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HPVワクチンの接種前に知っておきたいこと

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HPVワクチンに関する情報はとても偏っています。接種について考え始めたら、まず読んでみてください!
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記事一覧

2013年、鎌倉市が行ったHPVワクチン接種後の聞き取り調査

4月23日に開催された鎌倉市議会で、「鎌倉市は自治体で初めて、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)接種後の体調変化に関する調査を行った」と言っていたのが気になり、掘り起こしてみました。 鎌倉市が行ったHPVワクチン接種後の調査 4月23日の鎌倉市議会については、下記の記事で取り上げました。 2013年に鎌倉市が行った調査の結果については、公式のものは見つからなかったのですが、タウンニュースのサイトに記事が残っていました。 「現在も変調が続いていると回答した人は11

なぜワクチンによる被害者が誹謗中傷されるのか?

4月23日に開催された鎌倉市議会の答弁では、コロナワクチン接種後に死亡した13歳の少年について「64歳以下」という区分でしか公開していないのは、個人情報保護のためであり、ご遺族への誹謗中傷の恐れがあるからだと言っていました。細かい年齢区分で公開しない理由は、本当に個人情報の保護が理由なのでしょうか。 4月23日 鎌倉市議会 4月23日に開催された鎌倉市議会については、下記の記事で取り上げました。 鎌倉市議会のサイトでも、公式の動画が公開されていました。臨時会だけでなく、

日本はWHOと外資製薬会社の言いなり! 水面下で進められていた協議

積極的勧奨が中止となっていたHPVワクチンは、ワクチンの成分が変わったわけでもなく、接種後の健康被害とワクチンの因果関係がないことが証明されたわけでもなく、2022年4月に積極的勧奨が再開されました。再開された背景に、WHOの意見と製薬会社から「警告文書」があったことがわかっています。2021年の議事録などを掘り起こしてみたら、ワクチンに「国を動かす力」があることがよくわかりました。 製薬会社からの警告文書 前回の記事でVioxxの薬害について取り上げ、製造販売元であるメ

Vioxxの薬害から学べること

メルク社の「Vioxx」(非ステロイド性抗炎症薬)は1999年にアメリカで承認されましたが、18ヶ月以上の服用で心血管疾患のリスク増加が認められたため、2004年9月に市場から撤退しました。日本では承認されていなかったのであまり話題にならなかったようですが、この薬害から多くのことが学べます。メルク社は、HPVワクチン「ガーダシル」や「シルガード9」の製造販売元(日本での製造販売元はメルク社の日本法人「MSD株式会社」)です。 臨床試験でわかっていた危険性 今回は、先日の記

なぜ学校は偏った情報を発信させるのか?

人に何かを勧めることには、大きな責任が伴うと思います。相手のためを思って勧めたいなら、デメリットやリスクについてもしっかりと調べるべきです。マルチ商法や詐欺なども、よく調べないで人に勧めたことで被害を広げてしまうこともあります。最近は、生徒たちがHPVワクチン接種を勧める活動している学校が増えていますが、どこまでワクチンのことをわかって活動しているのでしょうか。教育現場では、メカニズムが解明されていないものを勧めることの危険性についても教えるべきではないのでしょうか。 高校

HPVワクチン薬害大阪訴訟 原告本人尋問

2024年1月22日の福岡地裁、2月21日の東京地裁、2月26日の名古屋地裁に続き、3月7日にHPVワクチン薬害大阪訴訟でも原告本人尋問が始まりました。 HPVワクチン薬害大阪訴訟 毎日新聞によると、この日は3人が出廷し「元気な体に戻してほしい」などと訴えたそうです。 以下、毎日新聞からの一部引用です。 これまでの裁判については、下記のサイトに書かれています。 3月7日の大阪訴訟については、今のところ毎日新聞の記事しか見当たりませんでした。 一方、日テレでは3月4

HPVワクチン薬害名古屋訴訟 原告本人尋問

2024年1月22日の福岡地裁、2月21日の東京地裁に続き、2月26日にHPVワクチン薬害名古屋訴訟でも初めて法廷で原告本人が思いを語りました。 メ~テレ(名古屋テレビ)で約7分 名古屋地裁での原告本人尋問については、メ~テレ『ドデスカ!+』で報じられたようです。 今のところ動画(約7分)も公開されており、福岡と比べると長く扱われた印象です。 福岡のときもそうでしたが、なぜ「HPVワクチン」と書かずに「子宮頸がんワクチン」と書くのでしょうか。「子宮頸がんワクチン」と呼

