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~カントリーリスクとアセットアロケーション~


株式投資、特に投資信託やETFなどを活用する場合は基本的に、先進国をベースにすることが基本と言われています。

例えば、人口増加率や経済成長率を軸にすれば、新興国をベースに投資をする方が良さそうです。

なぜ先進国をベースにした方が良いのかと言うとカントリーリスクを考えてです。

例えば、ロシアや中国は、共産主義の独裁国家であるため、御上がルールを変えれば全てが変わってしまいます。
つまり、未知のリスクがあります。
他例えばミャンマーのような軍事政権も同じです。

このように、所謂法治国家としてきちんと成立がしていないと、特に長期投資ではリスクを伴います。

しかし、ポートフォリオの一部に入れるのはありだと思います。

例えば、全世界の株式を所謂、加重平均で買うと新興国の割合は現在大体1割です。

1割ならば、仮に価値が0になっても影響はそこまで大きくありません。
しかし、新興国は急激に成長する可能性も秘めています。

このようにアセットアロケーションをきちんと管理できれば、リスクを抑えながら、リターンを得ることが可能かもしれません。

ちなみに、アセットアロケーションを維持することも大切です。

例えば、先進国9割、新興国1割の割合で株式をもっていて、仮に3年後、この割合が、先進国7割、新興国3割になったら、これを9割、1割に修正します。

具体的には新興国の2割分を売って先進国を買う、または、新興国の買付を止め、その分先進国分を増やすなどにより微調整していきます。

このように自分が理想と考えるアセットアロケーションを維持することでリスクとリターンをコントロールすることが可能になります。

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