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留学仲間の、その後。

留学先で出会った仲間たち・・・。今頃一体どこで何をしているのやら・・・・。何せ私が留学したのはもうかれこれ30年程前の大昔。そう思うと時の流れの速さにゾッとする。当時はもちろんスマホもないし、EmailもなければFaecbookもない。と言うわけで、連絡先は専ら実家の電話番号と住所だ。紙に書かれたそんな儚い情報は、年月とともにいとも簡単に消え去ってしまった。それでも、今でも繋がっている友達もいるし、近況が耳に入ることもある。記憶をたどり、Facebookでまた繋がった友達もいる。そんな共にアメリカで英語を学んだ仲間の留学後を紹介します。

①今でも繋がっているAちゃんとYちゃんは会社員として仕事を続けている。社内で英語を使う場面もたまにあるらしいけれど、英語に抵抗は無いものの、私から見ると別に英語を使う環境を求めてはいなさそうだ。

②同じアートのクラスを取っていたN君はアメリカからニュージーランドへ移り、永住権を得て仕事をしていたけれど、コロナの影響で一旦日本に数十年ぶりに帰国したらしい。けれど最近またニュージーランドへ帰ることを考えているとのこと。「日本にはあまり長くいない予定」とのことだ。

③当時仲良くしていたJ君はアメリカの大学へ編入し、その後アメリカで日本の大企業への就職を決め日本に帰国。その後はどうしているのか不明。

④留学当時はただの顔見知りだったY君は日本に帰国後、英語を使う環境の職場に入った。その数年十後、偶然にも私も同じグループ会社に入り再会を果たした。今はFacebookでやり取りをする仲だ。

⑤最初から心理学の博士号を取るという目的で留学をしにきたJさんは、大学へ編入し心理学を学び、卒業後現地でインターンをしながら大学院に入学をし、何年もかかったけれど本当に博士号を取り、今でもアメリカで仕事をしている。しかもアメリカ人と結婚をし子供も育てている。尊敬しかない。

⑥そんなJさんと付き合っていたTさんは、アメリカに留学してから十数年間日本に一度も帰ることなく大学に編入し、その後大学院の研究員となり給与をもらうようになった。数年後に会いに行ったらまだアメリカでたんぱく質の研究を続けていた。いつかきっとノーベル賞をもらう人になると、私は信じている。

まだまだ思い出せばたくさんの仲間がいて、目を閉じると当時の思い出がどんどん思い出されて胸が熱くなるけれど、ほとんどの人とは音信不通になってしまった。
私は留学後、どうしても英語を活かして仕事がしたい!!と、こだわりまくってここまで来たけれど、他の仲間たちはどうだったのだろう?きっと留学したおかげで確実に英語に対する抵抗感は少ないだろうし、アメリカでの生活の経験がその後の人生にマイナスになった事は考えにくい。遠い昔のことだけど、きっとその後の人生に少なくない影響を与え、その経験が人生や心を豊かにしたと私は信じている。もう連絡することが無い仲間たちといつかまた何かの機会があって再会できたのなら、きっと話が尽きないことだろう。

アラフィフの私が最近思うのは、どんな一流大学を出ようと、アメリカに留学して英語を習得しようとも、意外と普通に生きている。主婦になっていたり、パン屋で働いていたり、ホテルで接客していたり、一般企業で営業してたり、人事部で働いてたり。表面上では分からないけれど、その人が密かに持っているその豊かな経験をふとした時に感じると、私は魅力を感じずにはいられない。

noteで留学や英語について伝えてきているけれど、こんな円安の時代ではありますが、人生の経験の一つとしてぜひぜひ留学を体験してほしいと切に願う今日この頃です。



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