メディアが報じない不自然さ

国が勧めていることなのに、それに関する訴訟が行われていても大手メディアは報じません。取材にも行かないというのは、とても不自然だと感じます。 HPVワクチン薬害東京訴訟 原告本人尋問 2024年2月21日に、HPVワクチン薬害東京訴訟の原告本人尋問が行われました。数日間、メディアが報じたかチェックしていましたが、下野新聞の有料記事ぐらいしか見当たりません。 国が積極的に接種を勧めているワクチンの接種後に、健康被害にあった方たちによる訴訟です。訴訟が行われているのは「事実」

HPVワクチン薬害東京訴訟 原告本人尋問

2024年1月22日に行われた福岡地裁での原告本人尋問に引き続き、東京地裁でも原告本人尋問が始まりました。 被害者への差別的な扱い 福岡地裁での本人尋問については、下記で取り上げました。 以下、下野新聞からの引用です。 被害を訴える方たちが、なぜこのような差別的な扱いを受けなければならないのでしょうか。 アメリカではメルク社のHPVワクチン(ガーダシル)に関して、2024年2月6日の時点で140件の広域係属訴訟が係争中です。 アメリカの連邦地裁では、ガーダシルに関

HPV感染による中咽頭がん

男性 (男子)にHPVワクチン接種を勧める医師らが、「中咽頭がんの予防にもなる」という説明をしている記事や動画を見かけます。子宮頸がんの予防だったはずなのに、肛門がんや尖圭コンジローマの予防がプラスされ、さらに中咽頭がんまでプラスされようとしています。1つのワクチンで、上から下までそんなにいろいろ予防できるのでしょうか。 アメリカでの男性へのHPVワクチン承認 2009 年10月、FDAはHPV6型、11型による尖圭コンジローマの予防用として9~26歳の男性に対する4価

コロナワクチンの月経への影響 厚労省はQ&Aをこっそり訂正して周知せず!?

厚労省は、サイトで公開しているコロナワクチンに関するQ&A「これは本当ですか?」の一部を、いつのまにか訂正していました。重要な情報なのに訂正したことを周知せず、訂正した日付も書かれていません。厚労省がこんなことをして、よいのでしょうか。 コロナワクチンの月経への影響 1月9日の厚労大臣記者会見で、記者から下記の質問が出ました。 誤情報リストとは、これのことだと思います。 新型コロナワクチン(mRNAワクチン※) 注意が必要な誤情報 (2023年12月8日版) このリス

HPVワクチンへの疑問4 反対意見の出ない会議

HPVワクチン(ガーダシル)の男子への適用が承認されたときの議事録が、厚労省のサイトで公開されています。おかしいと思うことを指摘している人はいるけれど、承認に反対する人がいないのはなぜなのでしょうか。 2020年12月4日 薬事・食品衛生審議会 医薬品第二部会 議事録 「HPVワクチンへの疑問3」からのつづきです。 議事録は、下記のサイトで公開されています。資料が用意されていたようですが、公開はされていません。 以下、一部引用です。 「HPVワクチンへの疑問1」を読ん

HPVワクチンに関する疑問3 早々に削除されたニュース動画 

HPVワクチンに関する訴訟についても書こうと思っていろいろ調べているうちに、何日か経ってしまいました。すると、取り上げようと思っていたニュース動画が削除されていました。別の局のニュース動画を・・・と思って準備していたら、それもまた削除。1週間ぐらいしか経っていないニュース動画が、なぜこんなに早く削除されたのでしょうか。 HPVワクチンめぐる一斉提訴から8年目 「HPVワクチンへの疑問2」からのつづきです。 1月22日には福岡地裁にて、福岡など6県に住む22~29歳の女性

HPVワクチンへの疑問2 感染経路に関する謎

東京都は1月11日、HPVワクチンを男性が接種した際の費用負担を軽減するために、自治体に対して補助を行う方針を明らかにしました。東京都は、男性への接種を積極的に勧めようとしています。男性が接種するメリットなどを調べているうちに、HPVの感染経路について疑問がわいてきました。 HPVはありふれたウイルスなのに 「HPVワクチンへの疑問1」からのつづきです。 上記のニュース記事には、男性がHPVワクチンを接種すると「性交渉による女性へのウイルス感染を防ぐことも期待できる」と