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【1分半で分かる文章の書き方】①感謝のメール

 こんにちは。H&Mと申します。

 「メール術」というほど、たいそうなモノでもないかもしれませんが、約20年記者をやってきた中で考えた文章の書き方を一度まとめてみようと思います(ごくごく初歩的な内容ですので、プロの方はお読み流しください)

 ①感謝のメール  です。

 >ありがとうございます。

 >感謝しております。

 >御礼申し上げます。

 >誠にありがとうございます。

 >感謝致しております。

 >心より御礼申し上げます。

 >深謝致します。

 相手に感謝の気持ちを伝えるメールは、とても重要ですよね。

 この7つの表現は、一見、どれも似通っていますが、実は感謝の”度合い”が大きく違います。

 上から下に至るに従って、御礼の意思が強くなっています。一番上の「ありがとうございます」を「感謝度1」とした場合、最下部の「深謝致します」は「感謝度7」ぐらいのパワーがあります。「ありがとうございます」7コ分の気持ちです。

 よって、どの程度の御礼を込めるかによって、表現を使い分けるのです。私は「ありがとうございます」「感謝しております」は挨拶程度、「御礼申し上げます」は感謝の意思を示す程度、「誠にありがとうございます」「感謝致しております」に至ってようやく素直に御礼を伝えており、「心より御礼申し上げます」で心を込めた謝辞としています。最上級の「深謝致します」はめったに使わない、とっておきの言葉です。

 こんなに細かく考えるのは、ビジネスマンだけでしょ?

 違います。肝心なのは、7つの表現に込められた、気持ちの”強度”を理解することです。同じような表現でも、気持ちの強さが違うことを知れば、友人へのメールでも、率直な自身の考えを的確に表現できます。

 よろしければ、使ってみてください。お読みいただき、誠にありがとうございました。

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以下は例です。不要な方はお読み飛ばしください。

 ●●様

 いつもお世話になっております。

 先日はお忙しい中、お時間をいただき、ありがとうございました。

 伺ったお話の数々、大変、勉強させていただきました。

 何より、長年、現場をまとめられていた際に心掛けておられた、挨拶の重要性、心に残りました。貴重なお話をお聞きでき、感謝致しております。

 また、お食事もご一緒させていただき、ご馳走になり、恐縮です。

 心より御礼申し上げます。

 これを機会に、よろしければ今後ともご指導いただければ幸いに存じます。

 どうぞよろしくお願い致します。

 誠に、ありがとうございました。

 ●●

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【裏技?】

 ・メール文末にもう一度「ありがとうございました」と記すと、御礼のメールであることが強調されますので、オススメです。

 ・「誠に」「心より」などの次に「、」を打つとそこで一拍置くため、一層御礼が強調されるので、相手に感謝を印象付けやすくなります。

以上、ここまでお読みいただき、深謝致します

H&M

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