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English for Intercultural Dating 1: "resource"

今回も、アメリカの人気リアリティ番組 "90 Day Fiancé" (日本未公開)からユニークなカップルを一組紹介し、彼らの登場場面で使われた英語表現をピックアップしたいと思います。

ちなみに、私が英語表現をピックアップする基準は、①日本の英語教育の中で、あまり取り上げられないもの②アメリカならではのユニークな、面白い(と私が思う)文脈で使われているもの、です。

この番組自体の説明は、前回の記事をご覧ください。

Today's couple: Juliana (Brazilian, 23) and Michael (American, 42)

このカップルは、2019年7月から今年の2月にかけて放送された、"90 Day Fiancé" Season 7 に登場したカップルです。上の写真の中央のマイケルはアメリカ人42歳、同じく左側の黒髪の女性は、ブラジル人ジュリアナ23歳です。ちなみに、右側の女性は、マイケルの元妻 Sarah(サラ)です。

ワイン関係の会社を起業して成功しているリッチなマイケルは、クロアチアで友人が開催した、世界中のセレブが集う船上パーティーで、モデルのジュリアナと出会いました。紆余曲折あったものの、2人は婚約までこぎつけ、ジュリアナは K-1ビザを取得し、マイケルの住むコネチカット州の大きな家で、マイケルとサラとの間の子供2人も一緒に、4人で生活を始めます。子供たちは、Max(マックス、下の写真左)と Cece(スィースィー、同右)。

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Today's word: "resource"

ジュリアナは、この2人の子供たちが、母親サラとの間を行ったり来たりしながら暮らしていることがわかり、また、サラとマイケルも良い友達関係を保っていることを知り、ビックリします。ブラジルでは、彼女曰く、離婚した相手とは一切会わないのが普通だそうです。マイケル、ジュリアナ、サラ、マックスとスィースィーの5人がテーブルを囲んで、これからどう家族関係を築いていくか、話し合います。

ジュリアナがごく自然体でマックスとスィースィーに接していて、また、子供2人も楽しそうなのを、サラは見て、心穏やかではないようです。サラは、「ジュリアナは、この家族の中で、どういう立ち位置になるの?」と、ジュリアナの目の前で、マイケルに詰め寄ります。(こわっ!)

マイケルは、「子供たちにとって、母親はサラだけで、ジュリアナがサラの代わりをすることはできないよ。」と、サラを安心させます。その上で、"But it'll be great to have her (=Juliana) around as a resource."(でも、ジュリアナが近くにいて、子供達の力になってくれたら、それはすごくいいことだと思うんだ。)と、素晴らしい答えを述べるのです!

さすが、起業して成功するだけのことはある、弁が立つ!(笑)


上のYouTube動画で、1:35くらいのところで、マイケルがこのセリフを言います。(どうしたら、YouTube のプレビュー画面が表示されるのか、分かりません。どなたか、コメント欄で教えて下さると大変助かります。I'm technologically challenged, so.)

パソコンでご覧になる場合、英語字幕を表示させて視聴することをお勧めします。(画面左下にカーソルをもっていくと、「設定」アイコンがありますので、そこから「字幕」をクリックし、英語字幕を設定しましょう。自動生成なので、不正確なことも多いのですが、字幕無しよりも、英語学習にはずっと良いです。)

さて、resource という単語ですが、これはなかなか日本語に訳しづらい。ちなみに、ジーニアス第5版では、可算名詞 resource の意味として「資源、財産」「(教育)資料」などが載っています。つまり、必要なときに頼れるもの、分からないことや困ったことがあったときに解決策を引き出せるもの、と言う意味があるのです。

上の和訳では、私は resource を「子供達の力になってくれる人」と解釈して訳しました。要は、母親ではないけれど、子供達のために一肌脱いでくれる人、という役割をマイケルはジュリアナに望んでいるわけですね!

OK, that's all for today. Hope you enjoyed the post. If you like it, please don't forget to click the heart button! See you soon!

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