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犯人は想定内、主人公は規格外だった/ドラマ『霊媒探偵 城塚翡翠』最終話

なんとなく漂っていた得体の知れない違和感は、これか。

最終話と銘打った第5話で、これまでの話の謎がすべて回収された。

(以下、ドラマの内容を含みます!! まだ第5話を観ていない人は読まないでね)

***

こんなん、あるの?(笑)

ちょっと、これ原作既読の人は、私を含む原作未読視聴者(結局原作を読まずに視聴し続けました)の反応をどんな風に見ていたのだろう。というか、どんな風に楽しんでいたのだろう。

「そこ、そこですか! そこが痛快ポイントになりますよね、ええ」。
何言ってるか分からないだろうけど、視聴した人なら言ってる意味が分かるはず。

いえね、犯人は大方予想通りだったのだけど、「あー、やっぱり」で終わらず、その先の大どんでん返しに驚愕したのだ。そして清原果耶ちゃん、恐ろしい子! 超セレブの霊媒師、つい守りたくなるようなやさしくか弱い女性。……からの激変ぶりには、素で驚いたのと同時に「ああ、この違和感だったんだ」と納得した。お嬢様育ち(という設定)とはいえ、若干お遊戯会のような芝居じみたところがどうにも奇妙だなと思っていたからだ。

初回感想でも書いたけれど、正直ミステリーっぽくなかったので「面白いのか分からなくなってきた……でも果耶ちゃん見たい、トキューサ見たい、小芝ちゃんもミッチーも見たい!」と思いながら、視聴を続けてよかった。

それにしても、これまでの事件を説明していく翡翠の超絶長台詞には圧倒された。目の前に犯人いるけど、ひとり芝居状態。

どうやって覚えたのか!?

……ってことはまあ一瞬考えたものの、果耶ちゃんの演技にズリズリと引き込まれていく。「この長台詞を言っている間に、犯人はいくらでも逃げられた気がするが……」なんてことも思わなかったわけではないけど(ほんとに嫌な人間、私)、犯人も真実にびっくりして動けなかったのではないかしら。

「憑依した翡翠の演技、すごかったですよね~」なんてコメントで語り合った第1話を思い出し、ははは……と苦笑い。気の毒なのは、田中道子さん演じる雨野刑事。大丈夫、私のような視聴者と同じですよ(笑)。気持ち、分かりますよ。翡翠のマンションで真の用意したケーキをヤケ食いしたい気分ですよ。

でも、しばらく部屋にこもってプリンをヤケ食いした翡翠の気持ちも分からなくはなかった。こっちも本当の彼女なのだ。

とにもかくにも、してやられた。
あーー、ドラマタイトルも伏線ってこういうことか。

次回からは同じ登場人物で別の物語がはじまる。ようやく、真を小芝ちゃんが演じる意味が理解できそう。ところで、翡翠が握っている真ちゃんの弱みって何だろう。そこはちょっと気になる。

次回も楽しみ。

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日曜夜の怒涛のドラマリレーから、「じゃあなんでベッド買ったの?」なんて言ってくる斎藤(体重増えたり減ったりするより、この色気の出し方に鈴木亮平さんの恐ろしさを実感中)と、覚醒した岸本、正義に酔いながら弱い自分と向き合うことになった恵那から目が離せない『エルピス』、松尾氏!最低やなー!でも幸せやなー!と、諭のバイト先の皆と同じように祝福した『拾われた男』……と続く週末、週始め。水曜日の『ファーストペンギン!』以降が、録画で一気視聴になるパターンに陥っている……。なのに来期のドラマ情報もだんだん出てきて、今日は「きゃー! 井上真央ちゃんと佐藤健さん、松ケンで脚本が安逹奈緒子さんだなんて、私好みだ!」と、『100万回言えばよかった』情報解禁に大興奮。一日中、ドラマばっかり観ていたい(笑)。

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