厚労省のサイトで、新型コロナワクチン接種後に死亡した事例の報告が公開されています。11月11日に、新たな報告が公開されました。その中から、新たに接種が始まったオミクロン株BA.5対応ワクチン接種後に死亡した2つの事例を取り上げます。
ファイザー2回→モデルナ→BA.5対応ワクチン接種後に死亡
今回、BA.5対応ワクチン接種後に死亡した事例は2つ報告されていましたが、そのうちの1例はファイザー製とモデルナ製の交互接種、さらに途中でコロナに罹患してラゲブリオ(モルヌピラビル)投与もあったと書かれています。
資料1-3-1-別添【事務局追加修正】 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティRTU筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5) より
この情報だけでは何も判断できませんが、メーカーが他社ワクチンとの互換性のデータはないといっているのに行われている交互接種、市販直後調査で死亡の報告もあるラゲブリオ投与、マウスのデータだけで特例承認(一部変更承認)されたBA.5対応ワクチンの接種が行われているので、どれがどう作用したかは誰にもわからないのではないでしょうか。
この事例を見ていると、人体実験を行っているとしか思えません。
「アナフィラキシー疑い」から「その他の反応」に変更
2つめの事例は、おそらくテレビでも報道されている40代の方です。発症日や年齢、経過から、この事例だと思われます。
まず、読売新聞オンラインの記事を引用します。
この記事からは、アナフィラキシーの対応ができなかったことが、死亡につながったように読み取れます。
次に、厚労省の報告を見てみます。
確かに、「エピネフリンを静脈内投与しようとするも静脈路確保できず」と書かれていますが、搬送先で引き継いだ報告医2の報告を見ると、アナフィラキシーではなかったようにも読み取れます。
下記は、報告医1による第二報です。「アナフィラキシー疑いとして報告されたが、第二報としてその他の反応として報告された」とのことで、太字部分が追記・修正されています。
因果関係は「関連あり」から、「評価不能」に変わっています。
わざわざ糖尿病を追記したということは、接種と基礎疾患が死亡に関係していると考えたからでしょう。テレビに出ている医師や専門家と呼ばれる人たちは、「基礎疾患がある人はぜひ接種しましょう」と言っていますが、ワクチン接種が基礎疾患の悪化につながっている事例はこれまでにも多数報告されています。
予診票上の留意点として糖尿病があったとのことですが、どのような基準で「接種しても大丈夫」と判断したのでしょうか。これまでも、糖尿病の方は多数接種していますが、何を留意するための記載なのでしょうか。「留意点」として書いても接種OKとなっているなら、接種後にデータを集めたりはしているのでしょうか。
また、救護室に移送する際に、「接種前から体調が悪かった」との訴えを看護師が聞いた、とあります。体調が悪いけれど、無理をして接種してしまったということなのでしょうか。「第8波が来る」とあおり、基礎疾患がある人への接種を促す報道が、そのような気持ちに影響した可能性はないのでしょうか。
BA.5対応ワクチンは、マウスのデータだけで申請されて特例承認(一部変更承認)され、ヒトのデータはまだ試験の途中です。データもないのに、なぜテレビに出ている人たちは、あんなに自信を持って接種を推奨できるのでしょうか。
コロナワクチン接種後の血圧上昇については、以前の記事で取り上げました。基礎疾患がある方は、より注意が必要だと思います。