自ら主体となって、一大ムーブメントを作り出したモッズ。元々紳士文化でレディーファーストではなく男社会だったイギリスだからこそ生まれたんだと思います。だからアンジーにとって非常に魅力的に映るのでした。


日本では、なぜかなかなか流行りづらいモッズ文化。(不思議でしょうがない)
アンジーさんは日本のモッズバンド、ザ・コレクターズをはじめいろんなモッズの情報を集めていました。
日本では、がんばってネットワークを張らなければ入手出来ないモッズ文化。


が、しかしここはイギリス。ナメんじゃねぇよ。

まだまだイギリスはモッズ文化が強く残っています。
ロンドン・ブライトンを中心にモッズのイベントは数多く開催されます。特に夏はイベントが目白押しです。

残念ながら、モッズ文化は若者文化ではなく50代〜70代のおじさん・おばさんが中心ですが、年齢関係なくかなりエネルギッシュです。
そして、親が熱狂的なモッズなら子供もモッズ。といった感じで、貴重な若者層を親子で支えている感じです。


この日、私はベスパRUN(集団でベスパに乗って走り回る、モッズ版暴走族、でも交通ルールはきちんと守ります!)を拝みました。これ、映画の撮影じゃないんですよ。普通の日常。めちゃくちゃCOOLじゃないですか?↓

写真ではわかりづらいですが、100人近いベスパ愛用者があつまって、ブンブン走らせていました。そしてこのベスパRUNの後、モッズのクラブイベントに行きました。モッズ好きの音楽(R&B,60’s black music)が変わりばんこDJによってかけられ、時々モッズロックバンドの演奏があったりすごく楽しいイベントでした。

おじさん・おばさんばかりなのと私が日本人であること、そしてアジアンエイジでめちゃくちゃ若くみられることもあって、その会場内でアンジーさんは、かなり浮いてたと思います。
いろんな方から声をかけられ、年齢関係なしに殿方は余裕でナンパしてきます。本当に、みんな元気。笑
でも、みんなモッズスーツをビシッと着ていたり、ネオモッズのスマートで爽やかなジャージ姿だったりで、みんなカッコいい。
その中でも一際輝く、モッズスーツ姿の紳士を発見!

誰もが見惚れるような存在感でした。

すると、彼が声をかけてくれてナンパしてくれるではありませんか!いえーい!
と思ったのも束の間、彼はモッズイベントのためだけに、こうしてロンドンに来ているイタリア人で、イタリア在住だという。
ヨーロッパ中のモッズイベントは結構どこでも行くとのこと。

なんだ、イタリア人か。

とここで、彼に対するプライオリティーが性格クソのアンジーによって下がったのでした。その日のイベント中は、彼にモッズイベントやモッズ仲間を紹介してもらい、結構仲良くしました。

彼は今でも時々、モッズイベントの案内をしてくれたり、連絡をくれます。


周りにイケメンが揃うのは、とても有難いことであり、気分をよくさせてくれますね。


こういった、クールでかっこいいモッズイベントはイギリスにはたくさんあります。
一般的なパリピクラブに行くのも楽しいですが、アンジーさんは俄然モッズなイベントで好きな音楽を聴いて、素敵なファッションに身を包んだ紳士を眺めるのが好きなのです。


プロポーズまであと480日

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