Are you "technologically challenged"?
最近はまっているのが、アメリカの reality show(ノンフィクションTV番組)で、"90 Day Fiance"という番組です。これは、アメリカ人と非アメリカ人のカップル数組(結婚を前提として交際中)を同時に密着取材した、TLCという制作会社の作った番組です。タイトル「90日のフィアンセ」は、アメリカの K-1 Visa というビザに由来します。このビザは、アメリカ人と婚約中の非アメリカ人が、このビザを取得すれば、結婚準備等のために90日間はアメリカに滞在できる、ただし90日以内に正式に結婚しないと、すぐに本国に帰らなくてはならない、というものなのです。カップルのどちらかがこのビザを取得して結婚準備中の数組を取材した番組本編は 、Season 7 まであり、その他にスピンオフ番組も数種類、数シーズンあります。
現在、毎週日曜日夜に放送中なのが、"90 Day Fiance: Before the 90 Days"というスピンオフの Season 4 で、これはアメリカ人と非アメリカ人カップルが、婚約にこぎつけるまでのドタバタ(笑)に密着取材したものです。この中に、アフリカ系アメリカ人51歳女性 Yolanda(ヨランダ・上の写真左) と、イギリス人 Williams (ウィリアムズ・上の写真右)という若くてイケメンでマッチョな白人男性(2人はインスタで知り合って、直接会ったこともビデオ通話したこともない)のカップルが出てきます。周りは、ヨランダに「騙されているんじゃないの?」「詐欺なんじゃないの?」と忠告するのですが、本人はラブラブ気分満開で全く疑わない。心配した娘が、ウィリアムズの写真を画像検索したら、その写真はあちらこちらで使われているストック写真だと分かり、また、彼の電話番号も検索して、ナイジェリアの番号だと分かりました。
何か、前置きがものすごく長くなってしまいましたが…。この流れの中で、ヨランダの娘が、”My mom is technologically challenged..."と言うシーンがありました。私は、これを聴き、「あ、パソコン音痴って、こう言うんだ!」って思ったんです。わたしも、パソコンは苦手な方なので、この言い方は言い訳するときに便利だから、覚えなくては!と(笑)。
この ".... challenged"という表現は、他にもいろいろあります。例えば、physically challenged 「身体に障害のある」visually challenged, optically challenged 「目が不自由な、視覚障害の」。disabled は「能力がない」というのが元の意味なので、非常にネガティブな響きがあり、handicapped も「ハンデを負った」というネガティブな意味なので、これらよりも、最近は challenged の方が、差別を避ける言い方とされています。
ここでの challenge の意味は、ざっくり言うと「努力を強いる」という意味です。ジーニアス第5版には、他動詞 challenge の意味として「〈人の〉能力[技量]を試す」という意味が載っています。
だから、technologically challenged とは、「テクノロジーに試されている、努力を強いられている」ということで、「パソコン音痴」を遠回しに、丁寧に言う表現です。自分の話なら、"I'm not good at using computers."(パソコンは苦手だよ。)で問題ありませんが、他人のことを言うのに、"John is not good at using computers." と言ったら、ジョンには失礼になってしまいます。
Oh, I didn't mean to write this long. Maybe I talked too much about 90 Day Fiance stuff, haha. OK, that's all for today. Thanks for reading! If you like this post, please don't forget to click the heart button! See you soon!
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