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「本当に良いプロダクト」を作りたくて未知の環境にDiveしたおっさんエンジニアの話/入社エントリ

バイセルの開発3部でエンジニアリングマネージャーをしています、岡島です。
元々転職意思はそこまでなかったものの、縁あってバイセルに入社しました。バイセルもリユース業界も知りませんでしたが、41歳、飛び込みました。

そんな私が何を大切だと思って入社したのか、仕事に向き合っているのか、ご参考いただけたら幸いです。

岡島久英(おかじま・ひさひで)
テクノロジー戦略本部 開発3部 エンジニアリングマネージャー
2023年2月入社。現在はリユースプラットフォームCosmosのうち顧客管理を支援する「CRM」の開発を担当。京都在住、フルリモートでマネージャー。


これまでのキャリア変遷

「良いもの作れば売れる」と勘違いしてた

新卒ではメーカー系のSIerに入社し、アプリケーション開発を5年、その後にデータセンター事業で新規事業に6年携わっていました。

新規事業ではAmazonが黒船のようにやってきた頃で、「AWSに対抗できるIaaS事業をやるぞー!」ってスタートしました。アプリケーションエンジニアの経験を生かして、サーバーやネットワーク機器を制御する仕組みを作りました。AWSのコンソールのようなイメージでしょうか。

しかし、なかなか売れません。営業がちゃんと売ってくれないから、売り方がイケてない、と思ったりもしました。

事業は赤字が続き、体制も縮小。じきに自分でなんとかしようと、営業同行をお願いしたり、展示会や技術イベントでの登壇、人が集まる場に行って名刺交換しては提案機会を作ったり、電話かけたり、、、完全にビジネスサイドの仕事をしていました。「この機能があれば使うんだけどね」「もうちょい安ければね」といった声をたくさん聞いて、それを実現しても、実際はなかなか売れなかったんですよね。

このあたりで「良いものを作っても売れない」ということを肌身で感じました。真の課題を理解できてなかったし、パートナーシップやサポートなど、売れる要因は他にもたくさんあるんですよね。安くてうまけりゃ売れる、わけじゃないんだと。

なんでもやれる環境を求めて

そしてビジネスサイドから開発まで裁量ある環境を求めて、2016年にFringe81(現Unipos)株式会社に転職しました。当時は100名程度のベンチャー。
エンジニアとして主に広告配信サービスの開発責任者を担い、UniposのPMもやりました。会社の成長のため、事業、採用、育成、組織開発など、何でもやりました。上場も経験でき、無我夢中で楽しかったですね。
一方、コロナ禍の打撃などを受けて事業をたたむなど、最後を見届けることも経験しました。自ら組成したチームを自ら解散し、サーバーやデータを順番にエンターキーで消していく、、、あっけなくて、すごく悔しかったです。

自分の行動が事業、会社の成果に直結する、成功も失敗も肌で感じることができました。まさに青春といった感じでした。

バイセルとの出会い

最初は共通の知り合いを通じて、キュンさん(CTO今村さん)と会いました。そこから松榮さん(当時開発1部部長、現本部長)圭祐さん(開発2部部長)と定期的に会話することになります。

転職意思もなかったし、そもそもリユース業界は未知の世界。申し訳ないなと思いつつ、IR資料から見える成長に対して、事業や組織がどういう仕組みになっているのか、リユースの業界はどうなのか、事例として話を聞いていました。

半年ほどかけて話を聞いて、がむしゃらになれる、50、60歳になったときに自分の力、キャリアを磨くことができると思い、選考を受ける意思を伝えました。

企業を選ぶ軸

①ビジネスと開発の両方を見る裁量

ここまでの経験で、ものづくりへの理解と世の中への理解の両方が大切であることは、十分に身に沁みていました。
ただ、それをできる人材はまだまだ足りていないんじゃないかなと思っています。
自分がそういう人材に成長するためにも、裁量ある環境であることは重要でした。

②適切な市場選択

前職の広告事業は、市場成長とともに会社も成長し、コロナ禍の影響を受けて苦しい局面もありました。
いくらやりたいと思っていることでも、市場が小さいところでは成長幅は小さい。

夢やビジョンも大切ですが、冷静な市場選択も大事だと思っていました。
岩田社長との面談の機会を頂いた際、「社長の仕事とは、市場を選択することだ」というコメントがありました。

トップに対して大変失礼ではありますが「まさにそうですよね!!」と非常に共感したことをよく覚えています。
これが内定受諾の後押しにもなりました。

③トップの熱量

会社組織に対して、熱意や熱量をトップが持っていることは必須だと思っています。僕自身も仕事に対してそうありたいと思っていますし、そういう人と一緒に働きたいです。

キュンさんや岩田社長とお会いしてみて、テクノロジーに対してお金も人も投資していくという本気度を感じましたし、人生を懸ける価値があるだろうと感じました。現に元ZOZOテクノロジーズCTOだったキュンさんが来ているのが、大きな裏付けだと感じました。

バイセルへ入社を決めた理由

上記の①②③はもちろん、キュンさん、松榮さん、圭祐さんとの会話に違和感が無く、一緒に考えたり意見をぶつけたり、気を遣わずやっていけそうだなという実感がありました。

また、業界的にもアナログな部分が多く、組織的にも課題が沢山ありそうだったことも入社の決め手となりました。
整っている業界・組織に入るよりも、自分が会社を創っている実感を大事にしたくて、とにかくやることが沢山ある、チャンスが多い環境が、僕には魅力だと感じたんですよね。

ここなら、自分が入社する意義があるし、会社の成長にもつながりそう。

ベンチャーっぽい体験ができそうな環境だと思いました。

入社してみての感想/今後について

想像通りにやることだらけ、いや、やりたいことだらけでした(笑)。

現在はCRMというプロダクトを担当していて、インサイドセールス(IS)事業部とやり取りしながら開発を進めています。

Cosmos全体像。CRMは顧客対応を効率化するシステム。

ISはお問い合わせ頂いたお客様と一番最初に接する、バイセルの顔です。
リユースのビジネスモデル上、最初にどれだけ買い取れるかの入り口が肝になりますし、ISは次に続く事業をコントロールし得る、つまり
事業成長や利益を大きく左右する部門
だと私は思っています。

一方、ISのお仕事では電話越しにセールストークを展開しながら、ヒアリングした内容をキーボード入力でメモして、お客様に合う査定士を探して…といった、かなりのマルチタスク。しかも短時間で。

CRMを通じて、皆さんのストレスをフリーにしていきたいし、ISが ”セールス” としての業務に集中して、パフォーマンスを上げていけるような仕組みにしたいと思っています。

そしてCRMを開発するテック組織としては、ISの皆さんの力を借りながら、楽しく熱量高くやっていきたいです。

成功したらみんなで笑って、悔しいときは皆で泣ける。
そんな組織にしたいですね。



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