HPVワクチン(ガーダシル)の男子への適用が承認されたときの議事録が、厚労省のサイトで公開されています。おかしいと思うことを指摘している人はいるけれど、承認に反対する人がいないのはなぜなのでしょうか。
2020年12月4日 薬事・食品衛生審議会 医薬品第二部会 議事録
「HPVワクチンへの疑問3」からのつづきです。
議事録は、下記のサイトで公開されています。資料が用意されていたようですが、公開はされていません。
以下、一部引用です。
「HPVワクチンへの疑問1」を読んでからの方が、話の意味がわかると思います。
おかしいと思っていることがあるのに、結局「承認に異議はありません」となってしまいました。事務局の回答も、なんだかかみ合っていません。
私も気になっていた海外の試験と国内の試験の違いについても、意見が出ていました。同じ条件で試験ができないほど、日本の場合は症例数が少ないなら、リスクより接種するメリットが大きいと言えるのでしょうか。そもそも、この会議に参加している人たちは、安全だと言い切っているので、結局、反対意見はでないで「承認可」とされました。
反対意見がでないようなメンバーで行われる会議に、意味があるのでしょうか。
議事録の伏せ字
議事録では、他の医薬品についても話し合われているのですが、ヌーイック(遺伝子組換え型血液凝固第Ⅷ因子製剤)に関しては、かなり伏せ字が目立ちます。
実際には「○○」というわけはないので、会議ではちゃんと明らかにされていたのだと思います。けれども、審査報告書も申請資料概要も不純物Aとか黒塗りになっているところがたくさんあります。
審査報告書
申請資料概要
会議で話が出たということは、重要だからだと思うのですが、なぜ公開できないのでしょうか。
このような会議で決められたことを、そのまま納得できますか?