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2024年も健康とおいしいものと、エンタメと。

昨年は疫病に罹って帰省できなかったが、今回の正月は実家で過ごした。

相変わらずネットより詳しい母による近所情報を聞いては流し、聞いては流す。

「〇〇さんの嫁さんのいとこが〇〇会社に勤めていて……」
誰やねん、それ。

「〇〇さんって、あんたと同い年でお医者さんなんだって。あんた同じ高校だから知ってるでしょ?  いいわねーお医者さん」
いや、全同級生把握しているわけではないし、医者だからって幸せとは限らないし。

母には申し訳ないが、話を真剣に聞いていると頭痛がしてくるので、毎回この手の話は適当に受け流すことにしている。それにしても、これらの情報を一体どこから仕入れてくるのか。

話題を変えようと、「お母さんの友達の〇〇ちゃん、施設に入った後は元気なの? 最近電話してこないの?」と尋ねたら、「ああ、〇〇ちゃんね、こないだ死んだわ」という返し。

えええっ!

私もその人をよく知っていて、どちらかと言えばそちらの情報を早く知りたかった。かなりショックである。朗らかで、頭も冴えて楽しい人だったのに。

こんなトークを繰り広げつつ、3日目。

秋に実家から送ってもらった柿と、ホットケーキミックスを使って柿ケーキをつくった話をした。

「ケーキ? そんなのできるの?」と母がえらく驚くので、つくり方を教えて最後に「柿をカットして敷き詰めて焼いて、8等分にして1つずつ包んで冷凍する」と言ったら、さらに「えっ! 冷凍するの?」と、また謎の顔で聞いてくる。

話がなんとなくかみ合わないと思っていたら、母が思い描いていたのはこっちの「カキ」だった。

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おいしゅうございました。

実は、帰省の際に友達にお土産を持って行ったら、広島の知人から牡蠣が送られてきたところに遭遇し、おすそ分けしてもらったのだった。ちょうどその牡蠣を酒蒸しにして食べた翌日のできごとだった。

母は少し耳が遠くなってきたので、こうした行き違いトークが多い。しかも昔から彼女の話には主語がない。それまで会話に登場していた人物とは違う人の噂話を唐突に始めるので、私は毎回混乱する。まあ半分しか聞いてないんだけど(笑)。

姉とは健康トーク。正月に話したのは、髪について。私は伸びるのが早いからなのか、歳を重ねてもあまり細くならない。美容師さんからは「健康的過ぎて、毎回カットするのにすごく力が要る」と言われるほどだ。

ただし、白髪については深刻だ。「もう白いままでいいや」と、カラーをやめようと何度も試みるも挫折。真っ白なら素敵なミセス風でいいのだが、まだらなのが残念なところ。ところがカラーをしても、髪が伸びるのが早いのでつらい。

カラーリングから50日経った先日、伸びてきた白髪の部分を測ったら(皆さん、測ったことあります?)3センチあった。50日で3センチというと、1日に約0.6ミリ伸びている計算。2ヵ月で3.6センチ、3ヵ月で5.4センチ、半年で10.8センチ! どうりで、白い部分が圧倒的に増えていくわけだ。学生時代の友人は1ヵ月に0.5センチほどしか伸びないため、根元のカラーは3ヵ月に一度、全体のカラーは半年に一度で十分らしい。う、うらやましすぎる。

2日の夜は『義母と娘のブルース  FINAL2024 謹賀新年スペシャル』を視聴。麦田のおバカ加減と一途さは、きっと地球を救う。そしてみゆき、大樹は、大好きな午後の紅茶CMカップルでもあるので、親でもないのに結婚式にしんみり。用意周到、ぬかりのない亜希子さんが、血のつながらない娘との日々を「奇跡だ」と話すシーンは、これまでのことが思い出されて感慨深かった。

さて、そんな正月三が日の最終日の晩ごはんは「おせちカレー」。

根菜カレーもどきになりました。

具は、おせちのお煮しめ(れんこん、にんじん、里芋、ごぼう、昆布)。それに、冷凍していたトマト、しめじ、玉ねぎ、鶏胸肉のミンチを追加した。意外とおいしいので、おせちに飽きた人はお試しを。お正月=カレーを刷り込まれた昭和な人間だと、つくづく実感中。

お正月の〆はカレーです。


そして恒例、お寺さんのクロちゃんは元気だった。冬毛でころころ。足元でひなたぼっこして、かわいい。

冬毛でモフモフ♪


こんな風ですが、2024年もどうぞよろしくお願いいたします。

おいしいものを食べ、よく眠り、好きなものを愛でる毎日が、皆さんにも私にもありますように。そしてつらいときは、「つらい」と言えますように。

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