理解した時には手遅れ【140字小説】

酒に酔った俺は、夜道を自宅へと歩いていた。

時折吹く夜風が、火照った体を冷やしてくれる。
とても気持ち良い。

ふと脇道を見ると、奥から数人がフラフラと歩いてくる。

彼らは肌が青ざめ、目が潰れ、骨がくっきりと浮き出ている。

あまりの光景に固まっていると、彼は大きく口を開け、そのまま俺を……。

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